XY(東城麻美)/ 竹書房


主人公の男子高校生は、家庭の事情で主人公宅で 引き取った従兄弟に片思いしていた。従兄弟は主人公の母 (つまりは義理の伯母)に肉体関係を強要され、器具を使った 変態行為までさせられていた。(本が手元にないので人物名等 わかりません。ごめんなさい)(F)

フェネギー

読み終わった後ゴミ箱に直行した本は、私の今までの人生の 中でもこの1冊だけだ。そして二度とそのような本には出会わずに すみたいものだと思う。結構きれいな表紙に騙された。 定価で買っちまったよ、くそっ。内容は、人間として許されないような 男女がやりまくっているというもの。グロい。ゲロい。笑っちゃうのが この従兄弟、伯母にやられちゃうくらいだからまるっきり受なんだが、 ソノモノの形をしたでかいオブジェを入れろと言われて一生懸命入れようとするんだよ。痔になるからやめろと言いたい。いや、痔どころか 直腸裂けて死ぬんじゃないか?受も一応人間だったらしく、結局 入らないんだが(失笑)。「そんなのオブジェよ〜入るわけないじゃん」 とまわりで笑っている少女たちも気持ち悪いが、問題はそんなオブジェを 飾っている変態男だ。部屋に飾るな!そんなもん! 東城麻美よ、頼むからもう二度と私の目の届く範囲に現れないでくれ。

俺様
確か従兄弟の名前がナギサだったような気がする。俺も手元にないので 確認出来ない。 俺様も表紙に騙されてたクチです。ほっほーと手に取り読み出してみれば なんじゃこりゃ?の連発でした。ホモの子はホモなのはいいのだが、 自分の甥っ子の前で秘書とヤリだしてしまうナギサ父はどうかと思うよ。 誰もが自分勝手で見ていて腹立たしくなります。 せっかく絵はいいのに、お話的についていけませんでした
無星



TOUGH!(岩本薫)/ビブロス・ビーボーイノベルズ


フリーのグラフィックデザイナー・シンゴはひったくりに逢って全財産を失う。泣く泣く駆け込んだ警察署で再会したのは、絶交したかつての親友・神蔵響。最悪の疫病神は今や刑事となっていた。不吉な再会から、シンゴは事件に巻き込まれていく。(J)

じゃあな

 粗筋が書けるっていいよね。大抵「平凡な××(ここに職業を入れよ)の△△(受)は、ある日突然○○(攻)に強姦されて…。○○の事を嫌いながらも、次第に心引かれていく△△だったが…」で終わりだから。まあ事件そのものはさして大きくもないが、それがむしろ手堅くまとまっていて良し。文章もテンポが良くサブキャラも丁寧に描かれている。シンゴ・響ともに良識があってまともに生きているのは高感度高し。 ガツンとパンチがあるわけではないのにここまで読ませれば立派。あとはシンゴが美形なのはわかったが「八頭身」「モデルみたい」という描写もあるのだから、挿し絵をロリにしないでもっと美青年にしてくれたらツボだったのだが、まあおサルおサルと言われてるから作者の頭の中でもあんなもんなのかも知れない。
  難を言えば響の使う言葉があまりにもセオリー通りと言うか、チャカとかワッパとか、うーんわかりやすーいって感じでむしろお上品な感が否めないところか。ビブロスのホームページで響側の視点から描いたショートストーリーが無料公開されているので、そちらもあわせてご覧下さい。

俺様
なんていうか、主人公の学習能力のなさに呆れます。 私はこういう自分だけの正義感を押し付けて、正しい事だけを しようとする奴が大っ嫌いです。なので神蔵の許容量には下心があるとはいえ感心しました。シンゴに関しては「君は 黙って全裸で東京湾に浮かびなさい」とすら思ってます。 事件自体はとても簡単でこうなって、こうなって、こうなるんだろうなー と思いながら読んでいくと、まんまとその通りなのですが、 なぜか読み応えを感じます。あとは挿し絵がもっと文章表現と 合っていればなと感じます。



夢を見ていたわけじゃない(麻生玲子)/オークラ出版


尾根がかつて教育実習生だった頃、生徒として教えた芦沢は今や新進気鋭の若手アーティストとして銀座で個展を開くまでになっていた。不安定だった少年期を脱したのか立派に成長した芦沢を遠くから見届けた尾根だったが「先生」と呼んで追いかけてくる声がして…。(J)

じゃあな

 元生徒×元教育実習生。しびれます。ナイス設定ありがとう。タイトルは「夢を見ていたわけじゃない」だが、確かに麻生玲子の小説のキャラクターは地に足がついていていい。芦沢も尾根も自分の生活とか仕事とかプライドを守りながら恋愛している。ダブルインカムホモのあるべき姿であるな。Hシーンが多いわけでもなく、さほどの事件も起こらないのだが、しみじみ読んでしまう。これまで「癒しホモ」を鼻にもかけずに「笑かしホモ」だけを求めてきた私を変える、そんなアナタ。
 不満としては何で芦沢が尾根に惚れたのかわからないこと。小説花丸の書評みたいな事言ってるが、人間嫌いだった芦沢が、尾根の事を見ただけですぐラブラブになるというのはどうしてだったんだろう。尾根がよっぽど美形だったのだろうか。しかし尾根の外見描写が殆どないからそれもわからん。芦沢の外見描写も身長以外と髪型以外あまりないが。挿し絵をあまり信じる気になれなかったので、私の心の尾根と芦沢は多分、作者の心の二人とかなり違う外見をしている事だろう。それでもかなり気に入ってる作家なのだ麻生玲子。これでモテモテの受を描いてくれたらかなりの高得点をマークする筈なのだが。

★☆
きみぱん
おもしろいんだかおもしろくないんだかよくわからん話。 題名とストーリーの関連性もまったくわからん。 年下攻、元生徒と先生(教生だけど)、強気で素直じゃなくてちょっと プライドの高い受、猪突猛進的な攻のアプローチ。普段なら私の心を掴んだまま離さない設定ばかりなのにいまいちはまれない。なぜだ? 今や三十路受もOKのはずだ・・やはりこの前に「FACE」で加賀に血ま みれにされ、「幕末青春花吹雪」の沖田に玉砕されたのがまずかった らしい。読む順番も大切だとよーく肝に銘じておこう。でもこの話、別にホ モじゃなくてもやってけるんじゃない?キャリア志向の30女と若手の新鋭 画家。「月9」あたりでも十分通用しそうな話だな。(Hシーン除く) スートリー云々というよりは2人の心理的描写の方をくわしく書いている 感じがするので読み手によってはおもしろい人と退屈する人と分かれるかも・・まあでも「僕の想い○×先輩に届け!ラブラブビーム!」とかいう バカホモ話よりは断然おもしろいけどね。




恋愛処方箋(檜原まり子)/ 白泉社・花丸文庫


製薬会社の営業マン・江森五月は配置替えで新しく担当になった 病院で、無愛想で協調性のない柴田浩司と出会う。柴田は病院の 子供たちに対してだけやさしい素直な笑顔を見せ、そんな柴田に 江森は惹かれていく。(F)

フェネギー

面白くはあるんだけど、ちょっと無理がある。だいたいいつも受の柴田から電話してきて食事とかしているのに、どうして攻の江森は 「俺って嫌われてるのかも」とか思うんだい。いくら最初に無理矢理 やっちゃったのかも・・・と思っても、嫌いなら普通顔も見たくないし 電話なんかしないだろうに。攻の思い込みが情けない。受はこれまた純情で不器用で自分からは好きと言えないタイプなんだが、かわいいのと イライラするののちょうどギリギリ境目で「かわいい」におさまって いるかな。無愛想でクールな受は私の好みなのでポイント高いんだけど、 ちょっと弱っちいのがイマイチ。これで顔が良くなきゃただの根暗の オタクなんだけどね。よかったね、美人で江森に惚れてもらえて

じゃあな
 続編が出ていれば面白いというわけじゃない事を私に教えてくれた一冊。粗筋を読む限りでは、ありがちだが、そのありがちさこそ俺が求めているもの…とその気になったものだったが…。いざ蓋を開けてみると、変なところが意外な展開で外してるんだよな。柴田のキャラクターとか。クール?この人。暗い?そうかな、私には普通の人に見えるんだけど…。江森もうるさいだけだしなあ。
 私は漫画にはうるさいが、小説ではあまり巧い下手を言わない方だと自分で思っていたのだが、檜原まり子に関しては「下手だなあ、この人」と思った。
 

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僕の銀狐(斑鳩サハラ)/ 徳間AM キャラ文庫


高校1年の岡田昴紀は小学生の時に参加したラジコンカーの大会で 出会ったシルバーフォックスに憧れ、彼との勝負を夢見てラジコン の腕を日々磨いていた。学校で同好会を作ろうとした昴紀は、美貌の 生徒会長・秋津島玲に申請を却下され、売り言葉に買い言葉で やったレースに負けて、玲の奴隷にされてしまう。(F)

フェネギー
私の心の琴線にはまったく触れなかった。かわいいボーヤの初恋物語 が好きな人にはオススメかも。生徒会長は長髪で変人だけどな。 「奴隷」って言ってもおままごとで肩透かし。初エッチの時の攻の セリフ「こんなにお利口さんにできたのに」にはゲロ吐きそうになるし。 この主人公、高校1年というより中学1年って感じ。ああ、ガキはやだやだ。
俺様
主人公をどうがんばっても好きになれません。 それよりも出て来る人間全てが好きになれません。 どっか一本キレていたならよかったのでしょうが どうも何もかもが中途半端でいけません。 奴隷には奴隷らしくさせるべきでしょう。
無星
じゃあな

 実に文章のリズムの合わない作家だ。しかし名前をよく見るから、きっと人気があるに違いないと我慢して読んだ。これでストーリーが面白いか、キャラが少しでも好きになれれば私だって些末な事は気にならないのだが、どちらもダメなので妙な事ばかりが気にかかる。騒いでいる昴紀と椿に対する秋津島の台詞「まったく仕事になりはしない」に首が45度傾いた。「なりはしない」?…激昂してボールペンをへし折る状況で「なりはしない」か。「なりゃしない」か「ならない」じゃないのか…?と、思いつつ、これが作風ならば、と更に読み進んだが、秋津島に対する表現「カリスマ的アイドル」に首が90度傾いた。カリスマかアイドルかどっちかにしたまえ。これ以上首が傾いたら私は死ぬのでもう読めません。グッバイ。

無星



おたわむれをプリンス?!(安芸まくら)/オークラ出版


一発逆転・超大口契約獲得を狙って、来日したアラブのプリンス・カディールにアポなし商談をもちかけた商社マンの榎並。商談は歯牙にもかけて貰えなかった榎並だが、一週間後にはアラブのハーレムでカディールの愛妾になっていた…?!(J)

じゃあな
 粗筋の割にはライトなコメディ。アラブのプリンスで金髪で絶倫でエリートビジネスマンで気障で傲慢という強力なカディールのキャラクターに、何故か一介の受リーマンに過ぎぬ榎並が負けていないのは立派。「ドラえもん…」は可愛かったぞ。水戸泉のルーマニアと一緒で、実国名(サウジアラビア)を出すのはいかがなものかと思うけど。
 続いても良さそうな話なのに(カディールのサウド王家の内紛とか、撃たれたリベンジとか、あと榎並が新規プロジェクトの発案者として役に立つとか)続きはないのかなー、その後も読みたいなーと思ってオークラ出版のHPを探していたら「オークラ出版のラインナップにハズレはありません」だって。嘘つけこの野郎。
俺様
おたわむれってよりもご乱心だよプリンス…。 出て来る人出て来る人みんなどっかおかしいです。 普通のサラリーマンであるはずの榎並の感覚も変です。 あの状態でカディールの国に行ったという事は、日本では 行方不明扱いなのでは?家族が心配しているとか考えないのでしょうか?榎並の先輩だっていくら目しか見えないとはいえ 自分の後輩の事が分からないうえに、くどこうなんて変です。 それとも外国にいるから開放的になるのでしょうか? とりあえずボーイズラブ書いている人は実名を出すのは止めよう。 某国とかイニシャルにするとか考えようよ。石油売ってもらえなくなったら どうすんだよ。



お願い!ダーリン(ひちわゆか)/ビブロス・ビーボーイノベルズ


レンタルCDショップの中堅社員・弘は、アルバイトの今田に熱烈に愛されていた。トコロ構わず「愛してます、マイ・スイート・エンジェル」と美辞麗句をならべたてながら迫ってくる今田に、ほとほと迷惑していた筈だったのだが…(J)

じゃあな
 真東砂波、これ、キャラ逆にしようよ。いや、挿し絵が真東砂波なんですけどね。どうも私には逆に見えるんだ。真東砂波で表紙がコレって事は…と思いながら購入したら、全然予想を裏切った物凄いコメディ。ともかく今田の台詞には笑うを通り越して感心してしまった。大体一回につき三行ぐらい一気に喋るのだが、それが和洋折衷古今東西全ての美辞麗句を練り合わせて弘を褒め称えるのである。アムールでモナムールでアンジェロ・ディ・フィオーレでノンノンベイビーときたもんだ。お前の国籍は何色だ。もうこれでHシーンが始まったらどうなるのかと思って物凄く楽しみにしていたのだが、さすがの作者もボキャブラリーの限界を迎えたのかそこらへんはあっさり流されてしまった。まあそうかも。って言うかあの勢いで喋られたらとても出来ないかも。
 あんまり笑ったので四つ星にするつもりだったが、最後の短編でランクダウン。シリーズとは全然関係ない短編が入っているのだが、もう名前だけでギブアップ。同人誌は同人誌で書こうぜ。「私は登場人物の名前を考えるのが苦手で、大抵は友人・知人から借りてしまいます…」というような事が後書きにあったが、凄いなひちわゆか。TKと知り合いなんだ。
きみぱん
いわゆる「逆」ってやつでしょうか? 挿し絵見たとき、絶対ベタの方が攻だと思ったもん。途中でなんか おかしいな〜と思って、「あっそーか、弘は自分は受はイヤだけど、 攻ならいいよっていう逆転サヨナラ満塁ホームラン的な展開になって いくのね」と勝手に考えて読んでいったが、結局「逆」のままHしてやんの。私もまだまだ読みが浅いな。今田のセリフ以外なんもおもしろくもない話だけど、今田は唯のレンタルビデオの店員にしておくには もったいない気がする。ここはひとつ数学教師として桜中学に就任させ、 坂本金八と共に迷える青少年達に愛というものを語ってほしかったな。 「3.1415・・・・円周率とはこのように永遠と続くのです、皆さん。 まるで僕と弘さんの愛のようだ、おお、トレヴィア〜ン」とか言って・・ おもしろいとは思うが、自分の将来を考えると一応志望校には受かって おきたいので、その内不安になるに違いない。本気で「金八先生」に出す のなら今田の配役は「僕が紫の薔薇ならば、君は白いカスミ草・・」の 暴言を吐いた某O.M氏はどうだろう。彼の巻き舌ならマイ・ラヴーだのア モーレだのセリフもばっちりだと思うんだがな。黒い薔薇の刺繍の入った シャツを着て教壇に立つ姿を想像するだけで、楽しくって踊りだしそうだ。 行け!みき・・いや、今田。小山内先生、この企画ダメですか? なんならモデル本人でも私はOKですよん。今田のモデルって石●竜● でしょ?・・(多分)稲●浩●だと思うの…(じゃ)
俺様
今田の語彙の凄さに脱帽。どうすればああもツラツラと言葉が出てくるのか。 それも、バカ言葉ばかり。ボーイズラブにはあまり見られない言葉の多さに驚いた。 今田の更なるパワーアップを期待するのだが、ふと思ったよ。 今田はどうして弘の事を好きになったのか、いまいちわからないのは私だけだろうか?とりあえず真東の挿し絵が思っていたのと 逆だったのでちょっと読み進まなかったが、今田のキャラにより助けられた。 しかし後に入っている短編は頂けない。まずキャラ名がダメダメであった。 いくら友達でもあんな使われ方じゃTKだって怒るだろう。(笑)



お願い!ダーリン2(ひちわゆか)/ビブロス・ビーボーイノベルズ


めでたく職場公認(?)の恋人同士になった弘と今田。半同棲生活を送る二人だが、最近は今田の後輩の貴木に振り回されてなかなか思うようにならない。挙げ句、突然の事故で今田が記憶喪失になって…(J)

じゃあな
 やはりそうか。この作品に関してはHと笑いが両立出来ないんだ。と、言うことで今田がパワーダウンした本作では、前よりHシーンは充実している。しかしさしもの作者も一巻で美辞麗句の数々を使い果たしたらしく、今回はついに後書きで「今田の愛の台詞募集」というのをやっていた。これがたまるまで次作はないそうだが、95年発行の本の後書きでこう言って、99年現在続刊が出なかったところを見ると、今田の愛の台詞はあまり集まらなかった様だ。みんな、送ってやれよ。
 攻の記憶喪失とか、ブラコンの妹登場とか、子供が欲しいとか、ホモ小説でありがちなネタ満載だが、ハッキリ言ってこのシリーズの魅力はストーリーではなく今田の台詞なので、そんな事はどうでもよろしい。だからこそ今田のパワーダウンが惜しまれる。「あなたは天駆けるイカロスの様に魅力的だ」とまで言っているのにパワーダウンしたと言われる今田って一体…。
 で、ひちわゆかの交友録はTKに止まらず、SMAPにまで及んでいるらしい。しかし木村と吾郎は知り合いではない様だ。 そうかね。
俺様
最初の方こそ今田のスーパートーク炸裂なのだが 途中から突然とパワーダウン。今田の記憶喪失や当て馬貴木に弘のブラコン妹など、事件というか 話はちゃんと色々な面をクリアしながら進むのだが子供欲しいまで言われるとなんじゃこりゃ度数上昇。 しかし、今田のトークが魅力な作品なだけに今回のパワーダウンは頂けない。続刊するならば語彙を存分貯めてからにした方がいいだろう。 しかし、よし当て馬ね貴木と大喜びしたのもつかの間なんて役立たずな当て馬なの?お前なんかもう出て来なくて構わんっ! 今田が弘に一目惚れなのは1巻から分かってはいる。 だが一目惚れにも理由があると思うんだな。今田はどうでもいい事には 饒舌だが肝心な事は何一つ話してくれない。


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