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僕の胸に咲く小さな青い薔薇(四谷シモーヌ)/竹書房・バンブーコミックス |
| 父の後を継ぎ代議士になった葵は政治資金を出している 三本木財閥の総帥の元へ挨拶に出向く事となる。しかし、 葵に興味を持った三本木は政治資金をタテに葵に関係を 強要する。 (O) |
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あらすじ書いた俺を誰か誉めてくれよ。何をどう書けばいいんだよ。 いったいどこに青い薔薇が咲いてるんだよ?誰か教えてっ! 池袋の虎の穴でじゃあなちゃんと二人で民草の声に耳を傾けて いたら、四谷シモーヌという単語が聞こえた。昔同人は読んだ事あったけど、最近読んでないなーと、民草の声に五反田のブックオフで 惑わされてみた。こんな事なら短剣で太股を刺し、幻惑から解放される べきだった…。作品集で、どの作品も政治がからんでいるのだが、 日本バンザイ!ホモ議員ばっかだよ…。いやぁ、日本って開けた国 だったんだね。俺、選挙権もって長いけど、全然知らなかったよ。 今度から選挙はちゃんと行くよ…。行くからこんな日本にならないように 頑張ってくれよ森総理…。 |
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じゃあな
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顔が怖すぎです。特に攻の笑顔には限りない恐怖を覚えます。一冊にまとまるだけ政界物を描いた執念は立派だと思うが、どれもこれも今すぐ日本を捨てて大橋巨泉の暮らすゴールドコーストに旅立ちたくなるくらい絶望的な代議士ばかりだ。巻頭に収録されている「ガラスのディスタンス」。おいこら受、それで納得するな。それは「返さないから千円貸して」と言われて金を渡すのとおんなじ理屈だ。巻末に収録されている「メサイヤ」も凄いね…今まで国家を敵に回してきたボーイズラブ作家は数あれど(水戸泉のルーマニア、安芸まくらのサウジアラビア、他)宗教を敵に回したのは四谷シモーヌが初めてであろう。主よ、全ての人の子を許したまえ。 |
無星
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バス停留所(鳥人ヒロミ)/芳文社・花音コミックス |
| 陸上部の我孫子はバス停留所で出会った藤本に一目惚れをする。元陸上部で、手術をした為に休部している藤本は、現在スプリンターとして活躍している我孫子を複雑な思いで見つめるのだが…。(J) |
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中に入っている作品の世界観もカップリングの傾向もバラバラなので、全部が好きでたまらないという人はいないだろうが、どれか一つはあたりがあるだろう。そういう、福袋的な短編集。まあ掲載雑誌を見る限り、バラバラになっても仕方ないという気はする。私は画家と透明人間の話が好きだが、人気があるのは表題作らしい。表題作、受のキャラクターデザインがね…。私の歪んだ法律によると、あの髪型はゲイカットと呼ばれ、あのヘアスタイルにしている人は真性ゲイって決まっているのだが。表題作はシリーズで続いているらしいので、続編では先輩の髪型が変わっている事を熱烈希望。 |
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俺様
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どの作品もまとまっているのでいい感じがする。ただ、問題として受のキャラをどうも可愛いと思えないフシがあるのだな。可愛い顔といわれても、俺には普通の高校生にしか見えん。だからこそ等身大の男子高校生ホモ恋愛なのだろうか?って等身大にそこらにホモ高校生が転がっていたらそれはかなり問題だがな…。 表題作の雰囲気は好き。ああいうプライドの高い受はいい。 だが、バス停留所は誰もいないと思っても誰かが見ているものなんだよ。外でその気になる時は誰からも見えない所でなりなさい。 |
★★
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フェネギー
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表題作の続編の「少年は背中で恋を語る」を先に読んじゃったんだよ〜、そして多大 なる期待をして読んじゃったんだよ〜、そしたら今一つだったんだよ〜(泣)。短編集なので、まあ好きも嫌いもあるが、私の好みに合ったのは上海を舞台にした社会人 物だった。大人ならちょっと計算高くてもいいじゃん?これを高校生にやられたら嫌 だけどね。このレベルの作品がズラズラ並ぶと、やっぱり私は高校生物より社会人物 の方に軍配を上げてしまう。しかしジェネレーションギャップを感じてしまったよ・ ・・今時の若者って「愛と誠」を読んで爆笑するんだ・・・ショック。 |
★★☆
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コンビニ(紺野けい子)/オークラ出版・I’Sコミックス |
| コンビニで働く森下と三田は万引き少年を捕まえる。 少年は振られた事のショックで万引きしてしまい、 泣き出してしまう。呆れる二人だが…。 (O) |
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話はどの作品もいいんではないだろうか。今時の学生な わりにはみんな純情で、持て余す感情がなかなか良い感じです。 ところで、他の作品でもそうだが、女の子キャラはかなり 私的なポイント高いです。今回もかよちゃんには絶対かっちょいい 彼氏出来るからっ!と力説していた。俺毎回そんな事してるよ…。 お話は良く、絵も上手く、キャラクターの心情表現も上手いのだから、 男性キャラをオリジナルで描いてくれたらもっとポイント高いだろうな。 だって駄目だよ、こんなにいい奴だけどこいつってアイツなんだろ… ……。ってなっちまうよ。もったいないよっ! |
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じゃあな
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か、佳代ちゃん…。「ごめんね。」のラストシーンまで読み終えたら「くそっ、俺が佳代ちゃんと結婚するぜ!」という気分になった。まったくどのホモもこのホモも…。元の収録誌が収録誌の割には、楽しく読めた。つーかそれは全然似ていなかったって事かい? まあいいんだけど…。テツとマサキの話はかわいいね。この既成事実のないところが、純粋でよろしい。 コミックスの最後に、佳代ちゃんのその後と、表題につながる掌編が収録されているのがイイ。こういう風にまとめてくれると、コミックス全体の完成度があがって凄くいい。 |
★★
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大人の恋(姫野百合)/心交社・ショコラノベルズ |
| 明るくさわやかな営業マン・久城と美貌のSE・綴喜は同期入社。 はたから見れば仲が良さそうな二人だが、綴喜は会うたび自分に 「好き」だの「美人」だの言ってくる久城がうるさくてたまらない。(F) |
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「幸せはこんなカタチでやってくる」の本間さんと堤に似た感じ? と読み始めた時に思ったが、綴喜は本間さんの10倍ぐらい 私の好みだ。だがこんなことを言うと本間さんフリークの天河さんに 「本間さんの方が100万倍ステキよ〜!」と体当たりをくらわされそう なのでやめておこう(ってもう言ってるじゃん)。 2作目の「大人の憂鬱」の方を先に読んでしまっていたのだが、 この1作目の方が面白かった。本気で5年も片思いして毎日口説いて いるのに冗談だと思われている久城も可哀想だが、綴喜の反応は 普通の男として当たり前。仕事熱心で有能で、後輩が保管室で キスなんてしていようものなら(もちろん男とだ)呼びつけて 仕事中に何事だと説教をたれる。ホモ小説にはめずらしい 良識ある受だ。いいっす、男らしいっす。倉庫や残業中の机の上で サカったりもしないし、この二人なら同じ部の隣の席にいてくれてもOKさ。 1回だけあるエッチシーンも開き直った綴喜が受のくせに堂々としていて ナイスだ。それにしてもソープってあんなにいい所なのかい。ソープ嬢は 可愛いし、そんなに癒し系なら俺も一回行ってみたいよ。(もちろん客としてだ) |
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じゃあな
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「雨の中で捨て猫に傘をさしかけているところを見て」恋に落ちたとか、そういう一目惚れは大昔によく見かけたが、これか…これで惚れるのか…五年もか…。ちょっと 素直に頷けないものも感じるが、まあ元々綴喜が久城のタイプだったのでしょう。基本的にはスタンダードなストーリーなんだけど、色々頑張って仕掛けてあるし、私好みのリーマンの上挿し絵も綺麗なので、楽しく読めました。Hシーンも等身大(どんなんだそりゃ)で良し。何より、二人の後輩カップルがとてもイヤで。いくらリーマンでもこの二人の物語を読まさせられたら俺は死ぬ。そう思わせるほど苦手なタイプで。主人公は綴喜と久城、綴喜と久城だ! そう思うだけで自分は幸せなのだと思えて楽しくなれたのですね。カップラーメン食べてる横にイグアナの黒焼きがあったら、ああカップスターって美味しいなあって、そういう気持ちになれるんではないでしょうか。 |
★★☆
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茶右
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おお、仕事ができるサラリーマン。SEと営業が少々身近な職種だったので、
仕事ができる男にちょっと贔屓目フィルター掛かっていたかもしれませんが。 綴喜と久城の2人が対等って感じなのも良く、男としてまず好感が持てるキャラだと、読むのも楽しいですね。挿し絵も好みでしたし。 久城が根気強く綴喜との距離を縮めようとしていくのも、2人のやりとりも、定番と言えばそうなのですが充分読めるのではないでしょうか。 久城とのHを決心するときやHの間の綴喜は、なんだか何かの実験をしてるみたいな思考をしてましたが、ノーマルの男が抱かれてみようかな… って思い至るまでってあんな感じなのかしら、とかふと思いました。 またそんな冷静さの中で見せる綴喜の反応も、なかなか楽しかったのですけど。 |
★★★
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セクシーボイスで囁いて−皇林学院シリーズ−(井村仁美)/白泉社・花丸ノベルズ |
| 皇林学院高等部の前生徒会長野上は男も女もOKで 「たらしの野上」の異名を持っていた。そんな彼の親友で 前副会長でもある宝蓮華の様子が最近おかしい。 宝蓮華の外部入試を知らなかった野上は、何も相談され なかった事にショックを受けるが、宝蓮華は野上には 関係ない事だと言う。 (O) |
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随分前に読んでたんだけどな、書くのすっかり忘れてたな。 井村作品といえばやはり林先輩という事なのだろうか? シリーズ物なのだが、実は第1作とこれしか読んでいない。 ありがちな男子校学校全体ホモでーす。なので、元から敬遠気味だったのだが、ちょっと設定的にツボ突かれたので読んでみた。それも一番最初は銀行帰りに寄ったコミックステーションで 粗筋にひかれて一気に立読みだ。(仕事中です俺様) 頭が良いくせにバカな攻と儚げなくせに気の強い受。OKです。 しかもすれ違いがあってもOKな範囲です。 また宝蓮華に横恋慕するキャラもナイス選択です。野上の 自己チューバカさに呆れてしまいましたが、追いつめられたとは いえ、ちゃんと自分の気持ちに気付いたのでヨシとしましょう。 すでに刊行されているのかもしれませんが、私的には大学生に なってからもう一波乱欲しいところです。 |
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桜並木袋小路(藤たまき)/桜桃出版・GUST COMICS |
| 10歳の時雨が桜の季節に出会ったあやかし。桜花と名乗る彼は、時雨の躯を奪う。夢の中の出来事だったかの様に思う時雨だが、桜の季節が来る度に、桜花は変わらぬ姿で、成長し続ける時雨の前に現れるのだった。(J) |
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私は大抵、面白いと星三つで、カップリングがハマればそれ以上に星が増えるわけで(ちなみにもっと詳しく言えば、人に薦めたいか薦めたくないかで星の数が変動する)本作はカップリング的にはわりと有り体なのだが、掌編が七作も入っているのに全てがこの完成度という点を高く評価して星四つ。匂いがなくおしゃれで透明感のある作品集である。銀色夏生の詩集の様なボーイズラブだ。どこも、どこかにありそうでどこにもない世界なのが、童話めいていて好印象。表題作は…リーバ、リーバ、あっ、スタジアムを揺るがすリバコールが沸き上がっています。ついにリバを求めてウエーブが始まりました。競技場が今、桜花受を希望して一つになっています。…ま、そんな感じで。「銀のバッチ」を読んだ後だったので、いちいちビクビクしながらページをめくったが、これは博く万人にオススメ。 |
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俺様
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私はこの人はパロディしか読んだ事がないので、ちゃんとした 話であるだけでも評価しているのだが、どうもこの世界には ついていけない。話が悪いわけではない。どちらかというといい話だ。ボーイズラブ特有のその強引さは何か変だろうというのがないだけでもいいのだが、どーも駄 目なのよこの辛気臭さはよーっ!(また敵が増えるな…)そんなわけで 話的評価はいいのだが、俺的にはどうもな…。 |
★☆
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愛恵
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タイトルを漢字変換する時、袋小路を区切って入力したせいで小路が違う漢字で変換
されて、ときめいてしまった。それだけで★一つあげてしまいそうだ。 さて。藤たまき。久々に読んだわ〜。何だか旧友に再会した気分。気分だけだけど。
こんな話書く人だったかしら。と自分の記憶を探ってみてもかなり古くてもう覚えて
ません。 表題作が切なくて一番良かった。だけど、あんな小さい頃からしこまれて、この先、 桜花なしでどうするんだ?! と時雨の身体の事情を憂いてなりません。 |
★★☆
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猫の遊ぶ庭(かわいゆみこ)/心交社・ショコラノベルズ |
| 大学院に進学することになって仕送りを打ち切られた織田和祐は 仕方なく古くて汚くて寮生は変人ばかりと悪名高い寮に入るが、 そこではきだめに鶴のような涼やかな青年杜司篁嗣に 出会う。(F) |
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日々の疲れが癒えるホモ。今市子の挿し絵が雰囲気にぴったり なのもポイント高し。おだやかでノスタルジックなこの寮に住んでみたいと思うのは、私が築70年の実家に30年住んでいたからなのか、それとも人はみな汚く古びた日本建築や集団生活に 郷愁を覚えるものだからなのか、いずれにしても懐かしい気持ちが 湧いてくる素敵なホモだった。 強烈な個性の先輩3人組からも苦手に思われている杜司の マイペースな浮世離れさがよろしい。初めての恋愛感情に どうしていいかわからなくておたおたしてしまう姿が実に可愛らしい。そのくせ何も考えずにいきなり大胆な行動を とるあたり、動物並みの素直さというべきか。 そんな杜司の面倒をかいがいしくみる織田の家事能力は、 是非一家に一人ほしい人材だ。織田、うちに来て片づけて! 掃除して!洗濯物にアイロンかけてたたんで!プリーズ! |
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じゃあな
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これを読んでいる時点で既に、続編が出ている事は知っていたので、読んでいる最中は「こ、このままこの二人がこれ一冊でおさまらなかったら、俺はこのハワイ島のどこで二巻を手に入れればいいのだ…いてもたってもいられん、こうなったら日本まで遠泳しかないのか、とうっ!(ざっぱん)」と焦燥感に胸を掻きむしったが、何とか発作は抑えられました。はあはあ。今市子の透明感あるイラストと作中の杜司の不思議な存在感があいまって実に魅力的なキャラクターにしあがっている(一方残念なのが織田だが…。もっと攻っぽくてもいいのに)可愛いじゃありませんか24歳。どうしてこれまで誰も杜司に迫らなかったのかしら。部屋なんて、自分の部屋に引きずり込めばいいものを…。意外とあの三人組が邪魔していたのかも知れないな。 優しくてちょっと切なくて、現代の話なのに何故かノスタルジックな学生ロマン。オンボロ大学寮という、プライバシーも守れない様な場所でありながら、その実外界から完全に切り離された別の時空間にある舞台設定が、この作品と杜司自身に漂う不思議な浮世離れの所以か。 |
★★★★
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茶右
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根っからの右脳人間で、物事を活字で表現することを苦手としている私には、 この作品に漂うゆったりした時間や空間の心地良さをどう表現していいやら困ってしまいます。 ただただ、とても穏やかで心がほっとしました。 そんな空間に溶け込んでしまいそうでいてしっかり存在感がある杜司は、 内にはしっかり芯も通っているし、織田への気持ちに戸惑っている様は可愛いし、 とっても好感度高し。 織田もなかなか後輩くんらしい若さがあっていいですね。 下世話すぎるほどのデバガメ3人衆にもめげずに、これからも杜司を守って欲しいと思います。 |
★★★★
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猫の遊ぶ庭〜気まぐれ者達の楽園〜(かわいゆみこ)/心交社 ショコラノベルズ |
| 寮公認の恋人同士になった織田と杜司。曲者揃いの吉田寮の面々は、大男の藤原がプールサイドの美女にのぼせていると知って野次馬に行くわ、杜司の家のお正月を伊勢エビ目当てにぶちこわしに行くわで、相も変わらずパワフルに大活躍。なかなか二人っきりにもなれないで焦れる織田だが、司書の山縣という女の子が杜司に憧れていると知って…。(J) |
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前作の完成度の高さから行くと本作などは、まるっきりキャラ逃げで、織田と杜司がラブラブならそれでファンは喜ぶと思ってるな、という怒りが湧かないでもないのだが…喜んでいる私の弱さを誰か責めて…。うえーん。ストーリーなどはあって無きが如しで、杜司の家の事情などは前作のネタを食い潰しているかとも思われるのだが、だって久しぶりに二人きりになれるから、こっちの部屋に泊まっていいですねって織田に言われた杜司が、おろおろ動揺して庭まで逃げる様なんて可愛いじゃありませんか。シロさんに助けを求めてどうするのかしら杜司も…。弱い、弱いわ。「寮生全員知ってるホモなんて駄目よ!」とか「家族に会うなんてもっての他よ!」とか、そんな風に一刀両断出来るいつもの私はどこへ行ったのでしょう。杜司みたいな不思議な感じの人は、ホモって言ってもなんかこう不思議な感じの位置にいて、みんなに認められてそれもアリかしらなんて、じゃあなさん完全に負け戦。もっともっと阿呆なラブホモになってもいいから、続編希望。もう負けっぱなし。 |
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茶右
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すみません、織田と杜司がラブラブなのでファンは喜んでいます。 年下らしく杜司を敬うことを忘れずに、丁寧語でゆっくり杜司の気持ちを引き出していく織田の懐の広さに頬が緩み、織田を取り巻く面々にそれと気づかずに嫉妬して心のもやもやを持て余している杜司にも心が躍り。 織田にちょっと積極的に迫られてぱたぱたと逃げていってしまった杜司は、いっそ女々しいかとも思うほどの初心さなのですが、そんな子供の様な仕種も無防備っぽさも、杜司なら可愛らしいなぁ…と。前作ではその勝手さというかお節介さ加減であまり好きになれなかった3人衆も今回はなかなか人間味があって、織田の言葉を借りれば「善人ではないですが」、好感度もちょっとUP。 ルームメイトや回りの人々に至るまで穏やかに描かれていて、全体的なほんわかゆったり感が織田と杜司の甘々な日常をまた微笑ましいものに感じさせてくれました。 |
★★★★
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美人はいかが?(神谷 凪)/プランタン出版・ラピス文庫 |
| 高二の菅生は、数学教師の柴ちゃんこと柴崎教諭をほのかな思いを寄せていた。ビン底眼鏡にやせっぽちで泣き虫という冴えない柴ちゃんなのだが、何故か放っておけない気持ちにさせるのだ。ところがある日の避難訓練で、柴ちゃんのとんでもない秘密を知ってしまい…?(J) |
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通り魔に会った様な本だった。私は表紙とタイトルと粗筋から、眼鏡で冴えない柴ちゃんが、眼鏡をとったら凄い美人…という展開を想定していたので、それにしちゃあ最初から柴ちゃんに惚れてる菅生は変わってるなあ、よっぽど変なフェチなんだなと思っていたのだが、どうも柴ちゃんは眼鏡をかけていても、しみじみ見ればそれなりに魅力的らしい。で、柴ちゃんの「秘密」とやらが出てきて、なるほどこっちが主題なのか、と思っていたら…えっ、そこで終わり? それでいいの? これでいいんだったら、アタシだって凄い作品描くよ? 説明とかオチとかそういうものはどこに? 二巻が出ているのは知っているのだが、続きを描く気があるのなら、二作を一冊にまとめてはどうだろう。いきなりシリアスな短編と抱き合わせにするよりは…。表題作に出てくる主人公の友人がやたらと意味ありげにハバを効かせているので、彼は同時収録作品の方にも登場しているのかと(と、言うか同時収録作品は彼の話なのかと)登場人物が出てくる度にフルネームを確認してしまったが、全く関係なかった。出版社側が読者の事を何も考えていない一冊である。わざと軽くしてある文体は、確信犯が見込めて悪くないのだが。 |
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流星と真夏のクリスマス(藤たまき)/桜桃書房・GUST COMICS |
| いつも双眼鏡で流星を捜していた孝宮 星の前に現れたのは、校内でも有名な飛び込みの選手・堀口真夏。人嫌いのする寡黙な星に、その開けっぴろげな性格で懐いてくる真夏にやがて星もほだされていくのだが…。表題作他掌編六作を含む短編集。 (J) |
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ハズレ無し、という安心感すら持てる作品集。言葉の使い方が独特で、必ず冒頭の定義に最後がうまくはまるのが気持ちいい。良く出来た歌詞を見るのにも似た雰囲気。難を言えば登場人物が殆ど全部同じ顔をしている事だが、果たして作者にスケッチブックを渡して「何々のコミックスに入っていた誰々君を描いて下さい!」と言ったらすらすら描いて貰えるものだろうかとやくたいもない事を考える。パキラとドラセナの美しさにそれほどの違いがあるものだろうかとも思うが、美しさとはその心映えが姿に現れるものなのだろう(つまり私はドラセナ好き)うちのドラセナにもお水あげましょっと。 |
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俺様
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痛いんだな話がな。この人の描く高校生には、高校生らしさは あるものの、誰もが何かしらトラウマを抱えていて、そのトラウマ がかなり痛い。表現力というものがあるが、この人の作品はあまりにも痛く、切な過ぎるので俺の趣味ではない。どうも駄目だこういう世界。ホモなんだから最初から棘道に決まっておろうが、 精神的なトラウマとホモって事を比べたって、そんなの他人にとっちゃどっこいの悩みだよ。むしろ精神面よりも確実に社会面でホモって 事の方が棘道だろ。悩むならそっちで悩んだ方がいいんじゃないのかなー。 |
★★
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フェネギー
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切ない系・トラウマ系話は大好きな私。おお、好きだぜこういう話はよ。だがしか〜 し、後半に入っている植物ネタは私の心の傷をえぐってくれた。私のトラウマったら これよ、植物を枯らすのが得意中の得意!この世には水の指の人と火の指の人がいるのだと友人に言われたが、私の指ったら火がボウボウ。燃えさかっているので私の手元に来た植物はすべて腐るか干からびるかの運命をたどるのよ。(だから私に花をくれるなら切花にしてね。)植物にこんなに人格があって仲間が弱ったらこんなに心を 痛めたりしているのなら、どうよ?私ったら人殺し?やめてやめて〜!植物を擬人化 しないで〜セリフ言わないで〜苦しまないで〜!とストーリーに関係なくそんなこと を叫びながら読んでしまった。疲れた・・・・。次回は是非ニンジンが幸せそうに煮 込まれて「お願いボクを食べて(ハート)」と呼びかけてくる作品を描いてくれるこ とを願う。 |
★★★
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秘密のプリンス(橘かおる)/リーフ出版・リーフノベルズ |
| 出張先のホテルで、アラブのプリンスと一夜の恋に落ちた営業マンの真澄。しかし身分違いの二人は体を重ねる事なく別れを告げる。傷心のまま、転勤した真澄が出会ったのは、プリンスそっくりの仁。まさかこんなところにいるわけがないと動揺する真澄に、人間違いをされたと仁は不愉快そうだが、果たして二人は別人なのか…?(J) |
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作品紹介のところに「HPで噂の新人」とあったので、「HPで噂と聞いて、心が痛まないのは久しぶりだ。すがすがしい」と思って思わず購入してしまった。後書きの作者があまりにも低姿勢なので、どうもツッコミにくいのだが、ストーリーはそれなりに仕掛けもあってよくまとまっている。難を言えばキャラクターに勢いがなく、仁も真澄も美形なだけで没個性。リーフで新人って言ったら、もっと爆発してくれないとダメでしょう。これを持ち込むならリーフじゃなくアイスかエクリプスにお行きなさい。何しろ読み終わってから巻末の、同出版社の近日刊行予定見たら、凄い爆弾がいっぱい。まさに火薬庫で火遊び状態で、どれをとってもスリル満点。ガソリンスタンドの不正問題を後書きで熱心に語ってしまう真面目で良識ある作者が、この危険物取扱免許保持作家達と渡り合っていける日が来るとは到底思えません。もっと自分を大切にするのですよ。 |
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