さらばDiary

僕らの勇気・3(11/1)

不味い寿司屋でガラスの破片食べさせられている(入っていたのだ。あな恐ろしい)うちに見逃すかと思ったが、間に合って良かった「未満都市」。

今週のお題は「脱走」。ペットボトルで舟を作るというキイチの着想はいいが、目立つ事この上ない。埠頭でヤマトを待っている間に、既にライトに照らされていてめちゃくちゃ刺激的。結局脱走しようとして失敗した穴沢らが、舵も取れず(だってイカダだし)「撃たないでくれー」と言っているだけで、なす術もなかったのを見るにつけても、やはりエンジンはつけるべきだったろう。車の修理が出来るのなら、頑張ればそのうち発明出来そうな気がするが。

それよりも、やはり水上をぷかぷか浮いていたのではどう考えても巡回船に見つかってしまう。ヤマト達のテントから対岸はすぐ近くに見える。すぐ近くと言っても何キロとあるのだろうが、大島まで遠泳に行く世の中である。「幕原のトビウオ」と呼ばれた様な幕原一の遠泳チャンピオンなら夜の闇にまぎれて対岸まで泳ぎつける様な気がするのだがどうだろう。次なる脱走の手段としては、幕原のトビウオ探しから始めるべきである。

しかし幕原。ユーリの拳銃がなくなって乱れてきたらしいが、未だに殺人強姦に発展しないあたり、日本の若者もまだまだ捨てたものではないと目頭を押さえているのは私だけだろうか。ブラボー日本の倫理道徳よ。教育は死なず。この逆境で、若い二人が密かに愛を育んで、妊娠・出産となった場合、生まれた子供は先天的にウイルスに感染しているのかどうか知りたい。意外と二世代目は生まれつき抗体を持っていて、その抗体を接種すれば助かったりしそうなものである。みんな試せ。そして可能性を勝ち取るのだ。あっ、こんな私みたいな事言う人がいて、それで大人達がその気になって、どんどん粘膜感染していったのだろうか。ごめんなさい、私のせいだったのね。合掌。

終盤の「無茶な事するなよ」「一人だけ逃げようとしやがって」という会話にはいちいち「お前だよ!」と裏拳を入れたくなってしまったが、予告編の「そんな自分の事も出来ない奴放っとけよ」「刺したのはお前だろ!」のいいツッコミにも思わず笑ってしまった。漫才もヒートアップしてきたらしい「未満都市」・来週もお楽しみに。


【JBS嘘の劇場・俺様の勇気】

閉鎖された都市。幕原。
埠頭では少年の亡骸を抱えて恋人だったのだろう少女が泣いている。
「いくつだって?」「19」「早いよね…」「あんたいくつ?」「俺15」「俺29」「…えっ…」
内海光司。29歳。独身。
当局にはいまだ認知されていない、幕原市唯一の成年生存者。
「どうして俺だけ生き残ってるんだろう…」
「やっぱり俺って心は少年だからかな…」
その生存理由は謎に包まれている。

閉鎖された都市。幕原。
その乱れた街の中には、子供達の食べ散らかしたゴミが無造作に散らばっている。
「あ〜あ、もう。俺こういうの駄目な人なんだよね〜。居住空間は快適でないとさあ」
せっせとゴミを拾う内海光司。29歳。独身。
「あ、ほら。ゴミは燃えるゴミと燃えないゴミに分けてね。ペットボトルと紙パックはリサイクルに出すからまた分別ね」
ペットボトルの山を見つめて一人考える内海光司29歳。独身。
「…これで怪獣を作ったらちびっ子は大喜びだな…」
この荒んだ幕原市の子供達がそんなものでニコリともするわけがないが、自分の考えに悦に入る内海光司29歳。独身。
「お兄ちゃんすごーいとか言われたりしてな…よしっ!」
ペットボトルを集める為に走り出す内海光司。そこを通りかかったキイチ。
「ペットボトル…そうだ、ペットボトルで舟を作れば!」
全部持って行ってしまうキイチ。かくして計画は生まれた。

閉鎖された都市。幕原。
規律のない乱れたこの街では暴力こそ正義。その頂点に立つのはユーリの持つ一丁の拳銃だった。ある日、それが何者かに盗まれる。
「おっ、エアじゃん」
脱ぎ捨てられたユーリの上着からのぞく拳銃を目ざとく見つけるエアガンマニアの内海光司29歳。独身。
「しかも超レア、ニューナンブだぜ!うわっ、もーけもーけ!いや〜憧れのニューナンブがこんなところで見つかるなんて。人間生きてりゃいい事あるなあ、うん!」
よーし今日はこれで遊ぶぞー、浮き浮きと持っていってしまう内海光司29歳。独身。
かくして事件は始まった。

内海光司。29歳。独身。
その生存理由は謎に包まれている。(つづく)




電気羊の夢を見るか(11/7)

この世に不快な目覚めというのは数々あれど、今朝の私ほどくだらない起き方をした人間は人類の歴史の中でも希だろう。

ズームイン朝の途中で朝ドラが入るという夢を見ており、夢の中の私はたまたまそれを見て、それに内海光司が八百屋の息子の役で出演している事を知って大パニックになっていた。
ああ、毎日ズームイン朝を見ないから今日まで気付かなかった。やじ馬ワイドなんか見ていないでズームイン朝を見ていれば良かった。吉沢アナでなくトメさんを見ていれば。トメさんを、トメさんを、トメさぁぁぁん…と、トメさんを呼ぶ自分の寝言で目が覚めた。どのくらいの音量で言っていたものやら自分ではわからないが、眠りながら大声でトメさんを呼び求めていたとしたら私は相当なバカである。ちなみにユングの評価はさておき、自己診断によるこの夢の示すところは、遠ちゃんの昼ドラ出演がそうとう悔しかったあたりに由来すると見た。

朝からドッと疲れて出勤し、残業を終え、よろよろと家に帰り着いてみると、キノッピー掲示板にてまりりんさんが、千葉テレビでもカンジャニが放映する由書き込まれている。咄嗟に考えたが千葉に友人は思いつかない。自ら「千葉の植民地」を自称する江戸川の早苗ちゃんに電話したところ「神奈川テレビは入るけど千葉テレビは入らない」との事。同じ江戸川でも、悦ちゃんの家では、近所に電柱が立つ前は千葉テレビが入ったんだそうで、こうなったら悦子の家の近所の電柱を切り倒すしかないか、と拳を握り締めるじゃあなであった。

東京では、9チャンネルが千葉テレビの映る可能性のあるチャンネル、との事だったが、電波障害が多い為に、自室のテレビは定食屋のテレビのごとくパンチをくらわせないとチャンネルの変わらない我が家では試みるまでもない。大体、壁が鉛ででも出来ているのか、私の家はどこも殆どラジオが入らない。携帯電話もアンテナ数が激減するし、PHSに至っては玉砕である。近所に要人が多く住んでいる為、電波関係は色々飛び交っているからだろうか。それとも新興宗教の教会が多い為に、霊波関係が飛び交っているのだろうか。

いずれにせよ、霊波には霊波で対抗して、カンジャニの映像を何とか呼び寄せたいものである。そういえば電磁波が人体に影響を及ぼすとしたら、私などは相当な電磁波人間の筈である。私が手を触れただけでテレビが暴走して、映るはずのないチャンネルを映し出したりしてくれないものだろうか。近い将来、きっとインターネットでテレビが見られる日が来るだろう。関西の番組どころか、世界中のテレビ番組がリアルタイムで見られる様になるに違いない。問題はそれまで内海光司が司会でいられるかどうかという事だ



僕らの勇気・4(11/9)

カヲルって名前が出た時点で死ぬと思ったひとー。はーい。と、言うわけでちょっとイタイお話でした今週の「未満都市」。
日本・カザフ戦を見ていたせいで最初ちょっと見逃したが、いずれにせよキイチは全く災難であったな。彼にしてみればモリが変な所に立っているんだから「ねえ、何してんの」的な軽い気持ちで声をかけたに違いない。それであそこまで因縁をつけられてはたまったものではない。全くもってヤマトが刺されるべきであった。

今週になって、いきなりビッグな悪役グループが出来ていて、急にレベルの下がった穴沢と相葉(マコトとアキラというじゃりン子チエの友達の様な役名は覚えているのだが、問題はどっちがマコトでどっちがアキラかわからないところにある)。それまで悪の限り(幕原レベル)を尽くしてきたのに、いきなりボヤッキーとトンズラ並の小悪党になってしまっていたのに世の栄枯盛衰を感じる。

そしてウイルスに感染してすっかり頭があぱらぱーになっている柴崎。医療チームまでいれてくれる親切ぶり。ただのいい人である。カメラだけで本物の血だってどうしてわかるんだろう。しかも叫んでいるのは前科多数のヤマトである。何度裏切られても人を信じる心を忘れない柴崎の魂が美しい。カヲルの死体を持って行って同じ事したらもう一度ゲート開けてくれるんじゃないかと鬼畜な事まで考えてしまった。「子供達が一つにまとまってくれれば」などと夢みたいな事を言って喜んでいるのだから、脳をやられた司令の哀れな姿に側近も悲しくなってしまった事だろう。

それにしても、剛はいい芝居をする。歌といい演技といい、世が世なら私が男闘呼組に推薦してやりたいくらいだ。ユーリとテントの前で話すところなど、ああも言いにくそうなセリフをよく消化しているものである。ぱちぱち。悪霊党(いじめグループの事。じゃあな命名)のアジトでモリの告白を聞いている時の表情も、焦燥感と、何か達観した様な諦めがあってすごくいい。光ちゃんに関して言えば、東山のダンスを志すのは百歩譲って許したとしても、東山の演技を真似るのだけは絶対にやめた方がいいと思う。彼は千の仮面を持つ男なのである。全部同じものを千個持っているのだが。

私がメシアだと信じているモリ。今週はちょっと悪の道にぐらぐらっと来ていた様で、私はこっそりと「堕ちた救世主」というサブタイトルまで用意していたのだが、やはりメシア。最後には聖なるパワーで殉教者まで出す始末。メシアの力恐るべし。同じカヲル君を殺しても「僕が弱かったから。僕のせいなんだ」と、シンジが人類を滅亡させてもまだ気付かなかった事をさっさと悟っているあたり、やはりただ者ではない。最終回にはモリのパワーでサードインパクトが起こるであろう。

で、最後はユーリ。先週といい今週といい、オイシイところを持っていってカッコイイ限りである。前半のモリがやられたのはお前のせいだなんだとケンカするところでは、まるで「男の子は元気が一番!さあパパと野球に行こう!」というお父さんと「何言ってるの、この子は今が大事な時なんだから勉強勉強!ちゃんと塾に行かなくちゃ受験戦争に勝てやしないわよ!」とひきしめるお母さんの争いの様だった。光ちゃんのお父さん感は高まるばかりである。最後にユーリ達がバリケードを崩した時など、すっかりお父さん眠りをしていた。してみると。キイチは長男。モリは次男。剛は火鉢をかきまわしている隠居のおばあちゃんといったところだろうか。どうでもいいが私が今週一番驚いた事。カヲルの墓を作った場所の後ろに広がる風景があまりにも壮大で、幕原が実は雄大な自然に囲まれているらしいと知った事。めちゃくちゃ広いぞ幕原。ゲートから反対側をどこまでも探索すれば、絶対脱出出来ると思うぞ。(11/9)

【JBS嘘の劇場・俺様の勇】

 閉鎖された都市。幕原。
 荒んだ心を持て余す少年達の残酷なゲームによって、今日の配給は中止された。
 「あーあ、腹減った。やんなっちゃうなあ、もう」
 内海光司。29歳。独身。
 当局にはいまだ認知されていない、幕原市唯一の成年生存者。
 「俺、三食食べないとお腹減っちゃう体質なんだよ」
 「誰だってそうですよ!」
 内海光司。最近御友達も出来たらしい29歳。独身。
 「やっぱりさあ、配給だけじゃなくて、自活の道も考えないと駄目だよねえ。例えば自分達で食べられるものを栽培するとか…さすが俺って歳の功。いい事思いつくじゃん。よし!秋山!カイワレ持ってこい!」
 すぐ食べられるって言ったらやっぱりカイワレだよな。水だけで栽培出来るし簡単簡単。やっぱり俺って独特の発想冴えてるよな。自画自賛しながらカイワレの種をまく内海光司。29歳。独身。
 貴重な水をまきあげて栽培している様だが、二週間かかって栽培したところで出来るものは所詮一束のカイワレである。
 「いーっぱい飲んで、大きくなれよー」
 うさぎの餌にも足りないものを育ててご満悦の内海光司。29歳。独身。
 だが来週も配給が止まるらしい。君の努力も少しは報われるだろう。
 頑張れ内海光司。29歳。独身。

 「お前の分の水も飲んじまった…」「いいんだ、お前は怪我してるからいいんだ」
 その頃キイチとヤマトは水がなくて困っていた。

 内海光司。29歳。独身。
 その生存理由は謎に包まれている。(つづく)




告白(11/11
)

ところで昨日まあねちゃんが「ねえ、あなたのところのアクセスカウンタ、おかしくない?」と言った。

「えっ、カウンタサービスのサーバがダウンしちゃった時に一度おかしくなったけどまたおかしい?」
「いや、何だか数が一万人くらい減ってるから…」

…私はカウンタが一度エラーで真っ白になってしまった時に「大体このくらい…」と再スタートさせる人数を入力したのだが、それがまったくでたらめであったらしい。「だってもうすぐ四万人かなって時に、また二万人台に戻ってるんだもん」…間違えて多く入れるとセコくて恥ずかしいので、少なめにしておこう、端数はゼロに、と謙虚に入力したつもりが、まさか一万人も少なかったとは思わなかった。謙虚すぎる自分の奥床しさに頭が下がる思いである。全然気がつかなかったけど、まあ普通は誰も気にしないからいいか。


告白、と言えば、何をかくそう、私はリムネットの利用料をおよそ半年は踏み倒していた。入会当時、全然使わなかったカードで口座引き落としにしていたのだが、そのカードの有効期限がとっくのとうに切れていたのである。もはや私のホームページのタイトルページにリムネットが「この人は泥棒です」と書き込んでいても不思議はないのだが、ずっと利用させてくれて有難う。もう振り込んだから利用を止めないでね。「もし振り込まれない場合は利用を制限させて頂きます」と言われたので、先日NIFのIDにMAILが発信出来ないと聞いた時「この人は泥棒です」という文字が脳裏を明滅したのだが、よく考えればNIFへのMAILは発信者のサーバからNIFに送られるわけであって、リムネットの関与する余地はない。それとも通信業界全体に私が借金王だというブラックリストが回ってしまっているのだろうかとひそかに心配なじゃあなであった。

そしてそんな心配をしていたら、ポスペのうさぎちゃんを送ってくれた方が、エラーで戻ってきてしまったとの事。これこそリムのアドレスを使っているから、いよいよ報復に出たか?!…戦々恐々の日々である。インターネットは戦いだ。そんなわけで先日もNIFのチェックをして頂いたが、またしても、とっても暇なペットをお持ちの方は、試しにじゃあなさんのところまでお使いにやってみて下さい。場合によっては私はリムネットまで土下座しに行きます。



うち子の恋(11/14)

一昔前の少女漫画でよく、ライバル同士が賭けをして「この次に通りかかった女をどっちが先に堕とせるかで勝負をつけよう」などと言う場面があるが、どこかのライバル同士の敏腕プロデューサー二人が「この次に通りかかった奴を世紀のスーパースターにする事で勝負をつけよう」と誓いあったところに、のこのこと内海光司が通りかからないかなあと、相当寂しい夢を見ている。
それはともかくとして、昨日はうちのママがテレビに出るというので、またしても芝公園スタジオにお邪魔してきた。

スタジオの前にはいつになく、女の子が沢山いる。
「もしかして今日ってラブジュニの録画っ?」
弾んだ気持ちでスケジュールを見たら「どっちの料理ショー」の収録であった。つまり女の子達は草ナギ剛を待っていたのである(しかし芝公園スタジオって、テレ東の番組じゃなくても収録に使うんですね)

来ているとなれば見たいのが人情。意味もなく剛の楽屋の前までジュースを買いに行ったりもしてみるが、まだ入ってはいないらしいぞ。ではちょっとママの楽屋で一休み。おや、隣は関口宏の控え室らしいな。ゲストやレギュラーが次々に挨拶に来る。そろそろ来たかと思ってロビーを覗いてみると、川島なお美が悠然と座り勝俣が一人ぼっちで天井を仰いでいる。遠藤久美子が見ず知らずの私にまで「おはようございます」と言って通りすぎていく。だが剛の姿はまだ見あたらない。

他に楽屋を出る口実がないので、何度もお茶を汲みに行ったりもするが、あなたは来ない。川島なお美が見られたので、好奇心としてはもう十分満足なんであるが、ここまで来ると見ない事には気が済まない。剛くん来ない。剛くん…剛くんまだかしら。だんだんうち子の霊がとりついてきたかの様に剛を待ってみる。

また諦めてしばらく楽屋に座っていると、三宅裕司が到着したらしく、ロビーがにぎやかで楽しそうな様子。「おー来たか」なんて言われて迎えられているのは、おお!剛くんではないか!
ああもう駄目、うち子どきどきしちゃう。どうしよう。…霊の声はともかくとして、何だかレギュラー・ゲストが入り交じって、仲よく談笑している模様である。剛もこの番組、テンベストから考えるとずいぶん長い。すっかり両司会に可愛がられている感じである。しかし私はここで剛の交友関係に聞き耳を立てている場合ではない。何が何でも一目見るのだ。外で待っている女の子達の代表として(いつから?)そしてジャニーズファンを名乗る末端として、見ないことには気が済まない! とりゃあっ! …いない。するとあの声は、ロビーからではなく、関口宏の楽屋から聞こえてきたという事か。まさか関口宏の楽屋にまで乗り込むわけにはいかない。シオシオと楽屋に戻る。

待つことしばし。そろそろ収録の始まる時間らしい。「じゃ、あがりまーす」何となくのんびりしたこの声は確かに一朗ちゃん! …飛び出して行ったうち子ちゃんは、爽やかにスタジオに向かう剛くんの後ろ姿を見送る事が出来ました。思っていたよりもずっと大きかった剛くんの背中に、うち子はそっと手を振るのでした。良かったね、うち子。拓子に報告しないとね。

で、出演者がいなくなったロビーには関係者やマネージャーらが残されたらしい。どこかに賭けをしているライバル同士のプロデューサーはいないものかと見回したが、例えそれがいたとしても、最近は来る用事もめっきり減っている内海光司が、スタジオにのこのこと通りかかってくれるわけがない。うち子、喜んで手紙書いてる場合じゃない。戻ってきてここを歩いてくれ。



僕らの勇気・5(11/16)

なるほど。接触感染だったのか、幕原。これで疑問が氷解した。ソドムの街ではなく、人々が手に手をとって生きていくふれあいの街だったのだネ。

それはともかく、今回は逃亡者ヤマト。昔トシちゃんの「逃亡者」というドラマのゲストとしてCoCoの瀬能あずさと三浦理恵子が(瀬能脱退後に)共演したことがあって「いいなあ」と思った事があったが、そんな思い出はさておいて色々と頑張っておられましたな。

しかしやっぱりウイルスが脳にまわっているらしく、いつまでも自衛隊の制服を脱がないから目立つ事この上ない。さっさと上着だけでも脱いでしまえば、もう少し目立たずに動き回れたものを。幕原の現状を誰にも言わなかったのは、もう一度中に戻る為の約束を貫き通したという事でまあいいが、それにしても律儀な事である。きっと今までの人生も、廊下は走らず、上履きの踵は踏まずに生きてきたのだろう。

で、そのヤマトの「誰にも接触していません。誰にも話していません」をやすやすと信じて幕原に戻してくれるホットなハートのナイスガイ・柴崎。「触りますよ!」という光ちゃんの脅しもカッコイイんだか間抜けなんだかよくわからないが、防護服も何も着ないで感染者と向かいあって、もしヤマトがあそこで「ハックション!」とやってしまったどうするつもりだったんだろう。いつまでも人を信じる心を失わない奴め。柴崎。君も上履きの踵は踏まずに生きてきたクチだな。

そうしてヤマト帰還。ユーリの肩から無言でヤマトを受け取るタケルがいいですね。帰ってきたヤマトを見て、キイチも嬉しそうではあるが、この人毎回「もし俺だったら他人の事なんてどうでもいい」とか「もし俺だったらこんなところに帰ってこない」とか、言わなければ誰もわからないのに自分の心の暗黒面を一人で吐露していて、まるで一人ボケツッコミ極悪人である。

ゲート前でヤマトを待ち、「弾は使ったらおしまいだ」「荷物をまとめて越してこい」に続き、タケルが出すと思ったキメ台詞「おせーよ」をさっさと言ってしまうユーリ。おいしいところを持っていく奴である。脳がおかしくなった幕原の皆さんにも、ようやくユーリが女の子だという事がわかってきたらしいが、ここまでキメキメにカッコイイユーリが、普通の女の子になったらつまんないなあと、男装の麗人好きのじゃあなさんは一人不安におののくのであった。

ところで、私は最後に誰かが発病してワクチンが届くの届かないのと言う予測をしていたが、例えばここでキイチが発病しても、もうみんなつきあいきれないだろうし、タケルが発病しても、ヤマトお父さんの肩に二人ものしかかるのはあんまり気の毒な気がする。そうなるとヤマト本人が発病する可能性が高いのではなかろうか。それはそれで悲劇的だが、今度は周りが走り回って助けてくれるのだから、大人しく死にかけていなさい。もっとも、タケル、キイチ、ヤマトは高校三年生で18歳という素性がハッキリしているが、ユーリはわかっていないので、遅生まれの大学一年生であるという可能性もある。ユーリも危ないのだった。やっぱりお父さんは呑気に死にかける事も出来ないのだろうか。(11/16)



【JBS嘘の劇場・俺様の勇気】 

 閉鎖された都市。幕原。
 統治する大人達に反発しながらも、食料を貰わなければ生きていけない少年少女達。
 「…ふう」
 キラリ額の汗を拭う。内海光司。29歳。独身。
 当局に確認されていない、幕原市唯一の成年生存者。
 「諸星から貰ったプチトマトの苗が、こんなところで役に立つとはな…」
 最近畑も開墾し初めたらしい内海光司。29歳。独身。

 「食べる物を貰わなくちゃ生きていけないっていうのに、どうすればいいんだよッ!」

 憤るユーリ。葛藤する子供達の中で内海光司は悠然と微笑む。

 「自給自足って、いいぞお」

 食料配給の際に、誤って感染者と接触してしまった自衛隊隊員が発病し、死亡した。
 「こいつの死体のフリして、ヘリから堂々と出て行ったらどぉや」
 「可能性はあるな…」
 遺体から装備をはぎ取るヤマトとタケル。入れ換わりに現れた内海光司。29歳。独身。
 「おっ、いい肥料が落ちてるじゃねーか。秋山!リヤカー持って来い!」
 「内海君、それは…人として…」
 内海光司。29歳。独身。
 当局に確認されていない、幕原市唯一の成年生存者。
 その生存理由は謎に包まれている。(つづく)

 

ぼくのドンキホーテ・3(11/21)

ついこの間、ドラマの記者会見で斜め四十五度にキメていた様な気もするのだが、先日のワールドカップ出場を決めた日イ戦、新聞の見出しに「江川・東山・小宮も応援」とか何とかあったところを見ると、東山紀之31歳は現地まで応援に行っていたのだろうか。それほどまでにサッカーが好きならば、植草のサッカーチームにももう少し人が集まりそうなものだったが。

朝のワイドショーで名前だけ何度か出たので、インタビューがあるかと思って期待してギリギリまでテレビにかじりついていたのだが、結局名前しか出なかった。頼まれもしないのに青いTシャツを着て、感動に瞳を潤ませながら真っ白な顔をした東山が「嬉しいです!応援してきた甲斐がありました! フランスにも絶対行きます!」と浮かれて答える姿が見たかったのだが。

しかし、友達が少ない東山紀之が、一体一人でマレーシアまで行ったものだろうか。例によって子分の内海光司は連れていってくれなかったのだろうか。内海は東山よりはよっぽどサッカーに詳しそうだし、第一連ドラを抱えている東山よりもずっと暇である。連れて行ってくれても良さそうなものである。「内海! 入ったのにどうして駄目なんだ!」「ヒガシくん、あれはオフサイドです!!」「そうか!!」と解説をさせるのにも便利そうな気がするが。

内海光司以外の誰かを連れていったのなら、もう少し話題になりそうなものだ。メンバーを一人でも連れていけば、新聞の見出しは「少年隊」になっただろうし、V6やKinKiでも連れていけば見出しは「東山」が半角になって「V6も応援、キメたゴール」になったに違いない。この話題にならないあたりが非常に内海光司を匂わせるのだが。

もっとも、東山とマレーシアまで行ったところで、内海が嬉しいだけで私には一文の得もない。東山もいい加減、連れ歩くだけではなく仕事の一つもわけてくれたって良さそうなものだ。私は森光子のドラマ・「誰かが誰かに恋してる」に出られなかった瞬間に怒髪天を突き、その怒りはもはや神をも殺してしまいそうな勢いであった。東山もいい加減に身の危険を察知して、私の八つ裂きビーム(ウルトラマンの技に本当にこういうものがある。とても正義の味方が繰り出す技とは思えない名前だ)をくらう前に、ビデオと漫画本が四方八方から崩れてきて、死にそうになっている内海家の床板を持ち上げて「そろそろミサワかな」と言うべきである。



BOの思い出(11/23)

かつて「BestOne」というアイドル雑誌があった。
一時期は隔週発行でドラマなどの情報が早く、また写真にも力が入っていた為、定期的に購読はしていたが、これは読むだけで頭が悪くなる様な凄い雑誌だった。
連休中、古い切り抜きをあちこちひっくりかえしていたのだが、読み返してみると改めてBO(自称)の物凄い文章に脱帽である。別に内海に取材に行くのに、自分(ライター)が家で奥さんとケンカしたかどうかなどはどうでもいいと思うのだが、その様な枕からじっくりと始めてくれて誠に味わい深い。当時は「あんたの事なんて誰も聞いてないから、内海の事を書いて」と思ったものだったが、今となってはBOを無制限に放っておくとどこまで語ってくれたのか、限界が知りたかった気さえする。

例えば光GENJIが西武園の「アイドル共和国」に手形を寄贈する際の記事であるが「えー、クイズをひとつ。Q…ロサンゼルスのチャイニーズ・シアターに、ハリウッドで活躍した有名スターの"あるもの"が飾られています。さて、それは何かな? A…手形、歯形、40肩、ああよかった。モチ、正解はっ、手形デース。ジャ、ジャーン!!光GENJIも、とうとうブロンズの手形が贈られる事になったゾ! え? ロスまで見に行けないって? 大丈夫!」……「手形、歯形」のベタさについては今さら語りたい事もないが、モチでデースでジャ、ジャーンな上に、この後記事は「ラッキー、チャチャチャ!!」で「チェックしてきたぞよ」と続くのである。マー坊もびっくりである。ちなみに半ページ使ってなお、本題には入っていない。

他の記事を見てみても「ふたりの素顔が、バッチリンコン聴けちゃうこの番組」(どうやら光のラジオ「スターライト・キッス」の事らしい)で、「と、完ぺきメゲメゲ」(那須与一のNG連発で和己はこの様な状態だったらしい)「とにかく、メチャンコカッコいい曲ばかりで、ゴキゲン・スタイルなんだから!」(何の事だかまず考えてみて頂きたい…正解は光GENJIのファーストアルバムの事だそうだ)もはや「VOWを呼べ」発言連発のBOに、読み返すじゃあなの「ハートもドッキドキ、オモシロ二重丸」なんである(ちなみにこれはst.月桂寺の事らしい)

あの時代でこれだったいう事は、今BOが存続していたら「歌にドラマに超ハードスケジュールのKinKiのお二人サン、つよクンと光クンが超MMだったアノ事件に突撃〜!」とか「み〜んなラブラブ!ジュニアの滝沢&今井ペアに、BOもドッキリンコン! チョモロハトークに爆笑の連続!」などという事になるのだろうか。頭の悪かった昔のお嬢さん達が相手とはわけが違うのだから、冷静な「もう少しましな文章を書いて下さい」と抗議のハガキが殺到しそうである。BOも思わぬピンチにドッキリンコンである。

しかし昔の雑誌を読み返してみると、自分が予言者になった気持ちがする。「これから物語」を撮影し終えた内海光司が「来年も映画に挑戦したい。一年に一本出来たらいいな」などと言っているが、予言によると君はこの後10年映画には縁がない。大沢樹生の「結婚してもお互いの家庭を行き来したい」に至っては笑止千万である。マイケル・ジャクソンのコンサートに行って、マネージャーがサングラスだかをゲットして「50万なら売ってあげる」と言われて悔しがっていた内海光司が、後に自分自身がマイケルのタオルをゲット出来る、などという微笑ましい予言もあるが。

あの頃のBOに「君は隔週刊が出来なくなった上に、SMAPではなくCHA-CHAに主力を置いた為に、ついに廃刊になるよ」と言ったら、BOはやっぱりドッキリンコンだっただろうか。



先駆者(11/27)

「僕らの勇気・未満都市」は今週は野球延長の為お休みです…何て事はなかったんだろうけど。ついに見損ねました。

思い起こせば先週の土曜日は、霧雨の降る中マザー牧場に行って、晩ご飯を食べているうちに放映開始の時間になってしまったので、お姉ちゃんに電話をかけてビデオを録画して貰ったというのに、見ないまま今朝まで来てしまった。頭出しをして、よし、帰ってきたらビデオを見るぞ、と思いテレビに戻したら突然にも少年隊がワイドショーに出ていた…。さよなら、ヤマト、タケル、そしてユーリ。「独占密着!少年隊」によって幕原の少年少女達の葛藤が塗りつぶされていくのを私は能面の様な表情で見守っていた。

それにしても植草のインタビューのカメラアングルは、あれは私達の愛を試しているのだろうか。植草ファン我慢のカレイドスコープという感じである。「それはいかん」というカメラ割り続出で、東山ならば駄目出しで放送中止にするところだ。対する東山は、相も変わらず面白くもない事を言っているのだが、インタビュアーがてんでヒガシ寄りの為、会話が一番弾んでいるのが情けないところである。昔は無愛想だった様な気もするが、今は少年隊一人当たりがいい男。それが彼の処世術なのだろうか。

みといせいこがしきりと少年隊は「完成されている」と言っていた。私は今日ご多分に漏れず光GENJI目当てに「歌の大辞テン」を見ていたが、目当ての光GENJIは往年のトップアイドルにも関わらず9位と奮わず、がっくりしていたら3位が少年隊だった。「ABC」である。久しぶりにああして他の歌手と同一線上で少年隊を見ると、確かに素晴らしく完成されている。しかしそれは平均年齢21歳のアイドルグループとしてであって、平均年齢31歳のボーカルグループ(関係ないが女性誌なんかでタレントについている肩書きは自己申告制なんだそうである。だから本を出していないエッセイストとか、芝居をしていない女優が氾濫するわけであるが、Ribbon時代の永作博美の自称がこの「ボーカルグループ」だったのには新鮮なものを感じた)として考えると、えー余談が長すぎて何を考えていたのか忘れた方もいそうだが、ともかくその様に考えると、少年隊はまだまだ未完成というか、今はどちらかと言うとバランスが悪い。

アイドル時代の完成形の様な東山と、未完成のままアイドルではなくなっている事に気付いているのかいないのか、いずれにせよ彼にとってはそんな事は大した問題ではない植草と、そして自分はもはやアイドルではない、少なくとも今の「ジャニーズ」と自分は違う、と確信しながらも、それでは何なのかはまだ掴みきれていない様な錦織がそれらを平均して体現している。

アイドルが使い捨てではない事を、初めて証明してくれた少年隊。今度は、生き残ったアイドルが、三人固まったまま歌とダンスを捨てない場合は、何になるのか。少なくとも私の知る限りこれを表現する肩書きはない。少年隊には更なるパイオニアして、この新しいジャンルを確立して貰いたい。彼らが新しいジャンルを切り開いてくれれば、内海光司などはその肩書きを、得意気に鼻の穴をふくらまして、女性誌のインタビュアーに自己申告すればいいわけである。



1996年 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月        
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