新・美味いもん食わせろ!(新田祐克)/ビブロス・SBBC


フランス留学から帰国し、ついに自分の店を構えた正徳。遠距離恋愛の末に再会した弥栄に、ライバルとしてコース料理の批評を任せるが、フランスから正徳を追ってきたパティシエの光一はそれが面 白くなくて…。(J)

じゃあな

 この人たち普通にサワヤカなので「どーしよー、Hシーンが始まったら…」とビクビクしながら読んだ。ジパングのバカップルがどの様なプレイをしていても新種のスポーツとして全く気にならないのだが、こういう夢に燃える青少年達にいきなりがっぷり四つに組まれると目のやり場に困るなあ。困るっつってんのにそのモロなカメラアングルはやめてくれ〜新田先生〜。
 それは彼女の真に生かすべき才能ではないような気もするのだが「17Guys」とか本作とか「こんなハードなHがない方が、キャラクターの魅力が味わえて面 白いんじゃないのかなあ」と思わせる新田作品が最近増えてきた。Hなしで、青春で金八な青少年を描いても結構いいものが出来るんじゃないかと思うのだが、それを望む者はファンにも出版社にも少ないのだろう。
 弥栄の名前にちなんだ、と、自分の店の名前を披露する正徳に「アンタそりゃとんちだよ」と思ったが、正徳父も立派なとんちじーさんだった。愉快なとんち親子。弥栄は正徳と自分との関係が、料理人としての立場を危うくしないかと不安を覚えている様子だが、いや、もう別 に料理人がホモでも料理がホモなわけじゃないし…、って言うかたぶん公になってもこの国の人たちには屁でもないって言うか…。
 何ページの弥栄の後ろ頭がちょっとヘンだった…と書こうとして気づく。この本、全部タチキリで後書きまで一度もノンブルがない…なんかすげえ! ビブロスってこうなの?! と思って手近にあった腐教をめくってみたが、やっぱりノンブルあるよ。やっぱすげえよ新田先生。乱丁なんて怖くねえよ。…あ、唯一ノンブルのあるページ発見。記念すべきそれは161Pでした。ここの斉藤さんの笑顔、好きです。

★★☆



籠の中で〜傾城秘話 壱〜(日輪早夜)/大洋図書・ボーイズアニマコミックス


珊瑚は子供の頃から色街の色子で客を取っていた。 小さな頃から幼馴染みで親友の猫柳は珊瑚が色子でも 以前と変わらず接していた。外の世界を知らない珊瑚のために 猫柳は禁を犯し、珊瑚を外に連れて行こうとする。 (O)

俺様

ちょっと好きな世界だったので買ったのだが、私はショタよりは ロリなんです…。(いや、かなりロリ)色子の年齢がもう少し 高ければと思いつつ、夢屋の三人娘が一番好きだったりする。 珊瑚も、紅葉も、浅葱も健気で可愛いし、どの子も働き者で感心する。何よりも色子だという事を悲観していないので 読んでいて心を痛める事がなくて良い。ところでこの街の色子の身請け料とかは一体いくらなのだろうか? 鬱金が翻訳本一冊書いたのに通常の稼ぎを足しただけで 紅葉をなんとか身請け出来るって事は、意外と安価なのでは? と思う。そりゃ役立たずな猫柳よりも珊瑚ちゃんが自分で 稼いだ方が早いよな…。ところで元締いくら何でも息子が ねこやなぎにそっくりだったからって、それを名前にするのは どうかと思います。

★★
じゃあな
 非人道的な発言だと反省しつつも、私はこういう人身売買とか色街系の話は結構好きである。描き方にもよるが。本作は俺様も書いている通 り、色子の男の子達に悲壮感がないので結構楽しく気楽に読める。ファンタジー設定という事で、服は派手なのだが髪型は地味。ショタが苦手な私としてはロリ気分にすりかえる為に、もっと髪を長くするとか、簪びらびらつけるとか、キャラクターのデザインを派手にして欲しかった。まあ個人的な好みであるが。
 ショタショタ絵の割には頭身が長い。そしてやけに新井理恵の絵に似ている様な気がするが気のせいか。珊瑚と猫柳はこのまま親友同士でいてくれてもサワヤカでそれはそれでいい。でも、作者の絵では想像しにくいが、年期が明けて美青年のやり手婆に成長した珊瑚と、元締を継いだ猫柳が意地の張り合いの末にようやくラブ…というのは結構いいかも。なんだかやけに具体的に想像してしまったが、ともかく現時点では子供達が小さすぎる。特に紅葉は犯罪です。



籠の華〜傾城秘話 弐〜(日輪早夜)/大洋図書・ボーイズアニマコミックス


珊瑚への気持ちを自覚してしまった猫柳は、自分の母親や珊瑚の客に嫉妬するようになる。だが直接告白する勇気はなくて…。そんな時猫柳は視察団に選ばれ街を離れる事になる。三週間も会えない事に寂しがる珊瑚だが…。(O)

俺様

珊瑚ちゃん、あんたが一番男前じゃないか…。もう猫柳ってば役立たず〜。酔った勢いでしかコクれない男なんて最低だ〜!珊瑚ちゃんが大変な時も一番役に立たなかったし…。そうだよ珊瑚ちゃん自力で脱出してたしな…。立派に一人で生きていけるじゃん…。ところで竜胆先生は何者なんでしょう…。すっげぇ謎残したまま終わってない?あいかわらず女の子は可愛いの〜。あんな子なら珊瑚ちゃんじゃなくても助けちまうな。彩乃屋にいる色子は誰もが迎えに来てくれる人がいて幸せで良いですね。身請けされて医学の勉強を始める珊瑚ちゃんはとても前向きで、猫柳との関係も前向きになったのですが、猫柳でいいの珊瑚ちゃんっ?!何となく時間がたてば珊瑚ちゃんの
方が攻になるような感じも…。そして彩乃屋の旦那さんのつぶらな瞳にはまいった…。

★★★☆



ひそやかな情熱(遠野春日)/ムービック・GENKI NOVELS


青年実業家の遙は、極道の囲われ者として折檻を受けていた美貌の青年・佳人を一億円で譲り受ける。冷たく接しながらも時に思いもかけぬ 優しさを見せる遙に佳人は惹かれていくが、一方の遙も佳人を独占したい気持ちが抑えられず…。(J)

じゃあな

 遠野春日、長らく自分的アンタッチャブル作家にしていたのだが「探偵は月夜に恋をする」でちょっと開眼。そして「『探偵〜』よりこっちの方がいいよ〜」とチャットで薦めて頂いて手にとったのが本作。おお、確かによござんす。かなり好き。攻が「遙」とやけに綺麗な名前な上に、「押忍! 俺バリ攻っス!」の任侠兄貴・東原と一緒に登場する為、てっきり彼が受だと勘違いしてしまい「受がヤクザの愛人だった攻を身請けする話なのか。斬新だ!」と思って読んでいた。斬新なのは私の頭だ、表紙をよく見ろ表紙を…(まあ東原×遙でもそれはそれで構わない様な気もするが)。
 受の佳人も真面目で一途で意地っぱりで床上手、と、なかなかポイントが高いのだが、攻の遙が可愛いね。自分の気持ちを持てあまして煮え煮えしている強面 の男は見ていて非常に微笑ましい。本人は意識しまいと必死なのだが、見ているこちらとしては「それはもうラブじゃん!」と延髄に裏拳の一つも入れたくなる。遙が佳人に惹かれながらも、自分にそれを許さない理由、というのは途中でさらりと書かれており、あーなるほど、遙が佳人にポンと一億円も出したのはそういう負い目もあったからか、と納得出来るのだが、それをくどくどと説明しないところが本作の最大の美点であろう。説明しすぎるほど説明するボーイズラブ小説が多い中で、読者に読みとるチャンスを与えた余裕はご立派。
 ムービック最近頑張ってるなあと思うのだが、しかしゲンキノベルズってレーベルの名前はちょっと無理が出てきたかな…。

★★★☆



窓は開けたままで(東谷珪)/ビブロス・BBC


もともとは女子校だった私立美帆高校は、女子生徒600人のパワーに圧倒されつつも、10人の男子生徒がいる。新任の藤井教諭は、数少ない男子生徒の一人・田中と共感をわかちあう日々だが、田中はどうやら苦しい恋の真っ最中の様子。微笑ましく見守っていた藤井だが、田中の相手というのは女生徒ではなくて…?(J)

じゃあな

 表題作は、音大付属高校に通うヴァイオリニスト後輩×ピアニスト先輩のラブストーリー。これに学校がリンクした別 カップルの読み切りも収録。あらすじに書いたのはまた別の学校の物語で、女子校の中に情操教育の一環で少人数の男子を入学させ(男子生徒の情操はどうなるのだろう…)そのたった10人の男子の中にホモがみっしりという、そういう話だった。女子校出身の私からすれば、そりゃあ女子校の中に男の子を放り込んだら立派なホモになるでしょう、ご愁傷様、という感じだが、いやこの話、何が言いたいのやらさっぱりわからんのですよ。
 読者の視点とシンクロして、一番共感出来るのは藤井先生なんだが、藤井先生はわけのわからない嫌がらせを受けて最後は物語からポイと放り出されてしまう。「なんだあ?! この生徒!!」と呆れたが、続く書き下ろしがまた藤井先生主役。よしよし、今度こそ藤井先生の物語が…と思ったらまた「なんだあ?! この学校!!」。わからん…。二階堂というもの凄い男のレジェンドとして受け止めればいいのだろうか。しかし読者の視点はあくまで藤井先生にあるので、二階堂に手ひどくやられたとしても、何のカタルシスもないのだが…。ただ真っ直ぐ歩いていったらひっぱたかれた、な、何かの間違いかな? と思ってもう一度歩いていったらもう一度ひっぱたかれた。そういう感じ。別 に痛くはないのだが…なんでこんなトラップに逢ったのかだけは知っておきたかった。




やらしい昼下がり(山田ユギ)/竹書房・BAMBOOCOMICS


親友で片想いしている尾崎に家庭教師の アルバイトの代行を頼まれた隆文。生徒の淳也は 生意気でいちいち言動に腹が立つけど、それも尾崎のためとガマンの日々だが…。 (O)


俺様

「カバーを外せ、今すぐにっ!」って書こうとしたら先に掲示板に 書かれてしまった…。しかし麗人とは思えない本だね。 確かにエッチは力技で入っているのだが、やはりキャラ萌えするから だろうか。受がどいつもこいつも可愛いじゃねーかよ。 おっさんでも充分いけるっす。「世界の果 てまで連れてってよ」の菊地は私の受ホモミシュラン赤丸急上昇中。あゆは結構下積み長いけど、 宇多田のようにもうすぐトップテンなど吹き飛ばし、いきなり上位ホモミシュランも夢ではない。自分好みの受キャラが出てくると話の 曖昧さなどに目を瞑ってしまう事が多々あるのだが、 お話的にもバッチグーなので、読んでいて脱力感とかを感じない。 むしろ「この後こいつらどうなるんじゃーっ!」と熱くたぎってしまう のだった。ふー、クールダウンクールダウン。

★★★★
じゃあな
 わかったぞ。この前、俺様とラブホ街を歩いていた時(誤解を招きそうだが、最近お気に入りの店が近くにあるのだ)「あれー、このホテル、どっかで見たことある。最近漫画の背景で見た。何だったかなー。ホモでこんな街の背景描く人なんてなかなかいないもんなー、新田先生じゃないしなー?」と首を傾げた覚えがあるのだが、それは本作でした。本当にね、真面 目に背景で街を描く漫画家なんてこの世界ヒジョーに少ないですからね…。
 さて本コミックス。ハズレ無しの感があるので、どれも当然の如く面白いのだが、いっそこんなに一作一作よく出来ているとまとめて読むのがしんどいと言うか勿体ないと言うか。一作ごとが、満足感のある完成された幕の内弁当みたいなものなので、三つも四つも幕の内弁当を食べるのはちょっと疲れるのだ。昔フジミで出ていたミニ本みたいなので、ポコポコと一話ずつ刊行してレジの前にでも置いておいてくれないだろうか。
 どれもキャラが良くて、どれが一番好き…と、なかなか決められないのだが、「カナとがまん」は、おい今から反省してカナちゃんとヨリ戻せよ、なっ? と肩を抱いて親身に言ってやりたかった。裏表紙のコーラの瓶にやけにいやらしさを感じる私は、何かフロイト的な心理上の問題があるのだろうか。
★★★★
愛恵
なかなか買うには勇気のいる表紙&タイトル…。西村しのぶのRUSHと一緒に買った さ。ハアハア。そして、みんながグラツーとバイオを楽しくゲームしてる片隅で、こ そこそと読んださ。いつ誰に覗き込まれるかとスリル満点。熱帯夜にはピッタリの一 冊。冷や汗タラタラよ。 さて、内容。記憶があやふやなんだけど、おじ様カップルは落語やってたあのカップ ル? 基本的におっさんは苦手なんだけど、山田ユギに関しては別。おやじ、上手い よねえ。
そして菊地。俺様さんも書いてるけど、いいわあ。エロエロムンムン(何かの呪文か?)で私のハートをがっちりキャッチ。エッチそのもののシーンよりも、菊地さんの 足を舐めてるコマが一番セクシーだったと思います。今もまた読み返して思わずニン マリ。話も面白くてテンポも良い。長編派なので、短編集だったのが唯一の不満か な。
★★★☆


甘く愛して切なく抱いて(梶本潤)/光彩書房・光彩 コミックス


大学生の恵は住み込みで資料整理のアルバイトを始めた。雇い人の徹は持ち前の無愛想でこれまでに何人ものアルバイトを辞めさせてきたらしいが恵とは不思議とウマが合う。ある時、興味本位 で徹に身体を任せた恵は、次第に本気になってしまい…身体から始まった二人の関係は?(J)


じゃあな

 前読んだコミックスも別にお笑い路線ではなかった筈なのに、軽めの作風ばかりが印象に残っていたから何だかギャグ系の人かと思いこんでいた。本コミックスは大体がシリアス。ライトなシリアス。ミディアムバラードって感じ。
 相変わらず、ちょっと悩んですごーくやって、の光彩 らしいパワフルなラインナップ。大体攻がベタ髪で、受が白トーン髪なのが嬉しいなあ。しかし前回、局部のボカシについての感想を書いた覚えがあるが、今回はモロだった。えーと…やっぱり便所のウキつけといてください。目のやり場に困ります。結局さあ、性器って露出してる内臓なわけだよ。顔が漫画でいきなり下半身に内臓ついてたら、そりゃ怖いって。男性向けエロの場合、華麗なトーンテクを駆使して、頬とか唇とか乳首とかでナマっぽさを出しているから、下半身にちょっとくらいリアリズムを追求しても少しはつりあいがとれるわけだが、ボーイズラブの場合、顔がサワヤカで体に男臭さがない状態で、いきなり局部だけ「どや?!」って描かれても、困っちゃうわけだなあ…。どうしても局部を描きたい場合、身体もさぶにするとか(読みたくねえなあ…)そうじゃない場合は、心霊現象みたいなトーンワークで、キルリアン写 真みたいなのをお描きになるのが一番だと思う(こういうの門地かおりが巧い)。いや、描かないのが一番か…。

俺様
ごっつい体の人たちがギャグにまみれてエッチするという、 とても間違った認識をしていたかもしれない。みなさん色々と ハートフルなのにエッチが始まっちゃったら関係ないみたいね…。 話的にはシリアスなものが多かったのだが、やっぱエッチが 雪崩れ込みなのがさすが光彩 というところですね。 ただキャラクターの受攻の髪の色は私の基本に添っています。 これはなかなかポイントが高いっすね。



Melty Lips(天羽宥貴)/ムービック・ダリアコミックス


父親の転勤で寮生活をする事になった郁巳。コンプレックスな女顔の為に、入寮早々、同室の先輩・志城に女生徒だと勘違いされてキスされてしまう。驚きのあまり先輩を殴り飛ばしてしまった事を焦る郁巳だが、一方志城は初々しい郁巳に一目惚れして…波乱含みで始まった新生活の行方は?(J)


じゃあな

 なぜ郁巳は自分の女顔を嫌いながら、腰まで届く長髪をしているのだろう。もう始まって数ページで、本とレッツコミュニケーション。ツッコミどころ満載で、話はずむはずむ。女顔がイヤで、女の子に間違えられるのが屈辱なら、まずは男らしく角刈りにしようよ。いくら何でも理由くらいあるんだろうと期待したのだが(死んだ母親にそっくりだから父親が切らせてくれないとか…)最後まで言及されなかった。初対面 の人が携帯置きっぱなしにしてて、それが鳴ったら電話とる? 普通、放っておかない? しかも一度や二度ではなく、何件分もとり続けているのだ。電源切って留守電に切り替えてやる方が、かけた方に対しても、持ち主に対しても親切ではないのだろうか…。まあ、これは、常識の個人差というものだろうが、おまけ漫画の志城先輩の行為には人間としてレッドカード。アンタそれはいかんよ! 凄く特別 な健康法としても、それだけは認めんよ! マジ胸悪し。食事前には決して読んでいけない一冊だ。スカトロ…?
 全てにおいて一貫性をもっておかしい絵に関しては、もはや処置なし。書き下ろしHシーンの下半身ブラックホールは一体何がどうなっておるのだろう。後頭部の絶壁ぶりも必見。そしてロングロングアゴー(顎)。ペンタッチもへろへろで、輪郭が終わる前に力つきてる箇所があるんじゃないかと他人事ながら心配になる。ああ色々とあれこれと楽しかったが星は半分。

俺様
郁巳は女顔を嫌い、その事を言われるのをとても嫌がっているのに、 なぜその髪を切らんのだぁっ!正文が髪をナイフで切った時、なぜ 残念そうなのだ、普通 はそれは万々歳じゃねーのか?そしてなぜその 中途半端な切り方にするのだ?男なら角刈りか坊主だろーっ! しかも誰にも命令されてないのになぜ長髪なのだ? 母にそっくりな郁巳を溺愛している父親が髪を切らせてくれないとかなら まだわかるのだが、自分で楽しんでいるとしか思えないのだが…。 表紙を見て驚いたのだが、志城の顔が郁巳の頭にめり込んでいるではないかっ! いや、逆なのか?君たちはどんな材質で人間を構築しているのだ? いやーっ!怖いーっ!ところで書き文字になかなかの味を見るのだが、 やはり島あさひの足元には及ばないのだな。



おまえの虜(神鏡 智)/マガジン・マガジン Juneコミックスピアスシリーズ


店のナンバーワン・ホストの大樹は、最近めきめきと頭角をあらわしてきた新入りホストの真紀を強烈にライバル視している。上客を奪われたのではと誤解し、オーナーとも関係があるという噂を耳にしてついにキレた大樹は…(J)


じゃあな

 もちろん「ホスト、ホスト」とほくほくしながら買いました。が、残念ながらホストの話は一作と書き下ろし分しか収録されておらず、あとは読切短編。多彩 なカップリングで怒濤の様に「やるでぇぇぇ」「やったるでぇぇぇ」な話が押し寄せてくる。コミックス全体を通 して、やってないページが何ページあったのだろう。それも「キス」->「シーツと脚」->「受顔アップ」->「つないだ手」の四コマエッチではなく、それはもうハイホーハイホーと頑張ってなさっておられた。
 あんまりやりつづけているので、もう読むのが面倒くさくなって途中からパラめくり。「なんで面 倒くさいんだろ、あたしやってるだけの本嫌いじゃないのに」と考えてから、Hシーンのモノローグがやけに多いせいだという事で納得。絵も「何やってんだこりゃ、どこがどうなってんだ」と理解するのに難しい組んずほぐれつ具合で、その上ごっちゃごっちゃと文字があるので、お楽しみの筈のエッチシーンが「もういいや」になってしまうのだなあ。ギャグでの外し具合とか、悪くないんだけどもうちょっとゆとりが欲しいところ。
 最近よく見かけるタイプの絵で、画面は頑張ってかき込んであるのだが、キャラクターの身体がやけにエヴァンゲリオンなのは気のせいだろうか…いや、「あんたの虜」という書き下ろしの最後から2Pめを見る限り、気のせいではないな…。初号機×零号機って感じだなこりゃ。

俺様
どいつもこいつも人じゃねーよあんた達。人間の胴より長い 膝上ってどうなの?そして変な方向に関節が曲がるよぉ…。 意味なくエッサエッサとエッチを続けているため話においてけぼり感を 感じるのだが、いいです私の事は置いて行って下さい。ついていけません。 ホストクラブのモデルになっているのは「お水の花道」でクラブパラダイス として使われていた所と一緒ですね。そんな事ぐらいしか思えなかった。
無星



冷たい仕草は恋の仕業(大槻はぢめ)/MOVIC・GENKI NOVELS


成島は品行方正で優秀な生徒会長で、副会長の北条の 何事にもいい加減な所が許せない。そんな北条が真剣な 顔でせまって来るのだが、成島はどうしても信じらない。 「あんたの心の中を俺でいっぱいにしてやる」という 北条に成島は戸惑うのだった。 (O)


俺様

MOVICさんすいません。大槻先生の本だからといって全てが リーフ出版なわけではないのだな…。挿絵もいつもの人なので ついリーフかと思っていました。でも内容的にはあまりかわらない。 いつも通りの語り口調で何だかとっても安心するのはなぜだろう。 ありがちな設定、ありがちなストーリー、でもたった一つ違う所は大槻節だから…。 ああ、楽しいぞ自分語り。相変わらず何でも説明してくれて。 知らなくても良いような事まで俺達知ってるよ。私はいつも本屋で何気に 本を手に取っているのだよ。そして何気に開いた所の一文で爆笑・憤死。 買わずにはいられないのだった。書記の遠藤は何だかとってもステキな アテ馬になるかと思いきや、口だけの男ってダメだよな。 恋愛というよりも色んな意味での愛に希薄な成島にしつこくして自分を印象付け、 ずっと耳元で「好きだ〜好きだ〜」と呪文を唱え続ければ遠藤にだって チャンスはあったかもしれないのに。成島は好きを自覚したらなだれ込みで ホモになったが、北条は典型的な「好きになったのがお前なんだ」型ホモなので、 今はいいが我に返った時にどうなるかだよな…。コミックバーションその3の 瓶底目がねの成島はキャラ的に好きです。ところでとても気になった記述は 制服に関してであり、あずき色のブレザーって…。私は関西出身なので あずき色といえば「阪急電車」しか連想出来なかったし、関西の人々は うんうんと頷いてくれるだろう。古き時代の華族の華やかないでたちは、 決してあずき色ではありえないと思うのだが…。




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