プリマの星(9/1)
「砂の城」「ガラスの仮面」ときて、最近懐かしの少女漫画のドラマ化ブームなのだろうか。内海光司は京都で「俺は髪を腰まで伸ばす」と言って、私の逆鱗に触れた。が「それならば『スケバン刑事』で神恭一郎の役でも射止めて来い」と心で罵ったものの、よく考えるとスケバン刑事はとっくにドラマ化されてしまっているのだな。今だとサキはやはりルーズソックスを履いて登場するのだろうか。鉄仮面より凄いなそれは。
「スケバン刑事」よりも、古典少女漫画にはあまたある、ダンスを題材とした作品がドラマ化されてキャスト入りする方が嬉しいかも知れない。それもバレエ漫画ならば、内海光司に任せろという気がする。それはジャニーズで一番といっていいくらいバレエ体型をしているからだ。タイツを履いた時にこれ程生々しくない男もいるまい。羨ましいかい東山。
ダンス漫画というと私の原点は山岸涼子の「アラベスク」であるが、無理に国境を超えないとすると(しかし日本人キャストに直す場合、ミロノフ先生は必ずや「悠理」とかいう役名になるのだろうな)日本のバレエ漫画と言えばやはり「SWAN」か。これは従姉妹に借りて読んだので、ストーリーを殆ど忘れてしまった上に、途中から「パートナー」とごっちゃになって完全に記憶が混濁しているのだが(主人公の名前すら思い出せない)確かバレエ好きの女の子がいて、誰だか偉いバレリーナの前でいきなり踊り出して才能を見いだされるというのが冒頭だった様な気がする。まるでジャージ姿で自分の踊っているビデオをジャニーさんに送り付けた木野正人だ。それで、その子が一流のバレエ学校の寄宿舎か何かに入ってバレエエリート達を前に悪戦苦闘していく話だった様な気がする。
さしずめ内海光司の役は、主人公が好きになる男の子の、親友あたりだろう。確か凄く才能のある男の子が二人出て来て、親友で、ライバルだった様な気がする。どの漫画にも必ず登場する当て馬の役どころである。お手のものではないか。「結婚しよう、あんな奴の事は忘れて、一生僕とペアを組んでくれ」とせまってふられるが良い。
内海光司のジークフリード王子。なかなかうっとりなものがある。ポンキッキ(まだポンキッキーズではない)の「時を超えたフェスティバル」の晃の衣装でも借りていくといい。レコ大(二回目)の時の自分の衣装でもいいだろう。しかしここまで考えて言うのもなんだが「SWAN」の冒頭って確かみんな高校生なんだなあ。さしもの内海光司も、高校生の役が出来るだろうか。「SWAN」には先生は出てこなかったっけなあ。これはコミックスを文庫で買い直して研究するしかないか。
ところで内海光司はローラースケートがあれだけ出来る以上、ちょっと特訓させればアイススケートもそれなりのふりくらい出来る様になるかも知れない。スケートドラマで「愛のアランフェス」というのはいかがな物だろう。いずれにしてもポイントは、皆が嫌がるタイツを一手に引き受けるところにある。二代目タケちゃんマンとてためらわずに演じてみせよう。
眠れる獅子(9/6)
「ワトソン君、僕は説明なんかして失敗ったと思うよ。『知らぬ事は何でも大きく見えるというが、いまのようにあけすけに楽屋をさらけだしたんじゃ、僕の名声とかいうやつも、やがて地に落ちるのほかないね」
…真理である。私はこの真理を、最近の忍者に見る。
誰とは言わないが平均値を下げる人が一人いる為、ジャニーズで一番のダンスの実力を持つグループは少年隊ではなく忍者に軍配があがるのではないだろうか。表現力はさておき、技術と体力だけならばそうなるかも知れない。踊らない、ジャニーズで一番踊れるグループ。何だか影番みたいで凄い感じがする。まるで「錦織って凄い奴がいるんだぜ」と伝説になっていた学業専念中の一清少年の様である。
その踊らないダンサー、伝説の巨人がついに、KYO TO KYOの秋公演に出演するらしい。眠れる獅子の胎動である。ショー部分に登場するのだろうか。ライブ部分に登場するのだろうか。ショー部分に登場するのだとしたら、忍者がやるにはあの内容では簡単過ぎる。あのジャニーズの猛者達にはもっとハードな試練を課するべきだ。内海の公演の時に「これを忍者がやったら…」と真剣にキャスティングしながら見ていたのだが、やはり牛若は超、弁慶は遠ちゃん、そして竜の勇者はノブがやるべきだろう。正木は、あの牛若と弁慶の時のバラードを歌うとよろしい。それだけだと出番が少なくて可哀想だから、光源氏もやるといいだろう。
超の牛若は勿論、クレーン無しで飛ぶ。マイケル・ジャクソンでも空を飛べないものを、出来るわけがないだろうと言われても、ともかく伝説の忍者ならば出来る気がするのだ。やって貰うしかない。そして弁慶の長刀は勿論真剣でいこう。文字どおりの真剣勝負である。JACも木村一八もびっくりだ。ノブのスサノオ?
はあの竜に乗って空中から登場するとしよう。「あの竜に乗って出て来たかったんだけど、あれだとステージまでたどり着けないから断念した」と内海光司のごとき凡人は嘆いていたが、伝説の忍者は違う。はるか空中からステージまでひとっ飛びだ。「とうっ!」凄いぞノブ。計算と書き取り以外ならなんでも来いだな。正木一人楽な事をしている様だが、彼は色々と外交に忙しいかも知れない。橋田御大や石井御大が来た時の為に、接待係は体を空けておく必要があるだろう。伝説の巨人にしてはちょっとスケールが小さいが。
文頭のホームズの言葉は、内海光司のレポートを書いた時にも思った。何も言わないでただ「凄かった」と言い張り続ければ、ジュニアのファンあたりの間で「内海君ってバカみたいに見えるけど、踊らせると本当に凄いんだって」「ダンスシューズが火を噴くらしいよ」「時空が歪むんだって」とまで伝説になれたかも知れない。だが踊らずに生まれる伝説よりも、踊って生まれる伝説を創り出して欲しい。忍者も秋の京都で、新しく伝説を塗り替えて貰いたいものだ。
男の甲斐性(9/13)
家に帰ったら少年隊の会報が来ていた。我が家にこの目的の為だけに存在する虫眼鏡を駆使して、お花御礼の中に内海光司の名前を探したが存在しなかった。五十音順に並んでいる名札の中で、かろうじて判読出来た池上季美子と京唄子の間に内海光司らしき字面はなかったのだ。「司」の字が目立つから、あったらすぐにわかりそうなものである。もっとも後輩の名前は他にも誰一人なかったから、身内のお花はどこか別の場所に転がっているものなのかも知れない。いずれにせよ肉眼で簡単に確認出来る岡本健一が羨ましい。しかしこの写真の長野博を見て「どうして宇治正高がここに…?」と不思議になってしまったのは私だけだろうか。意外なそっくりさんであった。
さてミクロの世界はさておき、内海光司に来年のお仕事も決定した様でめでたい限りだ。御正月公演のせいか、豪華なキャストで今から楽しみである。私とても、佐久間さんを落として来いなどという無理難題は言わない。「宅麻伸から賀来千香子まで」を来年の標語として考案したので、内海もこれを心して稽古から舞台に臨むといいだろう。
内海光司が初舞台の時、私はこの共演者達の中で一体彼は誰に食い込んでいけるだろうと秘かに期待していた。目標はやはり座長の浜先生。第二候補としては目黒祐樹に気に入られて、松方ファミリーと更なる癒着を深めるという作戦もあった。だが彼が、公演中一番親しくしていたのは、一幕にして死んでしまう直矩のお父さん・小島三児氏であった。ベテラン俳優には違いないが、何かが違った…。
神はそんな内海光司に更なるチャンスを与えたもうた。再び浜一座の「たそや行燈」出演である。よし、今度こそ貰った。これで、浜と言えば内海、内海と言えば浜、おふくろシリーズにも出演決定だ。歴代の息子の中でもずいぶん騰の立った年齢であるが、若くして出来た子供という設定でひとつよろしく…だが内海光司と浜先生が家族ぐるみのおつきあいで、休暇はいつも一緒に過ごす、という話も別段聞かない。勿論おふくろシリーズにも尼さん探偵にも内海光司は未だ登場しない。何とツメの甘い男であろうか。東山の爪の垢でも煎じて飲むがいい。こら、飲むんだってば。大事に飾っておくのはやめなさい。
浜先生の舞台はこれからも続いていくのだろうし、内海光司がまた共演させて頂ける可能性は多分にあるが、宝塚劇場はこれで最後だ。これを神様のラストチャンスだと心して内海も頑張るが良い。今回で一線を飛び越して、そして次こそは恋人役で出演だ。大沢樹生でさえ「愛しています」と言っていい役を貰えたんだぞ。頑張れ、頑張るんだ。男の甲斐性見せてくれ。ちなみに浜先生は独身だ。
来年はまた来年で楽しみであるが、浜先生や藤岡琢也さんと一緒で、慣れた宝塚劇場で、内海光司が一番リラックスしてのびのびとやってくれるのは「菊がさね」の方だろう。「恋風」が端役だったので、出番的には夢を見ない様にしているが、楽しそうにお仕事をしているであろう内海光司を見るのは今からとても楽しみだ。
ぼくのドンキホーテ(9/16)
ああ内海と東山がブエノスアイレスを観劇した記事が載ったという新聞を買い損ねた。内海光司のプライベートのスーツ姿なんて今世紀中は拝めないに違いない。何という事だ。サンスポよバックナンバーを売ってくれ。
東山紀之と内海光司。…赤坂晃と内海光司を誘ってカラオケに行き、TOKIOと「クレオパトラ」を見に行き、そしてまた内海光司とブエノスアイレスを見に行く東山の友達の多さにはそっと目頭を押さえたくなるが、私は彼と一緒にいる内海は大好きなので大歓迎である。何となれば、内海光司が下に向かっていばいばしているよりも、上の人にぺこぺこしている方が好きだからだ。内海と出かけてくれるというのであれば、東山にこのまま友達が出来なくても構わない。
内海は東山が好きらしい。ちなみに少年隊は誰でも大体同じくらい好きな様に見受けられるのだが、それでも東山と一緒にいる機会が多いのは、単に友達の少ない東山だけが内海にかまってくれるという事だろう。紅白で、自分のメンバーを置き去りにしてさっさと東山と銀橋を渡ってご機嫌で帰っていった内海光司を見たときにはどうしようかと思ったが、多分あの瞬間があの年の彼の一番幸福だった瞬間に違いないと思い、微笑ましく見守る事にした。
彼らに対する内海の忠誠心には全く頭が下がる。私でさえそんな事思った事ないのに「少年隊は踊りが揃っている!!」と一人で感動していた。まあ踊りが揃う事も、続く後輩達のバラバラさから比べればまだあったかもしれないが、しかし「舞台の袖から見ていると三人の動きが一つになって見える。カッコイー! といつも思っていたよ」とまで言うとは。そんな幻覚をいつも見られるなんて、まことあっぱれなファン魂である。
少年隊のラジオ番組に光が出演した折に「少年隊のここが嫌いだ」というのを答えるにあたって、大沢樹生はハキハキと「植草君の足りない脳みそ」と答えて、今は事務所にいないわけだが、内海光司はさんざん迷った挙げ句に「ヒガシくんには…あの…挨拶とかしても、時々返事してもらえない事とかあって…あれっ、俺、嫌われちゃったのかなって…」とぼそぼそと呟いていて私の涙を誘ったものだった。
東山がは「森さんと出会って僕の人生は360度変わりました」などと三十過ぎても言ってくれる愉快な人だ。だが内海にはその様な雑多な事は目に入らないらしい。東山はスーパースターでカッコマンで最高のダンディズムという事になっているらしい。彼はそれを真に受けてせいぜいふんぞりかえって内海の前を歩いているのだろう。大したドンキホーテとサンチョ・パンサである。そっくりかえりすぎて仰向けに倒れない様に気をつけたまえ。
彼らのイタリア旅行にあたって、一体東山がどれだけ愉快な事を言い、内海光司が本気でそれを信じたのか、逐一尾行してメモしておきたかったものである。同様にブエノスアイレスでもノリはさぞや面白い蘊蓄をたれてくれたに違いない。ああ後ろにいて彼らの会話を聞いてみたかった。
ところでサンチョ・パンサで不意に思い出したのだが「MASK」の植草は絶対に「俺、蜷川さんに頼んでホウレン草の役やらせて貰える事になったんだ!」と言っていると思っていたのは私だけだろうか。
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