LOVE-MAKER(やしきゆかり)/桜桃書房・GUST COMICS


薫は殺し屋の進也のパートナー。いつまでも子供扱いばかりする進也に認められたくて、危ない仕事に手を出すが…。(J)

じゃあな

 「variコミックスはつまらない」伝説がまたひとつ。どれもこれも、最後まで読むと「それで?」と問いかけたくなる。読んでも読んでも終わってくれないエンドレスのんべんだらりホモワールド。漫画を読んでいて「いつこの本終わってくれるんだろう…」と思うのは末期的症状だ。絵がまともなのに惜しい限り。つまらないだけじゃなく無理も多く、第一話なんて薫は、進也の話を最後まで聞かずに、仕事に飛び出していくのだが、最後まで聞かないと薫自身が危ない…事はどうでもいいのだが、罪もない一般市民にまで危害が及びそうで気が気じゃない。「遠野 治…の、奥さんを殺ってくれ」とか「遠野 治…の、隣の家に住んでいる人を殺ってくれ」だったらどうするのだろう。こんな事では死んでも死にきれない。



現在治療中1(桜木知沙子)/新書館・ディアプラス文庫


公紀は以前家庭教師を頼んでいた歯科医師の久我に恋をしていた。恋人のフリをして もらっている美朋に付き合って彼の歯科医院に通い、幸せな反面、告白もできないま まで想いが募る。そんな中、久我の大学の後輩で、久我に告白したことがあるという 美形の葉田が現れて、公紀は動揺する…。 (S)

そうや

歯医者だし、白衣着てるしちょっと鬼畜なのかと思ったらそうじゃなかった。 こんなほのぼのした歯医者モノって意外〜と、思って読み進むうちに家庭教師×生徒 モノだと気付いた。 せっかく歯医者で麻酔とかあるのに(笑)(←それ、犯罪) しかし個人的には、メインのカップルより公紀の従兄弟・の坂本サン×奇麗な変人・ 葉田の方が楽しみだ。奇麗な変人って大好きなんだもん! タイトルに「1」とついてはいるが、とりあえず続かないと後書きにあったが、それ なら是非、現在困惑中の続きを出してくれ。 変人の奇行を楽しみつつもホモが読めるなら、そんなに楽しいことはありません(笑 )そんなわけで、坂本×葉田の続き希望ってことで☆一つ追加しておきました。

★★★☆
茶右
元家庭教師で現歯科医に恋する元教え子ということで、どうやって先生を落としていくのかしら、もっと先生の白衣姿にドキッとするとか可愛いと思うとかしないのかしら、 この教え子くんは押しが足りないなぁ…と思ったら、何てことはない、公紀くんが受でした。 こんなにはっきりと間違ってたのは初めてでビックリ。 粗筋と導入からだと、ちょっと間違えてしまいそうだと思うのですが、どうなのでしょう。 公紀と久我(字面からしても久我受でしょう…)はどちらものんびりゆっくりで、 どうも主人公カップルとしては個性というかインパクトが足りなかったかなぁ、と。 更に久我は、いつでも優しくおっとり微笑んで公紀に接しているので、攻としての魅力が 今一歩、いや十歩くらいは欠けてやしないかなと。 もっと男として普通の強引さがあって欲しかったと思います。 そして公紀の従兄弟・邦彦。出た、私の好きな眼鏡の男前。 最後に葉田にちょっかいかけられていたので、ちょっとだけその後が気になります。
★☆


SECRET AREA(高座 朗)/桜桃書房・GUST COMICS


大学生の功のマンションには、隣家の高校生・凪が夜な夜な窓からやってくる。家庭教師をせがむ彼の相手をしてやっている功だが、実は凪に恋をしているだけに、毎日気が気ではない。冗談めかしてキスを迫るうちに、いつしか冗談では済まなくなり…。(J)

じゃあな

 variコミックスと私の闘いは続く。何とかして面白い本を見つけてやろうと本屋で睨み付けるのだが、私に飛んでくるシグナルは毒電波ばかりだ。そんな中でこれを掴んでみたのは…だって粗筋が面白すぎたんですもの。「男と男が狂気のリビドーをはらみながらストイックに愛を生み落とした時、濃密な愛撫が躯中を震撼する…!」だぜ!!これ、読まなきゃ死ねないと思うだろう?やっぱ!!狂気のリビドーでストイックな愛が濃密な愛撫で、しかも満を持して遂に登場なんだぜ!!あたしゃ本屋で一人松田優作よ。誰だって「何じゃこりゃ?!」と思わず叫ぶよ。ああ、この面白さがどうして本編に反映されないのだろう…。
 本作はそれでも、これまで読んだ中では作風といい絵柄といい、まだ作者とわかりあえる感じ。君はvariコミックスの呪縛からいつか抜けられるかも知れない。頑張れ!私の意見としては、もう少しキャラにオリジナルティが出ると、もっと狂気のリビドーって感じがすると思うぞ。

俺様
粗筋だけでもう結構。何がリビドー?何がストイック? 何が究極の恋愛遊戯?俺に本当に意味を教えて Variコミックスっ!!すいません、本当に粗筋で腹一杯。 かなり期待して読んだものの、なーんか肩スカシ。 結局Variには勝てないのか俺達…。いや、俺達の闘いは まだまだ続く…ってこれ感想じゃねーよ…。星は粗筋にあげるよ。


銀のバッチ(藤たまき)/桜桃書房・GENEROUS COMICS


その男子校の旧寮は山の中にあるオンボロで、寮費が安いだけの事はある代物だった。寮生は学校経営者の息子で寮長の波手と、天真爛漫だが病弱な莢の二人だけ。そこに転入した永江は、波手と莢の関係を知って最初は憤るのだが…。(J)

じゃあな

 こんなに切なかったら私は死にます。たーすけてー。私は大昔、作者のファンだったので、商業誌に出てきてからいつか読もうと思っていたんだけど、どれもイタそうなのでパスし続けていたのだ。本作は粗筋に男子寮とあったから、おお、きっとバンカラな先輩にキュートな後輩。ホモの同級生に迫られて、そりゃもう毎日がお祭り騒ぎさあ…という内容を期待して手にとった。…ああ。あああああああ。
 第一話が時間軸において一番未来となっており、その後に三人の出会いや、波手と莢の出会い編が来るのだが、それがアナタもう切ないやら健気やらイタイやら。叙情豊かに描かれるにつけ、第一話はなかったことにしよう!と、心が叫ぶ。なかった事にしようよ。ねっ。長いつきあいの私達じゃないの(一方的)時間軸がもう一度現在に辿り着いたら、私の心は張り裂ける予定なのだが、もしかして何か逆転満塁ハッピーエンドホームランがないだろうかという期待をこめて、きっと次巻も手にとってしまうだろう。そして奈落の底に墜落するのだ。こ、こんちくしょう。古い友人は宝だから大事にしろって高校の時勝股先生が言ってたのに(だから一方的の場合は)

★★
俺様
痛い、痛すぎる。何かこれでもかってぐらい莢は可哀相な子だ。 なのに天真爛漫なのがかなり辛い。でも一番辛いのは波手だよな。 一話が一番未来なのだが、こんな結末に向かって彼等三人は進まねばならないなら、いっそ能天気な全校生徒(教師も)ホモな 山奥の全寮制男子高の方がマシかもと思わせる程に切ない。 莢の精神バランスのために波手とセックスさせる必要をどうも見出せないのは私だけだろうか…。それにしても高校生に受け止めさせるには、辛い事ばかりで、いつ波手が狂ってもおかしくない 状況ばかりだ。だから永江の普通の高校生らしさが余計悲しくなってきた。 莢は愛と恋を履き違え、波手は愛を持て余していた。たぶん波手は 莢と恋をしたかったんだろうなぁ。
★☆
フェネギー
すんません、私、こういう話好きなんです。哀しくて優しくて切ない話。 ええ、人でなしと言われようと大好きですとも!明るさの中の 不幸の味付けがたまりません。 未来がわかってしまっているので、2話以降の切なさ倍増。 波手と莢の関係が恋とは呼べず深い愛であるっていうのがまた泣ける。 作者も未来はああだけどハッピーエンドにすると言っているが、 莢は愛も恋も友情も知って幸せに生きたに違いない。 2巻以降、作者には「莢を幸せにして」とだけお願いします。莢が幸せなら それでいいの。悲しいのは残された方であって去った方ではないからね。 私は永江と波手の10年後を知りたくてたまりません。二人は一緒にいるのでしょ うか? 波手が莢を癒したように、永江が波手を癒してくれるとよいですね。
★★★★


天空の瑠璃鵺(大徳寺貴更)/ビブロス・SUPERBBC


天界と地界の均衡を保つ空界の番人ナール。 彼はある日陵辱され気を失っていたルリヤを拾う。 喋る事の出来ないルリヤにナールはひかれていく。 (O)

俺様

不作だったZipsで見た時に「これって椎隆子じゃん」と言ったのに、 じゃあなちゃんとフェネギーさんは信じてくれなかった。だからって 「ほら、ゾウとか坊主とか見てみなよ。椎隆子じゃん」と言う俺も俺。 かなりどっかで見た事あるキャラクター達なのだが、何よりも驚いたのは ルイージって、他の作品にも出てきましたが、それも緑なんすか? 教えて椎隆子っ!と、いう事で謎がいっぱいあるんだけど、まだまだ教えて あげなくてよ、うふふふって感じ?たぶん教えてもらえないまま話は終わるんだろう なぁ。 連載だという事もZips読んだだけじゃわかんないって。 その時は椎隆子もパワープレーヤーだよなーと思っていたぐらいだから。 ってパワープレーヤーは昔からか…。連載と読み切りの世界観が かけ離れていたので、まさか同じ一冊に収まるとは思いも寄らなかったと いうのが正直な感想。それにしても名前を変えるのはいいのだが、 俺はキラサは割りと好きなのでちょっとお腹立ちです。まだ後ろにあった短編の方が 世界観としては納得出来る。それでも何かちっぽけな世界だったけどな。

じゃあな

 人体が私の好みではありません。これならモディリアーニの絵でやおいを見ていた方がいいと思うくらいです。キャラクターはもっとキビシイ。Zips掲載作の方がまだしもかなあ。私はファラガ×ルリヤだと思っていたので、それなら流されまくりのルリヤのキャラクター設定も仕方ないのかなと思っていたが、相手がナールでは二人揃って頭悪すぎ。二人あわせて偏差値40って感じ。しかし冒頭で空界を司る王の四人の息子は、敬意をもって「空界の番人」とよばれる…とあるのに、ナールは作中誰からも畏れられていなくてお気の毒であった。最後の掌編は、内容よりも何よりも、どう洋服のデザインだと思いこもうとしてもどうしても首がない様にしか見えなくて(胴も短い様な気が…)月の重力は人体をこの様に変化させるのかなと思いました。

茶右
言葉を失ったルリヤは意思も無くなってしまったのでしょうか、ファラガだけでなくナールやルイージにもいいなりなので、ナールが好きなの? え、ファラガでもいいの?とよくわからんです。ナールもおバカなので、ナールとルリヤのやりとりはどうもいただけません。ファラガがルリヤの 村を襲撃してルリヤを連れて行く2話目の方が、まだルリヤがしっかりしているので、少しはいいかなぁ、と思いました。やっぱり物を考えて意思表示してもらわないと、どうも魅力に欠けます。それともルリヤって脇役なのかな。


天空の瑠璃鵺(大徳寺貴更)/ビブロス・SUPERBBC 2巻


風を操る「空界」の番人・ナールが助けた美少年・ルリヤは禁忌から生まれた運命の子だった…自分をかばって凶刃に倒れたルリヤを助けるため、ナールは天帝の助力を乞うのだが…。(J)

じゃあな

 今の私にとってはまことに信じがたい事ですが、私は中学生時分この作家の大ファンでした。あの頃に私に、今の私の気持ちを伝えたら決して信じてくれないだろうと思いますが、私だって昔のアンタの気持ちがわかんねーよ。と、自分同士でケンカを始めてしまいそうな作品でした。おかしいのは昔の私なのか今の私なのか…それとも現在の作家自身なのか。
 とりあえずルリヤの脳に今すぐ、生後五ヶ月のうちの犬の脳を移植しても、何ら遜色はないと思われます。むしろ賢くなるかも知れんな…。ナールの兄に剥かれて押し倒されて、何で言いなりなんだろうと思ったら「だめ」って、お前それはあと七分早く言えよ。これだけ絵とキャラクターとストーリーに魅力のない(全部じゃん)作品が、台湾で出版されるというのは、国辱だからやめてください。
 かつて魅力があると感じていた作家だけに(実は怖くて今、私が好きだった頃の作品を読み返す勇気がない。昔の私がとんちんかんだったのか…?)残念無念。ファンタジーは誰もが失敗する超難関だから、いっそ同時収録の短編の方が面 白いかも! と期待して巻末に挑んだが、ちっともまったく面白くありませんでした。つらいです。
 天帝様、昔の自分と決別できる妙薬があったらいただきとうございます。



キスしよう手をつなごう(かいやたつみ)/芳文社・花音コミックス


マモルとナツは大学の写真部で出会った両思い同志。 つきあってはいるのだが、一向に進展しない自分たちの 関係にマモルは苛々するのだが、ナツはあくまでマイペース。 初エッチ後、二人は同棲を始める。(F)

フェネギー

とてもいい持ち味の作家だと思うのだが・・・どうにもこうにも 説明不足。いきなりメグムって名前が出たので誰だそれ?と思って 巻頭の人物紹介を見たら、他の皆がケイと呼んでいる人物だった。 何の説明もなく当然のように出てくる人々。誰よミチオって?と また人物紹介のお世話になる始末。実はこの人はこの人が好きで こっちの人には他に恋人がいて・・・とすべて巻頭の人物紹介を 見ないとわからない。合間のフリートークにはキャラクター ひとりひとりの生い立ちやら家族構成やら、この人はいつ誰と 出会ってそれ以来ずっと片思いで・・・とか、そういうことは 全て作品中で語りなさい!同人誌の寄せ集めと作者も言っているが、 読後感は「ホントに同人誌だったね」につきる。人物は個性も あっていい感じだし、ヒメ(女性)の凛々しさには思わず惚れるだけに惜しい。 これが初コミックスということだが、次回はちゃんと作品だけで 理解できるものを期待する。

★★☆
俺様
うわー、同人誌くせーっと思ったら本当に同人誌だった。 人間関係の説明が省かれすぎていて、相関図見てもわかんねーよっ!!おかげで話数がかわるたび、 最初にある相関図を見なくてはならなくて、非常に 内容の掴みにくい作品。持ち味はいいのだから、 もうすこし説明上手になろうね。今度はちゃんと 人間関係のわかる話を望む。
★☆
茶右
 登場人物の顔がみんな一緒に見える…。表情に変化があんまり無いからかな。喜怒哀楽がわかりづらかったっていうか。ナツあんまり可愛くな かったし…。マモルの方が美人さんだと思うし。事件は起きているようだけど、みんな同じ顔のまま、困っても焦ってもいないように見えるので、 印象に残った場面が無い。読んだのにまるで何も読まなかったかのような読後感でした。
じゃあな
 昔「イラストを描く」というのはイコール、オタクで、漫画、アニメ好きとほぼ決まっていたが、90年代後半から「漫画もアニメも知らない、ダサかわいいイラストを描くのが好き」というヘタウマ右脳イラストレイターが台頭する様になった。作者はまさに新時代の申し子。「同人誌的」という意見が多く出ている様だがむしろ、アンチアニメカルチャーの精神を持ちながら「同人誌」を描いている異色な例。根っからアニメ漫画オタク人種の私には、何か相容れぬものを感じる作家である。同人誌の前段階である「漫画研究会」的な 島あさひ とはまさに対極と言えよう。フキダシ外の書き文字と効果音がなかったら、絶対に読者に何も伝えられない筆力で、ストーリーも…ストーリーかコレ…? 登場人物の動きの無さ(表情・動作・行動共)や物語の平坦さと、熱く激しく切ないモノローグが完全に別物。そもそもマヤマックスがホモ漫画を描いたら面白いか? という根元的な問題の様な気もする。漫画はオタクが描くものだ。
無星



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