砂糖菓子の憂鬱(嶋田まな海)/白泉社・花丸文庫


悪戯好きな甥っ子達のせいで、鈴木家は新聞広告でしか ハウスキーパーを募集できない。広告を見てやってきた 内田哲也に子供達は懐き、知弥は惹かれていく。 (O)

俺様
えーっと、可もなく不可もなくと言った場合、人は感想に困るものです。 設定に色々と工夫を凝らしているのに、淡々と話が進み、事件が起きるにも関わらず、これまた淡々と解決されてしまい、盛り上がりに欠けます。 誰もが感情的なホモばっかりの中、誰一人感情的ではないのが不思議です。知弥が家族にカミングアウトしていたのにはちょっと驚きでした。 しかし、そんな事すらも淡々と…。子供達はとても可愛く。男同士でも 将来フランスで結婚式をあげたいという願いを、おばちゃんは叶えて あげたいような気もしますが、そんな知識どっから仕入れた10歳児。  
天河未来
哲也の知弥に対する気持ちって、果たして恋愛感情なんだろうか。哲也ってゲ イというよりはファザコンっぽい気がするんだよな。知弥に対しても従兄に対し ても、恋というより「父性」のようなものに惹かれているような。何となく「家族の愛情に飢えていた少女が温かい家庭に憧れて若くして結婚&出産、貧乏だけどがんばってます」というようなTVのドキュメンタリー番組がふと脳裏をよぎる…別にそれはそれで本人達が幸せならいいんだけど、ホモとしてはちょっと盛 り上がりに欠けるかな。チビホモの淳太&京汰に煩悩燃やせる人もいるだろうけ ど、残念ながら私のショタのストライクゾーンは大変狭いので。 …ところで今感想を書くまで、何故かずっと知弥の年齢を「35歳」と思い込ん でました。アナタ、31歳にしてはちょっと発言がおぢさん臭すぎです(笑)


バスタオル(鳥人ヒロミ)/マガジン・マガジン ピアスシリーズ


志望校にも落ち、優秀な兄と比べられる日常にうんざりした15歳の小泉は、入水自殺を図る。彼を助けたのは変人と噂の高い享楽主義者のアンジュ。破天荒なアンジュと兄の親しさを知って、何故か面白くない小泉だが…。(J)

じゃあな
 後書きで作者も言っていたが、アンジュのカッ飛び具合がちょっとハンパ。アンジュの変人ぶりだけで引っ張るには、牽引力弱し。変人にしてはまともだし、まともかと言えばおかしいし。後半、ストーリーが薫の君にシフトしてしまうと、結局シリーズ全体を通してどこに流れがあったのか大筋がわからなくなる。全ての漫画が類型的で、白黒つくわけではないのだろうが、この漫画は何が眼目でどういうシリーズなのか、今ひとつ掴みきれないまま一冊バタバタと終わった。作者の力量からすると少々残念。まるっきり面白くないわけではないが、この作者ならもっといけた筈。
 結局ルーシーはどうしてルーシーなの?(ガミガミ屋なのか…)「広い男子便所だなあ!」とか「男は更衣室でタオル腰に捲いて着替えないんじゃないのか?」とか、些細な事が気になるが、公園の男子便所の個室の広さも、中学生男子の着替えの秘密も、どっちも知ってたら私はやばい人になってしまうので、きっとこういうものなんだなと納得しておこう。 むしろ、同時収録のJuneらしい短編の方が読み応えあり。まあ、こういう話は苦手なんですけどね。
 
★☆
俺様
アンジュ、もっとかっ飛んでたら良かったのに。ルーシーは アンジュにやられちゃった方が俺的好みっていうか、ママに似ていて、実の母親に夜這いかけちゃうような男なんだから、 ルーシーも弟もやっちまえば良かったのに。その方が後々も強請れてお得なんじゃ?と思うのは俺だけ?何を言いたいのか まるっきりわからない作品で、こんな事で作者を使い減りさせたくない。
フェネギー
面白いといえば面白いのかもしれないが・・・・・どうもこのテの主人公には生理的嫌悪感を感じてしまってダメ。最低限のモラルが欠如していて、しかもそれを正当化して描かれてしまうとどうもね。人を騙したり強姦(したのか?途中か?)してビデ オに撮って強請ったりはね、悪い奴がやることでしょう。悪いと思っていないでやっ ている人ってのは悪党よりタチが悪い。私が小泉(弟)だったら金など払わずにアン ジュたちを井の頭公園の池に沈めてます。ママはものすご〜く私の好みなんじゃが。 ルーシーは受だったら好みなんじゃが。なんだか残念だ。
★☆
茶右
 結局、いったい何処に誰に焦点を絞って読んだらいいのかわからないまま、 なんだか全てが7割くらいしか見せてもらえなかった感じで、残念でした。 アンジュも結局誰とどうしたいのか、小泉兄弟もどっちに軍配を上げて良いのやら、 ママの魅力も中途半端で…。話のキーワードになっている「バスタオル」のインパクトもちょっと弱し。 面白かった気もするのですが、あと1歩!が欲しかったです。
★☆


アフター5は恋のバカンス(果桃なばこ)/ビブロス ビーボーイノベルズ


新米サラリーマンの榎本と、厳しいエリート上司の津田部長は恋人同士。ところ構わずアプローチをかけてくる部長に榎本は振り回されっぱなしだが、実は先日の台風で家の屋根が吹っ飛んだ彼はそれどころじゃない。病弱な母と幼い弟たちの生活を背負って、アフター5はアルバイトに精を出す榎本なのだが…。(J)

じゃあな

 何だかこの粗筋だと面白そうだな。内容は勿論この通りなのだが、えのちゃんが流されっぱなしなので、一生懸命やってる筈なのに本気な印象を受けないところが敗因か。本作は、果桃なばこの描く小説ってどんなんかと思って読んでみたのだが、一人称っていうより、講演会の活字化みたいだった。内容は起承転結というものが殆どなく、エピソードはあっちこっち放りっぱなしで、部長は年中サカっていて(仕事しろー!)何が何だか全くわからないが、マッハで読み終わった事だけは確かだ。恋のバカンスって、どこへ行くのかと思ったら房総館山ってちいせえなあ。果桃なばこはやっぱり漫画描いている方がいいんだな、と思ったが、部長の水着姿を見て「こりゃ人か?」と思い「…どうしたらいいのかな」と私が途方に暮れてみた。
 ホモはファンタジーだとわかって読んでいる筈なのに、最後の短編にはさすがの私も目が覚めた。「…どうすんのよ、それ」と冷静に突っ込んでしまった。警備員さん、この人達追い出しちまって下さい。セコムの皆さん、暴漢です。あっちもこっちもどうしたらいいのかわからない事だらけで、広いホモ界の大草原で今ちょっと道に迷っているところである。ここは一体どこだろう。

俺様
果桃ばなこ…いや、なばこ…。いい加減名前覚えろよ俺。 つーてもたぶん一生覚えないような気がする。マンガは サラって流れていいよね。文章は脳に刻まれちまうからよ…。 毎回思うけど、何でみんな常識的な事知らないんだろう。 特に津田、エリートなんだろ?榎本ん家の屋根が安く直る 方法とか考えてやれよ。そりゃホモはファンタジーだけど 現実もちゃんと見ろーっ!この本1冊分をマンガに したら、きっと28ページぐらいで終わるんだろうな。 何で小説にしたんだろう…。挿絵を代えてみるとか、 ちょっと捻ってみようよ…。津田の水着姿の挿絵を見た時 あまりの衝撃に会社で朝から大爆笑。あんな人が海にいたら不審者発見で通報されるよーっ!!つーか、人なの?ねえ? 問い掛けても誰も答えてくれなかったよ。


少年は背中で恋を語る(鳥人ヒロミ)/芳文社 花音コミックス


才能を期待されながら、胸の故障で陸上の道を断念した藤本。天才的なスプリンターの素質を持つ我孫子は彼に一目惚れしたといってつきまとってくる。親しくつきあいながらも藤本の心中は複雑で…一方、我孫子にも知られざる過去が?「バス停留所」に続くシリーズ第二巻。(J)

俺様
バス停留所の続編になるのだが、とても良い。我孫子のホモでも男子高校生やりたい盛りってのはわかるんだが、 あそこまで良くとパラノイア的で恐い。ただ、スポーツ優等生 独特のわがままな部分や、自信家で他人の気持ちを考えない所はリアルで、俺の同級生を思い出させた。(俺の高校には スポーツ特待生制度がありました)藤本の感情の揺れは繊細で切なくなるが、何を一番に考えているのか自分でわかってない所がまた切なさに拍車をかける。ラストの雨の中の電話ボックスでの告白は素晴らしかった。ところでトシさんとはデキてんのか?  
★★★☆
フェネギー
うっわー、いいわこれ。高校生物はあまり好きじゃないと自分では思っていたけれ ど、こういう話は好きだ。受が「俺は男なんだよ」と言いつづけて、そのこだわりが 原因で意地をはってみたり、わがままで気持ちや感情がすれ違って傷ついて、それで もやっぱりお互い好きだったり。普通の高校生が、男同士だったばかりに殴り合いの恋をしているって感じ。 踏み切りで待つ間の藤本先輩の表情が可愛くて実にいい。それでいて自分はそんな姿 を見られていると思っていないんだから、我孫子でなくても心臓わしづかみにされ ちゃうね。意地張って意地悪言うくせにこっそり可愛いヤツってのは永遠に私のハー トゲッチャ−だ。
★★★★
茶右
「バス停留所」では藤本先輩があまり可愛く見えなくて、魅力に気づきませんでしたが、 続編の今巻では外も内もとても魅力的に描かれています。いつもは冷静な表情なのに、 ふとした時に見せる可愛らしさがグーです。 意地っ張りなのに、好きな人と一緒に居たい様子がしっかり垣間見えてまた可愛らしい。 対して我孫子は一途なところは伝わってくるけど、仮にも運動選手。精一杯戦えない相手にその条件は男らしくないですわ…。 自分の実力が出せなかった戦いに歯痒くもがく運動選手のせつなさも、上手く伝わってきていると思います。  すれ違ってしまいながらも相手が好きな気持ちは変えられない、最終話への盛り上がりには、目から涙は溢れなくとも、心の中で泣いてしまいそうでした。感動〜。
★★★★


ふらちに落ちたい(きたざわ尋子)/白泉社・花丸文庫


田村の異母兄で、恋人でもある片瀬は、一見すると知的でノーブルなエリートビジネスマンだが、その正体は詐欺師。真意が見えぬ片瀬に翻弄される田村だが、友人の勇真にふりかかったトラブルに、意外や片瀬が一肌脱ぐ事に…?(J)

じゃあな

 いくら石原理テレカが欲しいからって、白泉社文庫の新刊をまとめ買いするのはやめましょう、じゃあなさん。三巻だったじゃありませんか。と、いうわけで、シリーズ途中から読み始めて、全然わからないでもないが呑み込むのにちょっと一苦労。信乃と勇真という名前から、ずっと勇真が攻だと思ってたし。突然転校してきてクラスに馴染めない子の心境。転校生はまず、クラスの仲間達の受と攻を完璧に把握しないといけませんね。
 で、詐欺師という事で、どんなトンチキが待ち受けているのかと思ったが、非常にビジネスライクにあっさり終わってしまって残念。片瀬と田村のキャラクターが私の心を捉えてくれないのは、これはもう個人的な嗜好の問題なので仕方ない。これでジャストミートする人もいるだろう。せいぜい、おばあちゃまに女物のお着物を着させられてげんなりする田村の、足袋を想像してこっちもげんなりしてみるくらいが私の本作の楽しみ方である。
 しかし社会的に隔離されたホモはいけません。私はどうも「お前はいつまでも私の腕の中にいればいいんだ」(ぎゃー)的な、閉鎖的なホモは好かんな。専門学校に入って、初めて友達づきあいが出来る様になった田村に嫉妬するとは、片瀬はなんとちっぽけな奴だ。お友達が出来たんだ、仲良くおし、と暖かく見守るのが攻で兄で年上の甲斐性ってもんじゃないのか。白岩くんいい子だったのに。片瀬よ、大人になれ。



明日は俺達のためにある(李丘那岐)/白泉社・花丸文庫


殺人未遂で服役中の母を持つ有(ゆう)は、全寮制の名門お坊ちゃん校に特待生として入学した。同室の和成は財閥の御曹司だが札付きの問題児。何でも屋をして日々の食費を稼ぐ有を小馬鹿にし、初対面から衝突するのだが…。(J)

じゃあな

 ズガーンとおかしいわけではないのだが、じわりじわりと浸食してくる一冊。セオリー通りのキャラクター設定と展開で、新人なのに目新しさに欠けるのは気の毒だ。全寮制男子校ホモばっかり、とか、本当は寂しがり屋なのに傲慢で強引な不良の攻、とか、男前の先輩と美人の先輩はデキている、とか、あー、山岸涼子の「アラベスク」に人のバレエをまるっきりコピーしてみせる悲運のバレリーナが出て来たっけなあ、とそんな想い出が走馬燈の様に。「あたいは便利屋なのさ」という彼女の名台詞が頭をよぎる。
 言い回しの死語感もチクチク効いてきます。言っちゃいけないとは言わないが、言わない方がいいアイタタな言い回しを続々と使ってくれて、非現実感はジパングレベル。「耳がダンボ」とか「チェリーボーイ」とか。新人なのにどうしてこの古さ…。積み重なっていく寒さと可笑しさの均衡が、孤独な和成少年の心に触れた田島先輩との出会いの台詞「よっ! 俺、田島竜彦」でガラガラと崩れ去って、思わず大爆笑してしまった。ここだけ見たってさして面白くもないのだが、その前にさんざんメーターが上がっていたのでついに振り切れた。「出たーっ、今どき孫悟空しか使わない凄い自己紹介ー!」よっ、オラ悟空…って、こんな事でそんなに笑えたのだから、私も最近娯楽が足りないらしい。
 お友達が出来たので、服役中のお母さんにやっと手紙を書くつもりになった前向きさは立派だが、カッコイイ友達が出来たから今度紹介する、「お母さん面食いだもんね」って、異性問題で刃傷沙汰をおこしたお母さんにそりゃちょっとどうだろう。少しずつ毒に慣らされてしまったので、第二話に出てきたバラ男は、変な人の筈なのに驚きもしなかった。「燃えてきたよ」って言われても困ったけどな。
 有と和成、愛情に飢えた二人がお互いで癒されるのは結構だが、そもそも君達の辞書に友情という言葉はないのか? 何だか、呆気なく、ステップが一つ排除されているのだが。全てを読み終えると、まるでホモ宗教のバイブル「どんなに辛いアナタも、ホモにさえなればこんなにシアワセ!」を得々と布教された感じ。さしずめ伝道師は朝霞先輩だろうか。

俺様
何ともセオリー通りの設定で、目新しさには欠ける。 キャラクターもお決まりな人々ばかりなのと、 想像通りに進むお話。いや、むしろ有が強姦未遂とか 何かしら事件に巻き込まれない事の方が斬新かなと…。 大変な事が何一つ起きず、母親が服役中というもってこいの 設定がありながら、イジメの一つもないとは…。加えていくら優秀で 特待生制度があったとしても、保護者がいない有を入学させるそんな金持ち学校見てみてぇ。要人の子供がわんさかいる学校に 得体の知れない奴は入れないだろう…。有の母親が刺した相手が 何かしら塔之内とかかわりがあったりするかな?と思っていたのですが、 そんな捻りも全く見られない事が逆に捻りなのか? と深読みしてしまいました。 とりあえず君達は愛情の前に友情をはぐくんでからその先に進みなさい。 それが人生ステップワ〜ン!!


お前しかいらない(ふさ十次)/芳文社 花音コミックス


売れないカメラマンの遊佐は、刑事の一色と肉体関係を持っている。友情をなくしたくないばっかりに、強引な一色に渋々体を許している遊佐だが、複雑な気持ちを持て余して、ついに絶縁状を叩きつけた。(J)

じゃあな

 キャラクターはいいのだが、出力不足。出してるつもりなんでしょうが届いてません。高校時代に大きな賞を受賞してしまった遊佐が、プロのカメラマンの世界を見て衝撃を受けてその道を断念してしまう過去が出てくるのだが、遊佐がそれらの「何に」衝撃を受けたのか具体的にわからない。そんな、その後ずっと引っ張るトラウマを、たった一コマで表現されても重さが感じられないのだが。主任はどうして一色が嫌いだったの? とか、クスリなんていつ呑まされた(うたれた?)の? とか、いちいち何だか取り残され気味のワタクシだ。
 銀●会(こんな伏せ字をずっと使うより、絶対ありそうもない組の名前をでっちあげてしまった方がよっぽどスッキリすると思うのだが…)の皆さんも、取引の現場にガサ入れされて、咄嗟に遊佐を捕まえて「動くな! こいつは人質だ!」って、おっしゃってみてもねえ…。子供とか、セーラー服着てる女の子だとか、そういうわかりやすい人質ではなくて、ロン毛の26歳の男を出してきたって、組の下っ端だと思われたら人質の意味を成さないと思うんだが…。素直に信じるなよ、警察も。
 体位で頑張っているのにHシーンに色気がないのはどうしてだろうと冷静に考察してみたのだが、常に大口開けてるのが(攻まで…)いけないのかも知れない。もう少し慎みを持って励みましょう。   

俺様
話が急展開…。キャラはいいのだが、お話の展開がちょっとな。 何だか説明が上手くないまま、それっ!て感じに流れてしまう。 まるで私はモクモクと走るマラソンランナーに必死について 行きながらインタビューする人のよう、途中でほんのちょっと つまづいただけでランナーの背中は見えなくなってしまった。 いやーん待ってよ…。遊佐と一色がエッチしている理由とか 遊佐がどうしてカメラマンになったかとか、大切な事をすっ 飛ばし気味なのはどうかな…。滝連太郎は二人を引っかき回すのか?と思いきやただのイイ人だった。是川くんは隠れホモで堂々としている一色が羨ましかったのだろうか? これまた説明不足だにゃー。遊佐がカメラを教えている高校生の中に遊佐に惚れるイケイケゴーゴーな攻が出て きても良かったんじゃないのかなー?


還らない夏(黒川あづさ)/竹書房・REIJINセレクション


足の怪我で登山を諦めた龍介は、親の後を継いで 茶道の家元となる。そんな彼の前にフランスからの 留学生アスティンが現れ茶道を学びたいという。 しかし、アスティンには龍介に隠している秘密があった。 (O)

俺様
えーっと、いきなりエッチしてるってどういう事ですか? アスティンの中ではちゃんとした段取りに乗っ取って 進んでいるのかもしれませんが、龍介なんでそんなに流されてるのー?一緒にハイキング行っていきなりやられてるってどういう事ですか?龍介をずっと想っていた友達とか、 出てくるのはもう定番という感じでいいのですが、龍介父よ…。 あんた息子がホモになろうとしているのをみすみす見逃すのか? あとちょっとした疑問なんですけどね、足痛めた人間って 確かに雨降ると痛むんですけどね、それ以前に正座が長時間出来なくなるもんなんですけどねぇ…。他の話もエッチに持ち込むのが ちょっとパワープレイです。やってればいいもんじゃありません。 エッチよりも話の間とかが好きな作家なので、使い方を考えて欲しいっす。
じゃあな
 表題作がマッハスピードジェットコースターCまでゴー! で、「こりゃあかんかな」と思ったのだが、そこから後はまあ何とか。麗人なので、殆どが力業ベッドまで引きずり込んでゴー! なのだが、黒川あずさはどうやら私とカップリング傾向が似ているらしく「こっちが受だといいなー」と思った方が受でありがたい。つまり年上が受なのだが。
 何しろ、受攻が絵柄からは全く読めないのだからかなりスリリングである。顔立ちはどっちが可愛いとも言えず、つまるところどっちも同じ様な地味な顔をしていて、体つきはどっちとも筋肉でコロコロしている。表題作で龍介がアスティンに見惚れてしまったのが、まさか「別嬪だから」だったとは、お釈迦様でもわかるまいよ。「ミスター・パパ」の匠くんの為に星半分おまけ。非常にかわいかった。ラブ。匠くん。



右手にメス、左手に花束(椹野道流)/二見書房・シャレード文庫


医科大学の入学式、隣同士の席に座って出会って親友になった江南と篤臣。江南は外科、篤臣は法医学と、それぞれの道を歩き始めるが、消化器外科から江南が法医学教室に実技を学びに来た事から再び交友が復活する。江南を兄の様に頼る篤臣は、江南の胸の内など知る由もない。そんな彼に江南は…。(J)

じゃあな
 「そんな彼に江南は…」ったって、このページ見てる人は百人いたら百人とも「強姦」って答えるだろうな。正解者のみプレゼント発送なら、全プレと何ら変わりがないだろう。さて、とてもお腹が減っている時に読み始めた本作。意外と(?)スクエアな常識観を持つ私には、入学式の江南の挨拶や、医局に初めて実習に行った時の二人の態度などが少々鼻についたのだが、このイライラはお腹が減ってるからだろうな、と自分を騙して読み進んだ。キャラクターの心の動きとしては悪くないのだが、今どき女装でロミオとジュリエットもないだろう…と、それも思ったが、これもお腹が減っているからそう思うに違いないという事にした。しかし!
 美卯さん! アンタムカつく!! 今満腹だけどやっぱりムカつく! 私はボーイズラブに関してはほぼ完全に女性擁護派、フェミニズムの旗手を自負してきたが、アンタだけは許せん! 「私も女だから、強姦されるってどんなにひどい事かわかる」などと言った舌の根も乾かぬうちに、やれ許せだの仲直りしろだの、それで篤臣が怒ったら今度はシカトかい。アンタ何? 神? ホモを斡旋する死神? こわー。こんな人を生かしておいたらろくな事にはなりません。さあそこへなおれ。正義の鉄槌、じゃあな電子満月斬、怒りのチェーストッッ!(…椅子?)  …そんな魔性の女・美卯さんの口車に乗ったんだか乗らないんだか、それでも篤臣は健気に、それなりの男気を持って事態に挑んでいて偉かったです。江南は言ってる事とやってる事がまるっきり違いましたが…。本作を読んで一番の収穫は、ケーシー高峰のケーシーは、ジョニー大倉のジョニーや、ジュリー・Kのジュリーとは違って、人名ではなかったという事を知った点でしょうか。
★★☆
俺様
どうも(挿絵は)成人男性には見えんの、それが第一印象。 そして、何で朝方にまどろんでいる間にあんなに長い思い出を振り返れるのですか?篤臣の夢ってスゴイっす。 だって夢なのに冷静に現実を振り返ってるじゃないですか。 しかもそんな些細な事までなぜってぐらい覚えている のでしょう…。しかし、初めてです、美人で頭も良い女性に対して「死ね、お前っ!」と思ったのは。同じ女性なら俺は渚の方を支持する。美卯よイッペン死ね。強姦されるのが どんなにひどい事かわかるのなら、篤臣が江南を許せない 気持ち分かんだろーっ!あんたは自分を強姦した奴を許せるんかーっ!そんでもって篤臣が怒ったらシカトするって…。 あんた何様?篤臣には篤臣の人生ってもんがあんだからさ。 あんたの言う通り生きてどうすんのよ。って思ってたら、 人様の言う通り生きる男篤臣。お前はアホかーっ! アホついでに江南のいう通り検査の結果がわからないのに セックスするってどうでしょう?今しなきゃ意味がないって、 今セックスする事に意味がねーよ…。医者っていう以前に人として問題ありすぎです。あとさー、どうも納得いかないのが 美卯がホモの強姦殺人の解剖ぐらいした事あるから、篤臣が江南にやられたの分かったって言うけどさ、それって死体じゃん。 死体って歩かないじゃん。死体なのに犯された後にどういう歩き方するとか、そんなのまでわかるんか?今の法医学は凄いんですねぇ。




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