そんな君と僕だから(青樹總)/竹書房・バンブーコミックス


ずっと好きだった聖士に「粘着質な女を諦めさせたいから恋人のふりをしてくれ」と頼まれた隆臣。ふりだけでも嬉しかったのに、女をまくためにホテルに入ったら、何時の間にか妖しい雰囲気になってしまい……。(Ai)


愛恵

暫くまともに本を買ってないことに気付き(ずっと特撮雑誌ばかり買ってたから)手に取った本は蓋を開けたらびっくり。私の苦手な「さしつさされつ」な本でした。くそう。サーチ能力が麻痺してしまったようです。お話は短いのがいっぱい入ってて、どれも尻切れトンボというかオチが弱いというか。「だからどうなの?」と聞きたくなる話ばかり。てか、どっちが受けでどっちが攻めかだけでも教えてくれ。時と場合によるのか、リバなのか!!
あらすじに書いた話だけがどうやらリバではなさそうなので、一番好きです(そんな理由か…)。
二本話が入ってる小説家の蔵城先生のシリーズの続きを読みたいかも。是非、大堀をそのお色気ウッフンでおとしていただきたい。てか、受けになれー。蔵城、お前は受けになるんだー(念力)。

★★
俺様
表題作も良いのだが、私は小説家の先生にやられてしまった。あんなにウケオーラ出しているのに攻なんすね…。とはいえ受の銀行員もなかなかに良いお味を出していますね…。でも、大介さんに出会わなければ受のままだったかもしれないと思うとちょっと悔しい…。なんだか切ない感じの話なのだが、いまいち切なくなりきれないのは所々にあるギャグのせいかな…。作品傾向がまとまっていて最後のギャグはいらなかったかも。
でも一番インパクトあったのは後書きでした…。いつか脇毛も脛毛もボーボーなマンガ描いて下さい!ヘソ毛があっても大丈夫ですっ!
★★★


ア・プレイス・イン・ザ・サン(竹美家らら)/新書館・ディアプラスコミックス


レンタルグリーン会社に就職したシュウは緑と出会う。小さくて機械に弱くてスタミナとフットワーク抜群な緑とシュウはお互い苦手分野を振り分け仲良く仕事をしていた。いつも元気に飛びまわっている緑がシュウにはまぶしく見えて…。 (O)


俺様

前に読んだのが不思議空間へようこそだったのでちょっと避け気味な作家だったのだが…。どの話もちょっぴり不思議は入っていたけど可愛くて良かった。
スペース・オブダストボックスを読んでゴミの出し方には気をつけようと思えるお勉強も出来るマンガであったのだが、私が気になるのは飽きが怖くて恋ができないのクイズの答えだ。私の出した答えはとても強引なものだが、それが正しいのかどうかとても知りたい。
私の出した答は、重ねた蚊取線香の片一方は先から、もう片一方は後ろから火をつけるとちょうど30分たったところで火の位置が重なります。そうしたら即どっちか一方の火のついていない端に火をつけます。そしてその蚊取線香が燃え尽きた時が45分です。かなり強引だし重なった蚊取線香は飛び火しないという前提があるけど、出せた答えがこれなんだからしょうがないじゃない!誰か正解教えてっ!

★★★☆
じゃあな
 名前の付け方が微妙である。森博嗣まであと一歩と言う気がしないでもない。表題作以外、受が性別的にも精神的にも男には見えないので、いっそボーイズラブにしない方が面白いんじゃ…と思った。
 「これで恋が始まるのか」と唖然とさせられた「スペース・オブ・ダストボックス」であるが、電車の中で吐きそうになったサラリーマンが、すかさず吊り広告を掴んでくるくるっと円錐に丸め、その中に吐いてそれから駅につくまで、自由の女神の様にそれを掲げて立っていたのを目撃した事がある…という知人の話をふと思い出した。
 やや説教臭い内容だったが、主人公の回想シーンに出てくる「偉い人」が二人とも女の子だったのが何となく気になった。確かに優等生的な行動をとるのは、就学年齢の場合女の子の方が多いのだが、「凄い女の子」たちを呆然と見ていた男の子が、大きくなって立派なホモになるというのは図式的に気の毒なものがあるな。イヤ考えすぎなんだけど。
★★☆


フリーアルバイターケン&ジョー(まんだ林檎)/芳文社・花音COMICS


真面目で素朴なジョーとワガママで鬼畜なケン。二人は借金のために必死に働くがいつもケンが途中でバイトを放り出してしまう。ケンの借金のために必死に働いているジョーはそんなケンに呆れるのだが、実はその借金はジョーの借金だった。 (O)


俺様

勢いの良いギャグは好きだっ!そして主人公の名前で「あしたのジョー」からかな?と思っていたのだが、その後続々現れるキャラによりガッチャマンとわかった。
まあ、ここらあたりはオタクレベル初期装備こん棒で必死に戦いますって感じだが、だったらリュウはこれかと名前が違うのに勝手に重条院をリュウだと思い込んでいたのだが、後書きにて正しかった事を知りちょっぴりガッツポーズ。
結局可愛らしいボーイズらしい表示はジョーの泣き顔にキュンキュンきているケンぐらいしかなかったが、私も屈折している人間なので泣き顔にキュン!はよくわかるのだった。しかし、株は怖いね。ケンのモデルになっている芸人もマジで株に失敗したらしいしね…。
「平穏で堅実な人生」は実は私の憧れの言葉です。いやね、もう本当に平穏で堅実に生きたいっていうか、そう生きようとしているのに邪魔をする奴等がいる…。
しかし「オレガク。」だけがなんか浮いた作品になっているのぉ…。

★★☆
じゃあな

 線の頼りないBL作家が多いのでページを開いた瞬間「なんて安定感のある画面だ」とちょっと新鮮に驚いた。ケンとジョーではケンが受では…と思ったのだが、作中の登場人物ほとんど(甚平以外)がジョーに夢中だったのでちょっとしょんぼり。私は重条院受が理想でした。
 花音とは思えないパンチの効いた珍作とともに、突然センチメンタルな「オレガク。」が収録されているが、私はこれが一番面白かった。でもカタカナで、わかるようなわかんないようなタイトルつけて、更に「。」で終わらせるって、そろそろキビシイ言葉の使い方になってきたね。今、全国の小中学生が未完の大作として夢中で書きつづっている漫画小説に多そうな感じ。短編作品はいつ単行本化されるかわからないから、風化しやすいタイトルはつけない、という法則。ちょっとお勉強になりました。

★☆


その指だけが知っている(小田切ほたる・神奈木智)/徳間書店・Chara COMICS


頭脳明晰・容姿端麗の学園一優等生架月と同じ指輪をしているというだけで渉はみんなに羨ましがられる。だが渉には迷惑なうえ、誰にでも優しいはずの架月は自分にだけに意地悪をする。評判と違い、口悪く冷たい態度の架月が気になる渉は…。(O)


俺様

渉は架月がずっと自分を想っててくれたという事でその事実に気付けてないが、結論から言うと架月は渉のストーカーって事か…。そして架月は好きな子を苛める事でしか愛情表現の出来ないガキ大将かっ!渉も架月も変に考えずに夕日の土手でケンカする番長同士みたいにぶつかりあってみればもっと早くラブラブになったと思うのは俺だけだろうか。
やはり男はぶつかりあって「お前すげぇな」「お前もな」で草むらに仰向けになり、ワッハハハと笑いながら親睦を深めるべきでしょう。指輪一つでウダウダ言ってんじゃねーって感じです。
貴子ちゃんは可愛くていいのだが、将来は私達の仲間でしょう。貴子ちゃんおにいちゃまとその恋人の事、事細かに報告してね。




クレイジースター(花吹雪桜子)/芳文社・花音COMICS


アユは交通事故に遭い、名前も思い出せない時にポメに「NATSU」と名づけられる。その後記憶を取り戻すものの、芸能界にいた時の記憶は戻らなかった。新しい仲間とグループを作り、再び芸能界に戻るアユだった。(O)


俺様

私も鬼道と同じ事を考えていたっていうか、実際にクレイジーなスターは沢山いるし…。ああ、英語読解力ナッシングな自分が辛い…。しかし、水原いくらアユがスキスキだからって不法侵入はどうかの〜。そしてまだまだ続くのね。アユ編が一段落って事で次ぎは水原もっと辛い編にでもなるのかな…。九条はあいかわらず犬のようでしたね。
ポメもそうですが、アユは回りに掛け値なしに慕ってくれる人が集まりますが、水原はどうなんだろうね。何だか違う辛さを背負ってるもんな。まあそんな事言ったら本当の芸能界はもっと辛い事沢山あるもんな…。

★☆
じゃあな
 最初俺様の粗筋を読んだ時に、なんととんでもない話だ、いくらボーイズラブ芸能界がトンデモ世界だとは言え、人気アイドルが記憶喪失になってもう一度バンドデビューなんてあるものかとにわかには信じがたかった。「成り上がりバトル」の人気絶頂アイドルが失踪して漁村で漁師になってた事くらいの重大ニュースである。
  これはもう笑うしかないと勢いこんで手に取ったが、このシリーズを全部読んでいる…筈だったのに、アユが輪姦されたなどという驚愕の事実を私はすっかり忘れていた。いや、そんな場面、作中は出てこなかったのかな。「恋愛コード」と「クレイジースター」の間にあった出来事だったのかな。いずれにせよ「えっ、そんなの知らねーよ!」と思った瞬間「まさか私も記憶喪失?!」と疑似アユ体験。臨場感たっぷり。
 そのせいと言うわけではないが、相変わらず訴えかけてくるものの少ない画力ながらも、ラストの仕掛けにはちょっと感心した。ああ、ちゃんとオチがあったんだ。そこからえらく駆け足で終わったが、まあいいんじゃないの。でもまだ続編があるのはどうなんでしょうね。アユも水原も、これ以上凄い人生を塗り重ねていくのはやめたまえよ…。


コイ茶のお作法(桜城やや)/角川書店・アスカコミックスCLデラックス


あまりの粗忽さが妹の怒髪天を衝き、茶道部に半ば強制的に入部させてられてしまった徳丸円(まどか)。部長の蓮根は口をきいたこともなかったクラスメイトだったが、茶道に対する真摯な姿勢や、クールな素振りから垣間見える意外な一面に、徳丸はだんだん彼に惹かれていく。(J)


じゃあな

 作者にとって、徳丸は好みのタイプの集大成らしいのだが、私はどうも後ろ暗い&腹黒いところのないキャラにはあまり惹かれないので、ふーんそっか、こういうのが好きな人もいるのねえと一人遠い目。むしろ裏表紙の二人の方が気になるわ、と思って購入した。やはり主役カップルより、脇役カップル(和菓子屋×官能小説家)の方が好みだった悲しいサガ。いや、一番好みだったのは、蓮根妹×徳丸妹か…。
 本編はストーリー的には大した事もなく、男の子が茶道に挑戦していく課程をもっとコミカルに描いてくれるのかと思いきや、徳丸はさっさと野球部へ転向してしまったので、単なる学園ボーイズラブになりつつある。しかしストーリーよりも設定よりも、キャラクターの表情が魅力的で読ませた作品。苦笑とか、男っぽくてカッコイイ。

★☆
俺様
最近思うのは、作者がイチオシで描いているはずの主人公カップルよりも脇役カップルの方が読んでいて楽しいのはなんでだろう?という事…。あ、しまった「なんでだろう」が頭の中で回る…。まるで作法のお手本のように主人公達は「こうきたら」「こう」てのがあるからだろうか?ちゅーか単に設定とビジュアルが心に響かなかっただけなんだけどね。だいたい一番ヨシっ!て思ったのは蓮根妹×徳丸妹だったし…ってじゃあなちゃんも同じ事書いてるか…。2巻が出るそうなので、妹×妹と和菓子屋×官能小説家のますますのご発展をお祈りさせて頂きます。


かわいいペットの愛し方(夢香 雅)/リーフ出版・リーフノベルズ


事故で両親を失った竜司は、叔父の俊哉と二人暮らし。若くして社長の俊哉は経済的にも裕福で、竜司のことも溺愛してくれるので何の不自由もない毎日なのだが、ひとつ気がかりなのは俊哉がことあるごとに竜司をペット扱いする事。もちろん冗談、たとえ話だろうと思っていたのだが、どうやら本気で竜司をペットだと思っているらしくて…?! (J)


じゃあな

 粗筋、表紙、どこをとっても全く私好みではない作品なのだが、私は作者のデビュー作が大好きだったので期待に胸を膨らませて読み始めた。撃沈。たすけて倒れそう。卵一つ割れない高校生にも目眩がするが、あきらかに狂人の域に達している青年実業家にも耐えられない。社員の事を思うと不安で胸が張り裂けそうだ。期待で膨らんだり不安で張り裂けたり、私の胸も忙しいことである。
 俊哉は狂っている。どう考えてもパラノイアだ。自分の甥をペットだと公言し、にも関わらず陵辱し、あげく実の兄の死すら溺愛する甥を手に入れる為には喜ばしい事態だったと言ってはばからない。もう「この人おかしいよ!」と茶化せるレベルじゃない。頼むから今すぐ救急車を呼んでやってくれ。いいカウンセラーがつけば、死ぬ前には病院を出られるかも知れない。こんな人間に就学年齢の児童を渡してはいけない。この男にはAIBOどころかフーチでもまだ手にあまる。
 この狂った男に育てられたのだから、竜司がおかしいのもむべなるかな。彼の方は若いだけに治療も容易だろう。成人する頃には精神的虐待を受け、性的悪戯をされた暗い過去も乗り越え、立派な青年として独り立ちしてくれる筈だ。あとは俊哉の会社の社員たちがこの不況の中、無事新しい職を手にしてくれる事を祈るばかりである。

無星



ウチにおいでよ(海老原由里)/ビブロス・BBC


モデル事務所の熱血スカウトマン・高雄が見つけたのは超イケメン高校生の名取。素晴らしい逸材と追いかけ回す高雄に、名取は「ヤラせてくれたらモデルになってもいい」と条件をもちかけてラブホテルに誘う。(J)


じゃあな

 海老原由里はワタシ的には注目期待の作家だったのだが、この本を見るとなんだか果桃なばこ寸止め風味という感じがする。まあそのくらい安易な話が多くて、アンソロジー掲載作品が集まったなーといった出来映え。軽く読む分には読後感も悪くないので、まんだらけ100円ならオススメか。
 キャラクターの外観の描き方には魅力がある作家だと思っていたのだが、ヒゲ…ヒゲはどうだろう…。いや、私ヒゲ男子好きです! むしろ好物! でもこのヒゲはどうだろう…。「愛してガッテン」のボンなどはキャラクターの目指したかった方向はわかるのだがかなりキビシイ事になっている。ボン…その身体もどうなんだろう…。

俺様
海老原由里はこんな絵を描く人だったろうか?すまん何も心に響かない。一番響いたのは磯野さん(カメラマン)は本当はどっちなんだろうという事だろうか。チャレンジャーな攻急募!どうにも私は面白がりなので正当派 よりは色物気質が好きなのねん。それでいうなら愛してガッテンのボンのお付きはいい味出しすぎてたけどね。本全体の印象がボンのお付きしか残らないってのはどうなんだろうか…。



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