チェックメイトからはじめよう(春原いずみ)/徳間書店・キャラ文庫


完全無欠の生徒会長・弓削は、あの手この手を駆使して校則をやぶる常習犯の芳村にいつも手を焼かされていた。卒業後、大学の研究助手になった弓削は全日本チャンピオンのチェスの腕を見込まれてコンピュータプログラム「キング・ソロモン」と対戦し、まさかの完敗をする。しかも「キング・ソロモン」のプログラマはあの問題児の芳村で…。(J)

じゃあな

 破綻はないがインパクトのない話だった。…しまったもう書く感想がない。弓削も芳村もキャラクターはちゃんとあって、それぞれホモマシーンではなく自分の人生を生きているのだが(特に弓削は。芳村はよく考えると弓削にふりまわされながら生きているような気もするが)、なんだか影が薄い。強烈な爆弾物件ばかり読み過ぎて、私がホモパンチドランカーになっちまったんだろうか。粗筋を呼んで「あらまあいい感じよ。でもこれで弓削ってのが受じゃないと琴線に触れないわね。どっちが受なのかちゃんと確認しましょう」と立ち読みでチェックまでして購入した期待作だっただけに残念無念。ボーイズラブに出てくるパソコンに関する記述は、「ハア?!」という代物が多いが、これは作者が専門的な知識を持っているらしく、みょーちきりんなところがなかった点は高く評価したい。

★☆



LOVE MODE(志水ゆき)/ ビブロスBBC1〜6巻
 
 
 ゲイ専門デートクラブのナンバーワン「いずみ」と間違えられて、翻訳家の高宮とデートしてHしてしまった男子高校生・和泉。二人はそのまま恋愛関係に発展。一方、デートクラブのオーナー・蒼江は、天涯孤独の少年・直也と出会い彼と同居する事に。蒼江を思うホストのいずみは直也の登場に気が気ではなかったが、そのいずみの前にも明朗快活な嵐という少年が現れて…。高宮と和泉、そしてそれをとりまく人々の恋愛と苦悩とハッピーエンドの日々。(J)

じゃあな
 ホモの友達はホモ。その先にまたホモ。まさに連鎖ホモ。どこまでも続くメビウスホモである。話はまあまあ、絵はもうひとつ。しかし気に入らないのがカップリングで、年下攻好きの私としては、主役級の高宮と蒼江が二人とも高校生飼ってるってのがどうもなあ。そんな事でいいのか年長者。日本の未来はどうなる(年下が年上を襲うのが当たり前なのも、国家としてはどうかと思うが)
  私だったら高宮×蒼江、和泉×直也にするんだがなあ(こっちは逆でもいいが)どうして蒼江が受じゃないのか。何よりもそれが納得いかない。ああ今から下克上が起こらないかなあ。チクショウ、頑張れよ直也。そんなわけで、一番お気に入りのカップリングは嵐×いずみ。一巻で、あんなに面 白い登場してくれたいずみが、シリアスキャラとして立ち直っていく様も見物。
 特筆すべきはこの漫画の人々が全て潔く「自分はホモである」と自覚している点である。大抵「俺はホモじゃない、お前が好きなだけだ」とか言い張るんだけど、この漫画においては感動的な筈のシーンで大ゴマとって「ホモでもいいや」…傷つき苦悩し切ない思いを抱えたモノローグで「家族にホモって言える?」うーん直球。あの「ホモでもいいや」に集中線かけてくれたら、星一つ増えたな。
★★★
天河未来
じゃあなちゃんと違って、私はそれほどカップリングに不満はない。ないけど… 蒼江×直也のところはやはり下克上希望。私としては、できればこの二人にはあ と2、3年は清い関係のままでいてほしーのね。だから直也、その間に逞しくなり 背も高くなった、立派な攻に成長してくれ! 個人的には蒼江兄・葵一様(どうして様づけ…それは蒼江家の女王様だから)がク ールビューティーでいい味出してて好みっす。
★★★
フェネギー
面白かった。面白いんだけど・・・なぜ星が二つしかないかというと、 私のツボがひとつもなかったからなんだね。まあ、好きかな?と思うのは 蒼江×直也。でも直也まだ子供だし・・・・。どうも子供が受で大人が攻 なのっていかにも変態っぽくて好きじゃないんだな。(いや、まだ蒼江は 手を出していないので直也が受と決まったわけじゃないが・・・。 どっちにしろホモなんだから世間的には変態なんだが・・・・。)あと 3年くらいしたら直也も私の好みに変身してくれるかもしれない。 そういう訳で高宮×和泉は全然好きになれないのだよ。高校生でも大人っ ぽい高校生ならOKなんだけどなぁ。でもその場合、高校生攻だよなぁ。 しかし・・・唯一まともな人だと思っていた蒼江の兄ちゃんまでホモ だったとは・・・・。ショックだ。でもカップリングとしては一番 好みだ。(なんてったって使用人が攻だぜ。へへへ)
★★
俺様
誰か早くブラック悦っちゃんを召還して5、6巻を向上委員会の手に! 延々続くメビウスホモなのだが、be−boy立読みしたら知らないキャラの 話になっている。彼等が誰なのか教えてーっ!(知らないで立読みしてんのかい) 1,2巻のカップルはあまり私の好みではなかった。むしろカップリング変えたい とすら思っていたのだが、嵐×泉の話になってから私の心の竪琴がポロンと一鳴きし た。 そして何よりも、心臓病を患っていても、強姦されても心臓は止まらないんだ という事を教えてくれた。(ホントかウソかはわからんが) これだけ延々とホモが出て来るのだから、どこかにきっと君の好きなカップルが 出て来るよ、と作者が読者に挑戦しているように感じるのは私だけだろうか? とりあえず後書きにホモじゃありませんと書いてあった蒼江の秘書も、 あれだけ目の前に幸せなホモカップルがいるんだからいつかホモになると信じてい る。
★★★



LOVE MODE(志水ゆき)/ ビブロス・BBC 7巻
 
B&Bのトップ・凛は、モデルのイアンと専属契約を交わしている。プライドが高くつれない凛は、単純で直情型のイアンをバカにしてばかり。凛の保護者役の陣内にも嫉妬するイアンは気が気ではないが、一方で凛もイアンの態度に焦りを覚えていた。(J)

じゃあな
 第一話の勘違い強姦デートが嘘だったかの様に、作者が力をつけてきて読み応えの出てきた本作。しかし心震えるカップリングがないのが非常に残念。私はいずみが好きだったのでなあ…。いつか日本の法律も変えてくれるという葵一様には心惹かれるのだが、あまりにも力強い彼が、本当に受なのかどうか時々たまらなく心配になる。教えて鹿島さん!!
 しかし、七巻にしてついに、私の心をがっちりと掴むものが現れた。直也でも蒼江でも陣さんでもない。それはB&B本社ビル。周囲の建物から察するに新宿にあるらしく、また37階以上はある高層建築らしいのだが、そんなに堂々とした「秘密クラブ」があっていいのだろうか。周囲の企業はこのビルの事を何だと思っているのだろうか。そしてIDカードなしで入ると、サングラスをかけた黒服のガードマンが走ってくる程の厳戒態勢にありながら、ガラス窓は文字通 り硝子細工の様にもろい。美少年の癇癪ひとつで高層ビルの強化ガラスが割れるとは。私は凛がガラスを割ったとき、私は「さすがB&B、今度のナンバーワンはエスパーなのか」と本気で信じていた。無機物で私の心をここまで捉えたのは、岩城家のベッドカバー以来だ
 多分蒼江を金持ちにしたいあまり、ただのデートクラブだったB&Bが政財界御用達となり、更にこんな立派な本社ビルまで建ってしまったのだろうが(単に蒼江にサイドビジネスを持たせれば良かっただけの事では…)何だか物凄い組織になっているB&B。昔の遊郭ですかここは。何だかとっても人身売買。凛などは「先代からの預かりもの」とかで、子供の頃から陣が面 倒を看ていた様だが、そんな小さい頃からデートクラブで働く為だけに養育されてきた彼って。しかもそれが、高校以降デビューの心臓病持ちのいずみにナンバーワンをやすやすととられていたって。凛、哀れ。
 客筋も凄い。某国皇太子とか、トップモデルとか、そんな人がどうしてわざわざ日本くんだりまで来て、男×男のデートクラブに…。皇太子様は何かやんごとない事情があったのかも知れないが(しかしそのスキャンダルを、B&B関係者全員が知ってるってのもイタイ。その王子様どう考えても今頃廃嫡されて然るべきだ)イアンは何だっていきなりB&Bへ。しかもトップご指名まで…。
 私はB&Bの収入源はあの、催淫剤入りチョコレートと見たね。あれを食べておかしくなったのは、和泉と言い直也と言い、今のところ男性に限られている。そう、あれはバイアグラ!きっと蒼江は葵一からの裏情報により、ブームに先駆けてバイアグラを入手し、政財界にばらまいてあんな立派な本社ビルを建てたに違いない。もしかしたら罪もない中高年に食べさせて「うちのカミさんではダメだったのに美少年ではこんな事に!もしかしてワシってホモ?!」と、だまくらかして顧客を増やしてきたのかも知れない。考えれば考えるほど楽しいLOVE MODE。とりあえずまともな感想としては、雨谷にセカンドラブ希望。

★★★☆




LOVE MODE(志水ゆき)/ ビブロス・BBC 8巻
 
戸籍もなく、親に捨てられた双子の兄弟天雷と天雪は二人で助け合って生きてきた。 ヤクザの荷物を狙ったのが原因で怪我をした天雷を救うため、天雪は蒼江将伍に自分を売る。(F)

フェネギー

ステキな兄様蒼江葵一と番犬晴臣の出会い編。今までどうも可もなく不可もなくだっ たこのシリーズにやっと私の心をワクワクさせる話が出てきた。やっぱこの二人がツボよね。こんなに続きが気になる「LOVE MODE」は初めてだ。葵一さま危機一髪?! 何とかして晴臣〜!しかし晴臣にこんな過去があったとは驚きだが、この双子の片割 れは以後どうなってしまったのだろう?そして父ちゃん蒼江将伍と坊さんはなぜこん な関係に?鹿島父は美形でとっても私の好みなのだが、彼はやはり子鹿島と同様にこ んなにホモに囲まれていてもホモにはならずに生きる人なのだろうか?ある意味一番 かっこいいよな鹿島父。シリアスタイフーンが吹き荒れる「LOVE MODE」の今後にとっ ても期待。

★★★

じゃあな

 おい頼むぜ蒼江父。何もこんな長期計画で策謀を練らなくても、素敵なお写 真だけで十分脅迫出来るって。むしろビデオの方は大した問題ではないのでは…。どうしてもビデオが欲しかったとしても、例えば「怜二に怪我をさせたくなければ、お前いっちょあいつを誘惑してこい」と言ったら葵一は言うことをきいたのでは。B&Bという組織自体も十分謎めいているが、蒼江家はもっと謎めいている。あんな子犬に「晴臣」という立派な名前をつけたのもよくわからない。ポチとかペロとかつけとけよ。初代晴臣がいて、犬が二代目、鹿島晴臣が三代目だったという事かな。
 しかもあの新宿の土地ってひょっとして、B&Bの本社ビルがあるあの場所? オノレはこんな回りくどいことをしてまで、どうして男と男のデートクラブが作りたかったんじゃ〜! ゲイの金持ちに生まれた男の、見果 てぬ夢だったのだろうか…。蒼江家の人々の心は誰にもわからない…。
 まあ、好きなタイプの設定なので、晴臣と葵一にーちゃんの話ってのは良かったね。直也がダメな私としては、このカップリングに賭けるしかない。いや実は私の夢は陣さん×雨谷なんですけど。志水先生、ダメでしょうか。

★★★
茶右
 本誌で何話かかいつまんだことはあるものの、1〜7巻まで未読の私ですが、8巻からLOVE MODE参戦。 蒼江×直也("蒼江"が3人出てくる本巻での私の区別では、"蒼江"は怜二、それと葵一と蒼江父です)にはそれ程心動かされない割に、 高校生蒼江の凛々しさにほほぅ…と何かを思ってみたり。この人このままだったら受で通 用しそうだ、と既にお相手がいる上にちょっと おやじ加減が入ってしまった今の蒼江を憂いて夢見てしまいました。鹿島家も粒ぞろいなんですね。本巻登場の鹿島父は、蒼江父と錦の 真最中な脇に控えて平然と仕事の話をしているくらい肝がすわっててカッコイイ。そして美人さんなのでかなりイイ感じです。
 お話の方では、晴臣の過去から葵一兄ちゃんと晴臣が出会ういきさつまで人間 関係が入り交じっております。 晴臣と葵一兄ちゃんはどうなってしまうの〜と気になる続編。そして結末ではどうやら蒼江も絡みそうなので次巻もちょっと期待。
★★☆



LOVE MODE(志水ゆき)/ ビブロス・BBC 9巻
 
大学生になった葵一に影の様に付き従う晴臣(天雪)。十年前にはなればなれになった天雷を忘れられないでいる晴臣に届いたのは、葵一が何者かに拉致されたという報せ。葵一を必死で捜索する晴臣は、もっとも皮肉な形で弟と再会することになる。(J)

じゃあな

 アメリカでは、幼少時にでも誘拐された人間は、その後、気の毒な事ながら社会的にちょっと損をするらしい。誘拐されたという経歴が、就職の査定などには不利になるそうだ。してみると、蒼江父が経営を怜二に引き継いだのは当然の結果 と言えるかも知れない。葵一、攫われすぎだよアンタ…。
 そして忠犬晴臣と女王様葵一はタイプだとずっと思っていたのだが、あら? 天雷の方がタイプだったわ。まったく蒼江家の男たちとは気が合わない。私だったら晴臣より天雷だし、錦より鹿島父だ。そう言えば私は直也よりも心臓病いずみだった…ううむ、どこまでも蒼江家とは趣味が合わない様だな…。
 一冊通して「なんか腕が短くないかなあ…?」と思った瞬間が多かった。いずれにせよ、キャラクターのドラマを作るのに「そこにたどりつくまで」にぽっかりした何かのある作品だ。まあ読みたいのは命はって葵一をかばう晴臣とか、晴臣と天雷の間で揺れる葵一とかそういうところなので、取引目的の誘拐じゃないならその場でズドンの方が楽だろうとか、逆に殺さないつもりだったなら何で城戸さんは頼んでもいない事をわざわざしてくれたのかとか、そんな事はまあどうでもいいか。

★★☆



王宮薔薇園で抱きしめて(大槻はぢめ)/リーフ出版・リーフノベルズ


私の名前はクレア。ノースファイアの銀の宰相だ。今日もギルディス様は ご自分の立場をお考えにならずに勝手に城を抜け出されている。 何度ご注意差し上げても陛下は取り合って下さらないうえに、私の事を…。(O)

俺様

ミシュランではすっかり鼻火王国でおなじみなノースファイア。今回は銀の宰相の 過去が明らかになって…るのかな〜。ギルディスとクレアが従兄弟だって事を 初めて知ったんだが、大槻先生は設定を小出しにしているのか、俺が覚えて ないだけなのかちっとわかんねーな…。しかし、クレアはギルディスと出会って ホモにされたと思っていたのですが、なるべくしてホモだったんですね。 巻頭に前回までのダイジェストが載っていてとても親切な本だ〜と喜んで いたのですが、スタン王子が今回のキーポイントとして紹介されていたのですが、 思わずじゃあなちゃんと「誰だこれ?」と叫んでいた。それにしてもどの王国も 後継はホモなんですね。いずれスタン王子にもステキな兄貴が出てくるのかも しれません。(兄貴なんかい…)問題らしい問題が起きない鼻火王国。問題が起きていても色恋沙汰以外は大した事ではないのかもしれません。ズール侯爵など名前からして悪そうなのにただの息子想いで終わっています。 不思議なものでズールに賛同して物事をさらに悪いほうに持って行くキャラが 出てきてもいいようなものなのに…。結局おのん気王国なのですね。 そして久しぶりにノエルの何でも凄くて大変な一人語りもありました。 それを読んでああ大槻先生全力投球と思ってしまうのはなぜでしょう。 ノエルよ寒いのが苦手なら生足でいる事ないんじゃないのかな…。 ところで私は最近ホモ小説を読んでないのですが、これだけは別 物らしいです。 大槻先生これからもMAX値上げて行って下さいね。

★☆
じゃあな
 はなはだ申し訳ないが、私はこの本をそれほど真剣に熟読しているわけではない。かなり読み飛ばしている。なのにそれでどうしてこんなに誤植と間違いが見つかるんだー。真面 目に読んだらどれだけのミラクルポイントが発見されるのか、考えるだに恐ろしい。もう、プロフィールからして間違っているんだから驚きだ。スタン王子が「ギルディスの兄として」ってなんで?? アンタ鼻火王国からクーベルに養子に出されたの? 長男なのに? 頭の中はそんな疑問符でいっぱい。これなら俺様の「オラ悟空」口調の粗筋の方がまだ為になるよ…という事で、拙HPで調べましたところ、スタン王子はエスターのお兄さんでした。ああそうですか。なんて為になるホモミシュラン。
 クレアと母親のエリザが二人で話しているところにメイドが入ってきたのに対して、どうしたの、と「エリザに母親がそう言うと」という一文に関しては、もはやどう組み替えていいのかわからない。メイドの名前も偶然エリザなのか? それとも突然おばーちゃん降臨? 「母親のエリザがそう言うと」が正解かも知れないが、順番まで変わる誤字ってなんだろう。誰かゲラ読んでやれよ、一度でいいから。とばし読みでもいいから。
 で、まあそこらへんには大きく目をつぶるとして(いかん目をつぶりすぎてもはや何も見えない)本編であるが、実はクレアがタイプなので…じゃあなさんちょっとゴニョゴニョ。なんか敬語と謙譲語のレベルがむちゃくちゃだったりして何ともがっくりな部分は多かったのだが、すみません、挿絵だけでも結構楽しかったです。ゴニョゴニョ。
 そのかわりおまけ短編のモノローグ王・ノエルにはツッコミまくらせて貰った。「ほっといてっ!」という一言には、ああほっとくよ、未来永劫な、と売り言葉に買い言葉。同じ土俵にあがってしまうだけ、私も同レベルなのかも知れない。ぎゃっ。低すぎ。


西町診療所の秘密(高久尚子)/桜桃書房・ガストコミックス


中学の英語教師・クレイが仕事の都合で訪れた西町診療所は、美形だが口の悪い青年医師が院長代理として留守番をさせられていた。人手のない診療所で、医師・冬雪(ふゆき)の手伝いをするはめになったクレイは、冬雪に隠された秘密も知らず彼に惹かれていく。(J)

じゃあな

 裏表紙の粗筋で、クレイは「彼が俺を愛している気持ちは少しも変わらないのに!」などと言っているが、作中のクレイは「私は〜です」というおっとりした喋り方をする青年である。クレイの外人がかった性格設定がちょっと珍しかった為「おっ、イケるか?」と思ったが、物語は何だか望んでいない方向に転がって行ってしまったなあ…。陰陽師云々という設定が本当に必要だったかどうかは悩むところだ。冬雪の能力はあまりにも陰陽師と関係なさすぎた。フィギュアスケートの選手の家系に室伏が生まれてしまったようなでたらめさである。安倍晴明に聞いてもおそらく「いや私はそんなこと出来ません」ということだろう。
 二人の間に波紋を投げかける最後のお嬢さんは、何の悩みもなさそうなので、放っておけば良かったと思う。その点では私はクレイに賛成だ。

俺様
表紙の俺様トキメキポイントはかなり高かった…。いやね、それだけなのよ…。 冬雪の力はあまり家系とは関係ないと思うし、その力を云々に関しては自己完結だしな〜と思ってしまうのだった。おっちゃんが余計な仕事を与えなければ冬雪は精神的にも肉体的にも疲れる事なく、生きていけた のではないだろうか…。たまたまクレイに見られてバレてしまった能力だが、 黙っててもクレイとの関係に変わりがあるようには思えないんだけどね〜。 だってクレイかなり懐広いじゃん。ところで陰陽師ってもんをみんな何か誤解しているような気がするのは私だけだろうか?いや、私も結構誤解 しているけどね…。
★☆




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