ダメな男ほど愛しい(ユキムラ)/松文館・ダイヤモンドコミックス


課長の槙原は昔から背が高い男が好きで、手や口がデカイとなおさらよく、それでいてヘタレであればあるほど好みだった。同じ会社の水野はまさに理想通りの男で見ているだけで幸せだったのだが、その水野に飲みに連れて行ってくれと言われ浮かれあがってしまう。(O)


俺様

どの作品もすんばらしくツボってしまい、もし隣に人がいたら興奮のあまりバシバシ叩きのめしてしまうぐらいの勢いで読了。そしてその勢いの赴くまま我を忘れてじゃあなちゃんに「いいホモあったよ〜」とメールしてしまうほど良かった。
何が良いって全てが良いっ!話もキャラも雰囲気も全てが最高っ!こんなに声高くホモを褒めるのは久しぶりで、自分の興奮ぶりがとても恥ずかしいのだが…。とにかく良いっ!とにかく読めっ!!あ、でもティーンエイジャーホモが好きな人にはすすめません。

★★★★☆
じゃあな
 受と攻が、ゴングが鳴るまでわかりづらい…と言うより、ゴングが鳴っても判りづらく、試合開始では確かに攻守決まっていた様な気がするのだが、試合終了には逆転サヨナラホームラン決まっていそうで、受は受! 攻は攻! 派の私には不向き…の筈なのだが、実は受も攻も「どっちがどっちでもいい」というくらい好みなので、あまり気にならないのだった。アラ、いいじゃない両方出来た方が。二倍楽しめて…といつもは口が裂けても言わない様な事を言ってみたり。
 槇原課長の好み「大柄のヘタレ年下男」って「そんなん私だって好物だよ」と思ったが、女の立場でいくと仕事は出来た方がいいに決まっているので、やっぱりいらない。課長にあげる。こういううるさい事を言うから女というのはホモよりシアワセを掴みにくいのかも知れない。式はともかく、解答は正しいですよじゃあなさん。
★★★☆


君とディナー(梶本潤)/マガジン・マガジン ジュネコミックスピアスシリーズ


告白してきた女子社員との交際を断ったら社内中にEDだと吹聴され、そのショックで本当に勃たなくなってしまった気の毒な男・若宮。食品会社の開発部に勤める彼に、後輩の高殿は日々熱烈なアプローチを。調子のいい高殿の言葉など本気にしない若宮だったが、ある日ふとした弾みで彼の「本気」をかいま見て気持ちが揺れる。(J)


じゃあな

 爽やかラブコメ系エッチ。年下熱烈攻が年上専門バカ不器用系受にモーレツにアタックするという設定は大好物なのだが、敬語・丁寧語を使わないので、年下攻の旨味はあまりない。高殿が若宮を呼ぶ時の「いっちゃん」というあだ名もちょっとマイナスポイントかも。個性があっていいから、個人の嗜好によるが。
 ネタが残ってる様子なのでこのM&M食品会社モノは続くのか。上村専務は十条部長なんですか。私は社長がタイプなんですけど…。巻末のギャグ掌編「3年目のホンキ」は面白かった。こういう勢いのバカ話は好き。

★★

それを言ったらおしまいよ(よしながふみ)/太田出版F×comics


売れない作詞家の崇は、飢え死にしそうになると元同級生である医者の耕平にメールを入れる。崇はホモだが、耕平はあくまでノーマル。そんな耕平に見合い話が持ち上がり……。(Ai)


愛恵

煽り文句にやられました。「野郎で29歳でそんなに可愛くて、どーすんのお前?!」もう29歳という年齢にビンビン来ましたね。耕平の目に映る崇は本当に可愛くて、どーすんの?!と言いたくなるのも頷けます。いやでも耕平の方が好みですが。カバーの漫画読んで、一年経っても言えないでいる耕平にホッとしてます。あなたはそのままで居て!!表題作がこのように可愛かったので思わず油断しました。流石よしながふみ、他の作品が後味悪くてノックダウンです。愛恵はダメージを受けた。痛恨の痛手だ。HPゼロ!MPゼロ!オタク1。フウー。危ないところです。オタクポイントだけで辛うじて生き長らえました。しかし、そのオタクポイントも、後半ちっともホモが無いのでマイナスに近付こうとしていました。
が。奥付を見て復活。2004年発行の本なのに2003年2月7日て。もうどこからつっこめばいいやら。時をかけた漫画です。是非ご一読を。

★★★


キミは「ぽち」だ!(霧島珠樹)/海王社・GUSH COMICS


山南銀平は代々東ノ宮家に仕える忍の次期頭目。ボディガードとして東ノ宮の当主を守る事が自分の使命と心得る銀平の元に、現当主の重傷と現頭目である父の訃報が届けられる。いよいよ自分が次期当主である若君をお守りする番になったかと、幼い日の若君の面影を胸に銀平は単身上京する。(J)


じゃあな

 霧島珠樹は従×主ものが好きなのだな。私もだよアミーゴ。「若!!」よりも従者が従者らしく、主人がワガママな女王様(というのには貫禄が足りないので「お姫様」くらいか)なのでポイントアップ。とりあえず銀平のキャラの良さで結構楽しく読める。た、タイプだな銀平…。緋雨とか両パパがうろうろするのがやけにきらきらしく、ありえねーとB級感を増幅させるが惜しいが、どうせそういう話だからいいのか…。
 山南と東ノ宮それぞれの当主は、山に登って主従の契りを結ばなくてはいけないらしいのだが、隠忍の山南と陽忍の森村の両家で守っている筈の東ノ宮。緋雨、あなたは何もしないでいいんですか。いいんですね。どうやら昔から山南と森村の当主はこういうキャラだった様だな。

★★


キミは「ぽち」だ!〜大学生編〜(霧島珠樹)/海王社・GUSH COMICS


大学生になった蒼司と銀平。相変わらず忠犬のごとく若君に仕えながらも、自分の恋心を抑えるのに必死な銀平にかえって蒼司はイライラ。そんな時、同級生の青山が蒼司にやたらとちょっかいをかけてきて…。(J)


じゃあな

 おっ、いい具合に育って来ましたね。自制し続けたかと思うと突然キレる銀平は相変わらず可愛い。私の好みとしては若君が美人さんじゃなくてカワイコちゃんなのが惜しいが、この体格差がいいのかも知れん。腹筋が三つどころか四つくらいに割れていそうな霧島キャラの本領発揮か。はあはあ。
 大学生編ととともに、パパ達編も収録。父親を亡くしても平静に振る舞う伊丞に「お前は泣いてやんねーの?」「ムカつく」とイラついていた真鞘だが、「アンタの息子はもっと平気な顔してましたよ」と伝えてあげたい。どうでもいいけどこの人の名前「真蛸」って何度も読み間違える。
 緋雨パパが意外とステキだった。誠実な感じ。何で息子はあんなに人相が悪くなっちゃったんだろう。

★★☆




許可証をください!(鳥城あきら)/二見書房・シャレード文庫


化学薬品の製造会社に勤める阿久津弘は、初の四大理系卒雇用という事で期待されている。ホワイトカラーの彼だったが「ないよりはあった方がいい」と、現場で使うフォークリフトの免許を取る事に。製造部の前原に特訓を受ける事になったが、実は弘は以前から前原の事が苦手で…。(J)


じゃあな

 私は一時ガテンヤンキー受に夢中になった事があったが、そんなピンポイントの需要は供給がなかった。物資の深刻な不足により、飢え死に寸前のマイブーム。ゆえに本書を最初手にした時は「なーんだ、ガテン受じゃないのか」と放り出していたのだが、オブジイヤーの人気ぶりから興味を持って未読の棚から引っ張り出してきた。
  ふんふんなるほど。確かに、最近の石を投げたら当たる様な、出会って強姦して体から始まった二人の関係だけどハッピーエンド…ではなく、きちんとお仕事したり、衝突したり和解したり認め合ったりしているので好感度は高い。
 しかし、弘があまりにも無意識天然の誘い受の為、これじゃ前原も気の毒だよなと同情を禁じ得ない。こんな事ならきちんとステップ踏まなくていいから、とりあえず強姦しとけと強攻策に出たくなった。こういう人(私)が今のボーイズラブ業界を支えているのだな…。
 ガテン受への夢が捨てきれない私は、前原の子分の菊川か滝田が組長を襲ってくれないのだろうかと密かに夢を見ている。強姦から始まる恋も可よね、キクちゃん。

★★★



最高の恋人(犬養きり)/幻冬舎・幻冬舎コミックス


高校のアイスホッケー部に所属する太郎の家にやって来たガイジンは、なんとアメリカ大学リーグの花形スター! 憧れのサイ・マッケイブはしかし、父親の恋人で、アメリカでの選手生活を捨てて日本に移住して来たという。複雑な思いを抱えてひとつ屋根の下での生活が始まった。(J)


じゃあな

 「プライド」ブーム(と、いう程のブームも起こっていない気がするが)の尻馬に乗ったわけでもあるまいが、むかーしどこかで見かけたコミックスの新装丁版である。サイが日本に来てからの物語が表題作で、日本に来るまでの物語も併録されているのだが、こっちは表題作の二年後の筆による。急にアニメっぽい線になるのだが、パパの苦み走りっぷりは近作の方が良い。パパ凄い。ダンディズムが全身からほとばしってる。苦み走ってるを超えて、もはや苦い。
 表題作のサイのカリアゲも何とかして欲しいが、しかし、アメリカ時代の彼はかわいこちゃん過ぎて、よく知らないのだが選手がゴツいイメージのあるアイスホッケーに、こんな可愛い子がいる事があるのだろうか。まあキムタクがやってるくらいだからメイビーあるのかも知れないね。

★★★



誘惑の香り(杜山まこ)/マガジン・マガジン ジュネコミックスピアスシリーズ


俊哉のバイト先のカフェには、毎日決まった時間、決まった席にスーツの男がやって来る…かけもちしているバイト先のオーナーの弟・カナエは俊哉にとって苦手で気になる存在。そんなカナエに突然トイレで襲われて…。(J)


じゃあな

 粗筋だけだと俊哉が受みたいだが、実際はカナエがサラリーマンの迫り受(年上)。私自身が引っ越しをした直後で、手元に新刊がなく、感想を書いていなかったこの本を見つけたので引っ張り出してきてこうして感想を書いているわけだが…書かなかったのは書きようもなかったからか。何かインプレッションを得られないものかと三度読み直したが、わかった事と言えば、いつでもどこでもしゃぶるはめる彼らの衛生観念をちょっぴり心配していたのが「あっ、第一話では俊哉がお風呂入ったばっかりって説明してる。良かった」という事だけだろうか。

★☆



水の記憶(桜城やや)/角川書店・アスカコミックスデラックス


高校教師の椎名は前任者が急病の為、急遽水泳部の顧問を任される。「何もわからないからテキトーにやっとけ」と投げやり気味の椎名だが、実は彼が学生時代将来を有望視された選手だったことを部員の門倉だけは知っていて…。(J)


じゃあな

 表題作で、教壇の椎名が煙草に火を点けた瞬間、門倉がその手首を掴んでいた瞬間移動の秘技だけは不思議だったが(ごめん、つまんないとこ突っついて…でも、最前列にいたとしても着席していた門倉が立ち上がってそこまで行くのは不可能だと思ったんだ…)、収録作品全部読みやすくて面白かった。まあ最後の作品だけは書いたのがずいぶん前というのも考慮してご愛敬だが、他はなかなかいいじゃないの。
 「続きが読みたい!」って感じのひっぱった終わり方じゃなくて、どれも短編としてキャラもストーリーもこぢんまりとまとまっているので充実感がある。美味しいステーキでもお弁当にいれるならサイコロステーキの方が嬉しいっていう、なんかそういう…。凄い設定がありそうで、凄いストーリーがありそうなのに「編集が16Pしかくれませんでした」みたいな短編は、設定が良くてキャラに魅力があっても何だか消化不良になるのだ。その点これは短編集として非常に良質と言えよう。
 兄弟萌え属性はない筈だが、ワガママ女王様の義兄にムラムラこらえている弟の話が一番好きかも。表題作、椎名は現役時代の髪の長さで既にライバル達と心構えが違っていたので選手を続けていてもどうせ駄目だったと思いました。

★★★





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