さらばDiary

9/1
大河ドラマ「秀吉」を毎週楽しく見ている。先週の、光秀の辞世を五右衛門が秀吉に告げるくだりは非常に良かった。
私は演技の事なんてよくわからないが、赤井秀和、竹中直人、村上弘明の三人が、それまで体当たりで作り上げてきた五右衛門、秀吉、光秀という人物の深さが、あのシーンに凝縮されていた様な気がした。
もしも内海光司がこんな芝居を見せてくれたらどれほど鼻が高い事であろうか。私は背中にテレビを背負って一人サンドイッチマンとなって町中を歩く事だろう。一人でも多くの人にその素晴らしさを伝えなければ気が済まない。勿論、今の彼にそこまでの力量があるとは言わない。だが、何日か前にここでご紹介した私の右脳は「やって見なくちゃわからないぜえー」と喚いてまた左脳に怒られている。
歴史上の人物で、私が内海にやって欲しいのは実は沖田総司である。絶世の美青年だった、というのは小説のイメージであって、実際の彼はじゃがいもの様な顔であったと、彼の姉の子孫は語る。じゃがいも。似てるじゃないか何となく。それに沖田総司と言えば「子供好き」という設定が必ずついてくる。彼は私が知る限り只一人「保父になりたかった」と言った事のあるアイドルである。彼の子供好きは既に万人の知るところである。ここのシーンは地でやれるだろう。
そして沖田総司のメインイベント、結核。ファンならば誰でも、彼が、世界で一番頑丈だという事を知っている。光GENJIはみんな怪我なり病気なりをした。ステージから落ちて腰を痛めた男。全身の骨をせっせと折り続けた男。膝が割れた男。ヤングマンを歌って倒れた男。それなりにみんなが怪我や病気をした中で、内海光司は一人、歴史に残る故障をしていない。おそらく彼の保険証は真っ白だ。で、あるから病弱の内海なんてのは、彼を知る者にはちゃんちゃらおかしいんであるが、世間はそうは思うまい。咳き込む時に手首でもアップにしようものなら、みんな「この子は役作りでここまで減量している!」とまで思うだろう。「死にそうだ」と言えば本当に死にそうだと思うに違いない。役者だ、内海。
ああいいなあ。カッコイイだろうなあ。剣をとらせたら新撰組随一、子供好きで結核。素晴らしい。ただ問題は沖田総司といえば誰が決めたかあのソリコミヅラ。あれは似合わないかも知れないなあ…。でも一体誰が沖田総司はソリコミヅラだと決めたのか。誰か見たのか。普通の中ゾリポニーテールではいけないのか。いいと言う事にしてくれ。 
死ぬときに「誠」の旗が降りてきてもいい(それは東山紀之主演「沖田総司」)。その直後サマーオンステージとか言って踊りだしてもいい。ぜひ、内海光司に沖田総司を。名前も似ている。似てないか。


9/2
さて昨夜の「Hi-Q」であるが、もう曇り空健児光司兄弟は揃うとバカでバカで仕方ないので放っておきましょう。しかし昨日の内海さん、相変わらず髭は青ジョリなんであるが、アレだね。ああいうシーンではジョリーでも気にならないもんだね。「あら光司ったらZONOみたいでカッコイイわ」なんて思ったりして。アイオンとかカミセン特報とか、若い子に囲まれたさわやか〜な番組で青ジョリだから苦しいわけであって、深夜番組の上に年相応の場所なら、青ジョリでも構わんという事だね。勉強になりました。
しかし内海光司、その昔、人の目を見て挨拶しないという事で健ちゃんに正座させられて怒られたらしいが、今回あっさりと原田徳子ちゃんに「番組で一緒になったら、(内海は)結構冷たくて、鏡越しに挨拶されて…」とばらされてしまい「また正座だな…」と思ってしまった。
私は森脇健ちゃんが好きである。彼に会う前と会った後では内海光司は人格すら違うと思う。私は内海光司本人ではないので知らないが、ハタから見ている限りでは、事務所外であんなに内海が懐いた初めての人ではなかろうか。
今はなき健ちゃんのラジオ『青春ベジタブル』で語られたところの内海光司像というのは、いじらしい程真面目で努力家の青年である。ウケる為にどうしたらいいか正座して教えを乞うてしまう様な男である。今の「ウケる為なら何でもする」内海光司というのはおそらくこの時期に培われたのであろうと推察される。
「じゃあ森脇健児が内海をあんなお笑い三等兵にしたんやんけ」…そうお怒りの諸氏も多かろうが、それでも健ちゃんの芸人魂を見習ったからこそ、今のエンターテイナーな光司があるのだと思う。ダンスだって、人を楽しませようと思ったからこそ上達していったのだろう。内海光司をアイドルからタレントに変えてくれたのはまぎれもなく森脇健児だったと思う。え?アイドルのままの方が良かったって?まあそういうなよ、タレントの方が長生き出来るんだから。


9/3

またしても「Hi-Q」の話なんであるが、番組中彼が語った理想のバー『光司とわたし』は考えるだに嫌だ。何でも、客とマスターの一対一で、一人が店に入ったらもう他のお客は入れない、つきっきりでサービスする、というのが彼の理想なんだそうである。
聞いて思わず「光司、嫁さん貰えよ」と思ってしまったが、しかしマスターが内海で客が私だった場合とっても嫌だ。箸の上げ下ろしにまで「大体ねっ、そうじゃないんだよ。最近の子はみんなそうなんだけどねっ」と文句をつけられそうである。しかもつきっきりだ。嫌だ。
と、言う話を友達と電話でしていたら、悦ちゃんも「あたしも絶対嫌!」と力強く同意してくれた。「それだったら店が途方もなく広くて、向こうからこっちが見えないくらいじゃなきゃイヤ。そしたらあたし双眼鏡でカウンター見るから」…だ、そうである。「…悦ちゃん、食べながら双眼鏡構えんの?」「そうよ!光司蝶ネクタイでオイシイじゃない!」と言われた。私はそんな悦ちゃんもちょっと嫌だ。
内海ファンはあんまり内海のプライベートに興味を持たない…様な気がする。ステージの上の内海には命も捧げるが、同じ目の高さの内海には噛んだガムもやらない。そういう人が私の周囲には多い。
そう考えて思い出されるのが、ある友人である。彼女はヒガシファンなのだが、彼女はある時様々なコネと呪術の限りを尽くして、スタジオ見学に行ける事になった。ゲストは勿論少年隊。局の廊下を歩いていると、ちょうど目の前の階段から憧れのヒガシが降りて来るではないか! …彼女は「駄目よ! 彼とはこういう形で出会いたくないの!」と叫んで階段の裏側に回り込み、身を潜めた。透き間から見えるノリの足が通りすぎるのにほうっとため息をついて、彼が歩き去った後ろ姿をいつまでも見つめていたという…ま、わからないでもないけど。
私がもし内海と出会う日があるなら、やはり森光子とか橋田寿賀子から「私のとてもお世話になっている方のお嬢さんなのよ。内海君エスコートしてあげてね」と紹介されるのがいい。あっ、今想像したら凄く嬉しかった。


9/10
ところで、私は宮沢りえちゃんが好きである。綺麗な子だなあと常々眼福にしており、彼女の激やせを少なからず心配していた。だから今度木村と共演すると聞いて、思わずホッとした。…別に、ホッとする事はないのである。木村と共演しても、江口洋介と共演しても、事情は一緒だ。だけど「ああ、なら安心だ」みたいな気持ちになってしまった。だって、木村は、ジャニーズだから。
私は、木村に関してはまったくの専門外である。光GENJIだって内海と樹生以外殆ど専門外だからSMAPなんて知ろう筈もない。木村の血液型も知らない。うーん。Aかな。だが「キムタク」と彼を呼ぶ人よりは、彼の事をちょっとは知っている様な気になっている。木村は小さい頃から知ってる。見るだけは視界の端で見てきたし。何でかは忘れたが「盲導犬」だって見に行ったし。うん。ジャニーズファミリーだから他のタレントよりはわかってるハズ。木村、いい奴だよ、うん。よく知らないけど。
だからきっとりえちゃんも楽しい撮影現場で、久しぶりに若い友達と楽しめるんじゃないか。良かったね。そんな気持ちになったのだ。ジャニーズの子だからりえちゃんを任せて安心。そんな気になるくらいなんだから、私はやっぱりジャニーズ事務所が大好きなのだろう。無条件に親近感を持っているのである。もし夜道で強盗に追いかけられていて、モト冬樹と堂本剛がいたら、私は迷わず剛に助けを求める。いや、普通、そうか。でもモト冬樹の方が腕力があるかも知れない。急に悩んできたが。
もし私が和田アキ子の大ファンだったとしても、ホリプロのタレント全員に親近感を持つなんて事はないだろう。やっぱり、こんな事務所は他にない。「あたしジャニーズのタレント好きだけど、あの事務所バカだから嫌い」そんな人もいるが、私はジャニーズ事務所ごとジャニーズのタレントが好きである。


9/11
執念のタイトルページ更新である(まあなちゃんどうも有難う)壁紙も変えて一新しようかとも思ったが、気に入っているのでまあこのままでいいか。私はピンク色が好きなのだ。(でも洋服では着ない。似合わないから)だからピンク色の壁紙を探したのだが、結構なくてあちこちフリー画像を探し回ってようやくこれを見つけたのだ。
ちなみに私は青があまり好きではない。色としては綺麗だと思うが、その昔光のラジオの「レインボーオラクル」という色占いのコーナーで、青というのは孤独の色だとくどいくらい言われたせいだ。何となく寂しい色の様な気がして、服では元々似合わないので着ないし、小物でもあんまり持たない。しかし、それが困る時も来る。無論コンサートの時だ。
ソロコンなら何色を着て何色を振り回していてもいいが、ジョイコンだと内海ファンだと見てわからないと何となく内海が気の毒な気がする。大体内海ファンはクールと言うか冷たいと言うか(同じ意味だ)団扇を振ってやろうとかポンポンを作ってやろうとかいう気がまるでない。会場中見回しても、一目でそれとわかるのは淳君ファンで、内海ファンは「…淳君ファンじゃないから内海ファンだろう」という理由により辛うじて判別される程度である。ま、時々頑張ってアオレンジャーみたいな人もいるけど。
で、私も内海ファンのはしくれとして、ジョイコンくらい内海ファンらしい格好をして、少ない内海ファンを水増ししてやろうと思わないでもないのだが、たった一回しか着ないのに似合わない青い服を買う気も起こらないし、好きじゃない青い色の鞄を買う気もしない。とりあえず青いサイリュームをあらかじめ購入して、友人全員に配布してみた。双眼鏡ユーザーも安心のブレスになったタイプの奴である。しかし、青のサイリューム程早く光量がなくなるものもない。「ポールポジション」の頃にはもはや青息吐息である。なんてこった。
だから関係者の皆さん。決して内海ファンは少ないわけではありません。それなりに努力 はしているのですが、彼のイメージカラーの都合上と、ファンに共通した性格上、少なく見えるだけなんです。試しに内海君の洋服を脱がせて見て下さい。双眼鏡にしがみついて離れなくなった人がみんな内海ファンです。


9/18
内海がファンを怖がる、というのは以前にReportでも述べた。まあ細かい人らしいから、引っ張られて衣装が破れたら、とか怪我したら、とか色々細かく心配なのだろう。別に飛び降りてきて欲しいわけではないからそれはそれでどうでもよろしい。
で、私は大阪公演から最終ののぞみで帰ってきたわけだが、駅に行ったらエレベーターの前に女の子がごまんといる。待て。内海も淳君も残る筈だろう…と訝しんだが、蓋を開けてみたらそれはジュニアのお見送りだった。
そうしてのぞみの中で楽しくおしゃべりをしていたんであるが、私達のいた前の車両は丁度食堂車であった。ジュニアはその前にいたんだかなんだか知らないが、ふと見ればガラス戸の向こうに国分博が立っていて、じっとこっちを見ている。
「あ、ぶーこくだ」「ホントだ」で私達の彼への注意は終わってしまったのであるが、国分博はしばらくそこにいたらしい。気づいて欲しかったのかも知れないが、「きゃー」と手を振ってみたところで、彼はぷいっと行ってしまっただろう。
彼は、私達がタレントを見たいのと同様に、ファンが見たかったのだと思う。彼にはまだ、私達ファン側の世界が珍しく、そして興味深かったのだろう。 内海ならば、目を伏せて背中を丸めて通りすぎただろう。だが国分博はじっと立っていた。彼もいつかファンが怖くなる日が来るだろうか。それは彼の成功を意味するのかも知れない。彼はそうなりたいだろうか。そしてそうなったらどうするだろうか。君が私達の前に普通に立てるのは今だけなのだ。君はいつか顔をあげて街を歩けなくなる。その日を君はただ無邪気に憧れているのだろうか。本当にそうなってもいいのだろうか。
帽子も被らず、顔を曝してじっと客席を見ていた国分博の姿に、私はちょっと残酷な想像をした。(9/18)


9/19
最終回はいつも悲しい。内海光司が出ている番組の最終回はこの世の終わりの様に悲しい。何故だ。何故終わるのだカミセン特報。関東ではろくにオンエアもされていないというのに。プロデューサーの深山さん、花をくれるなら仕事をくれ。
こうなると私は頼まれもしないのにいつも内海光司ブレイク計画について考えをめぐらせてしまう。今の時代、タレントはキャラが立っていないとなかなか使って貰えない。淳君に「釣りと言えば山本と定着させろ」と言う前に、君も何か定着させてみてはどうだ。
内海光司のコンセンサスとしてまず最初に考えられるのが「オタク」である。アイドル界オタク番付でいけば、東の西村知美に対抗出来るくらい彼はオタクだと思う。深夜二時ワクくらいで「光司と知美のアニメロード」とかどうだろう。二人でマイナーアニメを紹介したり、声優に挑戦したりするのだ。ラジオでもいいや。文化放送夜十一時放送「アイドルアニメディア」! ゲストはアイドル好きの声優とかアニメ好きのアイドルとかを呼ぶとよろしい。まず錦織と香取慎吾であろうか。
続いて「巨人ファン」、ヤクルト選手と親しい東山に気を遣ってか、ファンの前でしか言わないが、彼は大の巨人ファンだ。それにジョイコンで「さあ今夜の第二試合を振り返ってみましょう、後楽園球場阪神・巨人戦」なんてアナウンサーの物真似をしたのは大変巧かった。トメさんと内海で「やっぱり☆ジャイアンツ」日本テレビ日曜日朝六時くらいにどうだ。各界のジャイアンツファンを招いて熱く語る。第一界ゲスト・糸井重里。なんかMCとゲストの大物具合が不釣り合いだけどこの企画。
そして「ダンス」。…これは凄く使いにくい特徴である。「セイシュンの食卓」みたいに、出演者がみんな踊りながら進む番組とかどうだろう。いや、それよりも斬新に「ミュージカルドラマ」なんてどうだ。これも深夜。みんな深夜だな。「Vの炎」みたいにイロモノのドラマで30分くらい。20分でもいいや。トレンディドラマみたいにバーで別れ話したかと思うと、いきなり踊り出すの。「別れましょう、私達」って言われた瞬間、ジャジャーン! って音楽が鳴ってショックの踊りを踊り出す光司。ただのバーだったのにいきなりバックダンサーも現れる。別れる理由をシャンソンで歌い出す彼女。ともに踊る二人。彼女が光司の手から廻りながら離れていって、バーのドアが閉まる。何事もなかった様に静まり返る店内。内海、ため息とともにキャスターに腰掛け、「マスター、酒だ…」共演者はやっぱり賢也だと思う。女の子はMAXとか。
最終兵器としてはやはり「結婚」であろうか。大沢樹生が一時期、まがりなりにもカメラに追われる様になったのは間違いなく内助の功である。光司もチャーミーグリーンや保険のCMにともに出られる様な爽やかな嫁をゲットして「若夫婦と言えば内海」を国民に定着させてはどうだ。島崎和歌子。西村知美。小川範子…はこの前誰かと噂が出たんだっけ。本当はともに「最後のアイドル」の称号を背負っている酒井のりピーなんかも良かった。野島伸二とはうまくいっていないと聞いたが、どうでしょうのりピー。出物がありまっせ。のりピーとキノッピーで電気上手。とことんあたたか。もし一般人から嫁をとる場合、その女性をナベプロに放り込んでデビューさせるぐらいの心構えでいって頂きたい。
…と、こんな事を延々と考えていて何になるというのか。うちの近所の神社には毎正月私のこんな下らない願望が書き込まれた絵馬が奉納されていく。神様もさぞかし嫌だろう。神様、嫌だったら仕事くれ。もはや神をも脅す有様である。神様がもし一つだけ私の願いを叶えてくれると言うのなら(言ってないけど)やはり内海光司の主演作品をお願いしたいところだ。本当は主演舞台がいいんだけど、そんな事をされたら私が仕事にならない。それがもし地方劇場なんかでやられた日には気が狂う。だから、主演映画。これがいいっス神様。これだったら就業後に毎日通えるし、休日は一日に何度でも見られるし、お値段も安いし、ビデオも出るし、笑っていいともにも出られる。いい事だらけだ。どうだ神様。ここらへんで手を打たないか。


9/21
アナタは霊を信じますか?私は「居た方が面白い」と思っているけど実体験ゼロのヤジ馬です。「あれっ、不思議だな?」と思った事はこれまでの人生に三度程あったけど、どれも勘違いと言われればそれまでのレベルの話である。
ひとつは友達の別荘に泊まりに行った時。六人で行ったのに、全員どうしてか「七人で来た」と思い込んでいた。花火は七人分買う。お布団は七人分敷く。六人でウノをやってるのに「そっち(隣の部屋)にいるの誰?みんなでやろうよ」と居もしない人を誘ってしまう始末。何でこんなに勘違いするんだろうと不思議に思いながら、最後の日に気味の悪い事に気づいた。その別荘をその年最初に使ったのは私達だったから、私達は自分達の使うお皿を各々が棚から出して洗っていた。最後それをしまう段になって、何故かそれが七枚ずつある事が判明した。…誰が洗ったんだ、これ…。
もう一つは大学時代、部活をしていた時の事。私は演劇部であったが、二つの芝居を部員が二グループに分かれて上演する事になっており、放課後の教室を借りて練習をしていた。私のいたグループは廊下の突き当たりにある教室の一つ手前を使っており、もう一つのグループはつきあたりの教室を使っていた。
私は教室の前のドア(教室って前と後ろにドアがあるでしょ)をロングソバージュの女性が通りすぎるのを見たので「T先輩だな」と思って後ろの扉の下にしゃがんで待っていた。驚かそうと思ったのだが、待てど暮らせど先輩は通りすぎない。あれっ、気づかないうちにもう隣に行っちゃったのかな。そう思っていたら隣の教室から別の先輩が来た。
「ねえ、Tちゃん来なかった?」
その先輩もやっぱりT先輩らしきロングソバージュの女性が教室の前のドアを通りすぎるのを見たから「ああ、Tちゃん来たんだな。前のドアから入ると芝居の邪魔になるから後ろから来るんだな」と思い、彼女の分の椅子を用意して待っていたのだが、やっぱり誰も来ない。こちらの教室の面々ぱ私が「先輩来たー。脅かそうっと」などと後ろのドアの前で待機して「あれっ、来ない。私バカみたい」と騒いでいたのを知っていたから、全員これにはぞーっとした。
私はドアの前にいたから、逆戻りでも誰かが廊下を歩いてくれば気づいた筈である。前のドアを通りすぎて、後ろのドアを通りすぎず、また隣の教室の前のドアを通りすぎて戻って来ない。そんな馬鹿な事はない。T先輩その日練習に来なくて「昨日はごめん、実験が長引いちゃって」と何事もなかった様に笑っていた。
しかし世の中には私の様にハンパな「不思議だな?」に首をひねっているばかりではなく、本物の幽霊を見たりお話しちゃったりしている人というのがいるらしい。自分でそう言っている人の中で何人が本物かは知らない。私が「コイツは本物かも…」と疑っているのは今のところ一人しかいない。あとは想像力過多な方(シャレ)ではないかと眉唾に話を聞いているのであるが、その眉唾な方の一人が面白い事を言った。光GENJIの中で一番霊能力が強いのは内海光司だと言うのである。
彼女が霊視する限り、内海光司の霊能力というのは非常に高い。普通ならば彼は霊を見たり聞いたり祓ったりまで出来そうなものだと言う。だか本人がそれに全く気づいていないのは、彼の守護霊というのが「あなたは怖がりだから見てはいけません」と全部の感覚をシャットアウトしているからだと言う。真偽の程は彼の守護霊のみぞ知るであるが、ネタとして面白いのであえて書いてみた。
ところで、私の「あれっ?」の三つめであるが、私が「本物かも知れない」と疑っているのは私の後輩である。彼女の人生は普通ではない。人生の中で自殺した人が四人。変死した人が三人。どれも老人や病人ではない。彼女のクラスメートや学校の先生、塾の友人である。「ちょっと多いですかね」と彼女は言うがこの数字は「ちょっと」ではない様な気がする。彼女の高校で所謂「キツネ憑き」になった女の子が出て(これが霊的なものだという保証はない。ヒステリーの一種かも知れないが)「校内を奇声をあげて走り回ったりして大変だった、バレー部の子で身体も大きく、力も強かったから、結局殴り倒して失神させた」という話も聞いた。「えー、まさかあ」と半信半疑で聞いていたら先輩が
「ちょっと待って、もしかして○○高校出身?」
「そうですよ」
「その話知ってる!うちの学区じゃ有名!」
と叫んだから心底びっくりしてしまった。
後輩は、自分では別に霊が見えるだの何だのとは言わない。ただ「いない」「見えない」とは言わない。「ホントは見えるんでしょ」と問い詰めても、曖昧に笑って「いないと思えば見えませんよ」と意味深な事を言うばかりである。
その彼女と、一緒に歩いて駅に行く途中、私達はさして広くもない道を三人道いっぱいに広がって歩いていた。私は後ろで男の人がつかえている事に気づいて、避けようとしたが、前もつかえているからどうにも逃げ場がない。路地のある場所にさしかかったところでそちらへ体を避けて、彼を通らせようとしたのだが誰もいない。「あれっ?」と思ったが、何も口には出さないでいた。「彼」は元々いなかったのかも知れないし、途中でどこかの店にでも入ったのかも知れない。
納得しかけたところで、後輩が私の顔も見ずに呟いた。
「先輩、気にしない事ですよ」。


9/24
昔のビデオを見ているとしみじみ思うのだが、昔の振付はいい。可愛いしカッコイイ。技術的にも何だか今より難しそうな事をしているではないか。ジャニーズの振付はボビーさんから、MEGA-MIXを経て、今はサンチェとかいう焼き肉のサラダみたいな人がしているらしいが、どうもボビー時代の方がアイドルグループの振付としては優れていた様な気がする。わーこのステップ可愛い。この振付カッコイイ。ジョイコンではなかなかそういう振付がなかった様に思う。
以前、内海光司はかなり振付にも参加しているという噂を聞いた事があった。真偽の程は知らない。当時は才気溢れる内海を誇らしく思い「さすが光司ね」などと思っていたが、こうなってくると「プロに任せとけよプロに」という気持ちになる。
ところで、ミュージカルでおなじみ今村ねずみちゃんのコンボイ・ショウが博品館劇場で行われた。本公演で13回目を迎えるコンボイだが相変わらず見事なダンスと芝居とギャグとタップで十二分に楽しませてくれた(実は今年のPLAYZONEは、コンボイをパクったんじゃないかとひそかに思っている)コンボイを見て思うのは、ため息が出る程の振付のカッコ良さである。ねずみちゃんが惚れこんだ原田薫という人が担当しているらしいのだが、もうこの振付を譲って! お願い内海にやらせて! と叫びたくなるカッコ良さである。
ジャズで踊るカッコ良さや、スローバラードで踊る優雅さ。もっともっと色々なダンスをカッコ良く見せる方法はこんなにもある。内海よ、焼き肉のサラダとともに君も研究に来たまえ。私が研究したって仕方ないではないか。キムタクは、来ているぞ。

9/27
私と大沢樹生。それは常に愛憎が背中あわせ。
何となく火サス風に始めてみたが、私にとって大沢樹生というのはずいぶん長い間「結婚したい男ナンバーワン」であり、「目の上のたんこぶ」であった。
私の高校時代(高校時代になっても、ってあたりが……だが)の交換ノートたるや凄い。大沢樹生への爆発的な愛のがぶりよりである。大沢樹生の為に親を捨てられるか真剣に悩んでいた時代が確かにあった。
その一方で、大沢樹生というのは内海光司のファンとしては大変目障りな存在であった。ソロ活動は先に一人でバンバンやっちゃうし、しかも内海光司の仕事よりアタリが多い。グループの活動の空いている隙にやるわけだから当たり前なんだが、内海と同時期に似たような仕事をして、しかもあっちの方が視聴率も評判もいいときては悔しいったらない。つまり「花燃える日日」と「思い出に変わるまで」の事なんだが。「ダンスダンスダンス」と「桜っ子クラブ」は痛み分けとしても。
樹生に仕事が入る度に、毎週欠かさずビデオに録っては、相手役女優への憎悪の炎を燃やしながらも、畜生どうしてこんなに視聴率いいんだよこっちは打ち切りだぜと歯ぎしりしていた二律背反の日々。内海光司の最大のライバルは大沢樹生だと信じて疑わなかったのに、気づいたら二人の方向性は逆向きよりひどい事になっていて、PHSと携帯電話がライバル同士なのはわかるが、携帯電話とテレパシー、どっちが優れているかと聞かれてもちょっと…という判断の出来ない状態になってしまった。
だからもう大沢樹生は内海光司には関係のない人になってしまった。私の大沢樹生へのビッグバンなみの愛情も気づいたらどこかへ姿を潜めてしまった、と思っていたが、先日面白い癖が残っているのに気がついた。
テレビステーションの個人別番組出演表は、載せてくれない事もあって、結構適当なのだがそれでもそれなりに便利である。で、あるから発売毎に欠かさずチェックをしているわけだが、あれはタレント名が五十音順に並んでいる。私は必ず逆から見ていく。最初から見ていって、「う」で内海光司の出演番組がなくてがっくりしている時に、「お」の大沢樹生に仕事が来ると悔しさ倍増だからだ。
もう悔しがる必要はないと思っているくせに、どうしても正順から見ようとしない。結局意識してんじゃんと思うと自分が結構おかしかったりもする。

9/30 
他人の不幸は蜜の味と言うが、笑ってばかりいると自分にふりかかってきそうで恐ろしい赤坂晃ディナーショウ。高知の出張から帰ってきて聞いた第一報であった。
やるかね。普通。舞台の後に。晃ファンにして見れば、今月は新幹線代もホテル代も出さなくてはいけない大変な月である。夏のコンサートでぐらついた経済を立て直して、いざ「狸」へと向かおうとしたところで莫大な出費を迫られるわけである。まさに「同情するなら金をくれ」の心境であろう。
私の周りの晃ファンと言うと、ワタクシとAKIRA&KOHJIに対抗して「オケラ&虫ケラ」というコンビを結成している早苗ちゃんが筆頭にあげられるが、貧乏な彼女はもはや頭がおかしくなっており、「もうこの会報ぶち破りたい」などと怒髪天に達していた。「凄いよねー。全部申し込んだら14万。Kinkiでもデビューする
(デビュー資金にする)のかね」と言ったら即座に「ジョイコンの返金だよ!」と言われてしまった。
さてこれが内海光司だったらどうするか。とりあえず最後の一円までふり絞って申し込むだけ申し込み、人事を尽くして天命を待つ、とする一般論しかないであろうと思われるが、今この瞬間に私にとってディナーショウというのは殆ど意味のないものとなってしまったのも事実である。
ディナーショウと言えば思い出されるのがPARTY HIKARUであるが、あれが私にとって一大事だったのはSAY・SやGENJIのソロ目白押しの中で最初(にして最後)の光のイベントであった事と、当時ジャニーズでは少年隊とマッチしかディナーショウをしていなかった、という事が最高のステイタスだったわけである。光と言うのはマッチと少年隊の次に偉いんだ!という評価を得た気がして、有頂天になったものだ。
私にとってGENJIはメンバーであるが、常に「後輩」である。全員がソロとなって一線上に並んだ今、後輩などと言われれば各メンバーのファンの諸氏はムッとこられる事だろうが、それは頑としてそうなのである。内海は光であり、諸星、寛之、山本、赤坂、敦啓はGENJIである。これは私にとって国境よりも厳密な境界線が引かれている問題なのだ。GENJIは光より常に人気がある。ファンも多い。従って興行力もある。だが後輩だ。内海が永遠に少年隊の後輩の様に、彼等は内海の後輩でなくてはならない。内海をただの阿呆の司会者だと思っていたとしても、である。
で、あるからその晃がディナーショウをする現在、内海光司のディナーショウというものは私にとって全く無意味となった。そんなには燃えないかも。だからやらないでね光司。
そして今回の様な場合、希少なチケットであるから、あんまりイチオシじゃない人は申し込まないとよろしいかと思う。当たったら譲ってあげるとか。私はPARTY HKARUを親切な敦啓ファンの方に譲って頂きました。あの御恩は未だに忘れておりません。その節は「外れたチケット分の優先予約資格をあげる」と約束したのに、ちっとも果たせなくて済みません。私が悪いんではありません。空手形を寄越した事務局に言って下さい。



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