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ふらちなキスをもう一度(黒崎あつし)/角川書店・角川ルビー文庫 |
| 美形家族の間で育った為に、自分の魅力を今ひとつ理解していない無防備な一海は学園のアイドル。ある時、電車でいきなり顔を覗き込んできた不可思議な男に突然校門で攫われ、古めかしい洋館に連れ込まれ「絵のモデルになれ」と迫られる。沢木と名乗るその男の正体は一海の母が惚れ込んだ絵の作者で、一海は何となくモデルになる事をOKしてしまうのだが…。(J) |
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美形の父親と一緒にいるところを、すわ援助交際かと周囲に勘ぐられるところから始まるので、溺愛されたボクとパパのナンバラチックな物語かと思ったら全然違った。何というのか、アイドルとそれを取り囲むファンの間には不思議なエネルギーフィールドがあって、その中にいる時は異常とも熱狂的とも思わないのだが、一歩離れた磁場から見ると滑稽でしかない。そうしてこの物語には一歩入り込んでいけない何かがあったな…結界が張ってあったのかも知れん。ゆえに一海のアイドルぶりがカラカラ空回りして寒かった。かわいこちゃんの同級生(一海)が男子寮に遊びに来るのを寮生は何よりの楽しみとしていて、それは可愛いからだけじゃなく愛されている幸福な家庭の子供の象徴として憧れているからだ…、って、おいおいどこの救護院だよ。そんな追いつめられた男子寮ないよ。 |
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FLESH&BLOOD(松岡なつき)/徳間書店・キャラ文庫 |
| 友人の和哉と「女王陛下の海賊を追う」をテーマに、イギリスを旅していた高校生の海斗は、イングランドの英雄・ドレイク船長ゆかりの「ホーの丘」で次元のトンネルをくぐり、無敵艦隊との決戦を間近に控えた16世紀のイングランドにタイムスリップしてしまう。ジェフリーと呼ばれる美丈夫の船長に拾われた海斗の運命は?(J) |
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やばい。私はタイムスリップしたら死ぬ。海斗は歴史的な知識のおかげで何度も難を逃れるのだが、何しろ私にとってのキャプテン・ドレイクは「『七つの黄金郷』で双子を育てた人」というイメージしかない。対峙したところで何も彼に告げる言葉はない。「山本鈴美香先生、お元気でしょうかね」と言ったところで、閣下は私に目をかけては下さらないだろう。やっぱり「サラディナーサ」も読んでおくべきだったか(ちがう)。 |
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茶右
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私は16世紀のヨーロッパ情勢どころか、古今東西の日本の情勢にすら知識が乏しいので、タイムスリップしなくても今すぐ異国へ放り出されたら
死にそうです。しかし、そんな人でも全然ついていける易しい1冊。冒険物語としても十分読み応えありでしょう。突然異世界に放り出された
主人公がピンチを切り抜けていく様子は、読み手のこちらも一緒になってハラハラしてしまうし、心地よい緊張感を持って読めると思います。 主人公の海斗は頭は悪くなく、逆境を切り抜ける為に知識も度胸もフル回転で頑張ってるのが魅力的で良いです。これがなんにもできない甘ちゃんで、助けてもらった相手に頼って縋ってしまってなし崩し…とコトが運ぶとイカンイカンになるのですが、そうでないのです。いいですね。 腕っ節やら頭脳やら各方面で一目おかれている海賊の方々も、それぞれに魅力を持っていて良しです。また挿絵も美しいので、 その点でもお好きな方はいるのではないでしょうか。ナイジェルがお美しく…ウフフです。このまま単なる参謀とか当て馬とかで終わらずに、 どこかでどうにかなってくれないかしら、と思わせる魅力が…。 これが私がジェフリーと海斗にはあまり心揺さぶられなかった割に楽しく読めた勝因でしょうか。 |
★★☆
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君主サマの恋は勝手!(こうじま奈月)/ビブロス・BBC |
| 隆也は一年生で生徒会長に選ばれた織人にいきなり「副会長になれ」と 命令される。断っても強引に迫ってくる織人に隆也は辟易する。 金持ちで偉そうな奴は嫌いなはずの隆也なのだが、だんだん織人に ひかれていく。 (O) |
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子供じゃない…。それだけでチャレンジしたが畜生今回も負けか…。 隆也はキャラ的にOKなのだが、私は織人よりも侠吾と幸せになって 欲しかったし、その方が意表をついてよかったのでは…。それにしても 高校生なのだが、妙に織人がおっさんくさい…。そして金持ちが 嫌いなはずなのに、隆也は気づかないうちに織人に心を許しているのは やはり金持ちにはかなわないという事なのか?ところでミシュラン読者なら わかっているかもしれんが、私は梓ちゃんがお気に入りである。 しかし、梓の名前が出てくるまで時間がかかった事のよぉ。 藤緒家のキャラは色んな所に出てきているらしいが、それは いったいどこなのだろう…。 |
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月の光、そのカケラ(こおはらしおみ)/二見書房・シャレードコミックス |
| ルポライターの乾が追っているのは少年達をターゲットにしたドラッグの販売ルート。内部の事情に明るいチンピラの礼二は彼に協力し、ドラッグを持ち逃げした男の情報を流す。一方、乾と関係を持つ会社員の宇佐見は、最近ストーカーの気配に悩まされており…二つの糸は一人の男の存在で結ばれていく。(J) |
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雑誌で「風の月」の第一話を読んで「なんだこりゃ、途中からで全然わからん」と思って放り出していたシリーズ。一冊にまとまると、複雑な人間模様が丁寧に描かれていて思わず引き込まれる。ワイルド系オッサンの乾はタイプだ。倉重さんもいいなあ。陰気くさい宇佐見&てっきり脇役だと思っていた礼二と、受は今ひとつ華やかさに欠けるが、問題はそんな事じゃない。…これ、この先どうなってんだよ…。 |
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俺様
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未完の女王よ、これは完結するのかね?良い所で終わり過ぎなので続きが
気になる。思わせぶりなキャラクターが沢山出てくるのも良いのだが、
派手さがいまいちなのは作風だからしょうがないのかな…。 話的には流れも個々のエピソードも上手く繋がっている。続きを読みたいと 思わせるのだが…どうなのだろう。 あとがきに出てくる相談相手に あなたは今、何をしているのですか〜?!と気になる人の名前があった。 やぎざわ先生本当に今何をしているのですか? |
★★☆
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支配する指先(東野 裕)/ビブロス・SBBC |
| 内科医の白石には大学時代に陵辱された過去があり、心を閉ざしている。ナースの人気も高い、研修医の津田はそんな彼に強引に迫ってくるのだが…。(J) |
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私なんだかこの人の事大好きになりました。作品自体、もの凄くトンチキなわけでもポジティブにおかしいわけでもないんですが、何故だか笑いがとまらないんです。手に取った時「この人ってあれだよなー、私が、何でもモノローグで説明するって言った人だよなー」と思いながらページをめくったら、物語が始まってすぐに説明をはじめてくれて、もう嬉しくてたまらない。そして白石先生の同僚の神崎先生が、何故か出てくる度に同じ顔で、同じ事をして去っていくのがこれまたおかしくて仕方ない。ダメだ私、神崎先生が大好きだ。先生の顔、コピーかと思ったよ。 |
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俺様
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じゃあなちゃんの言う通 りモノローグで始まったのが何だか楽しい。 神崎先生はなぜに白石先生にレッツトライするのだろう。そして おっとダメダメと自分で止まったのは偉かった。ところで津田は 病院に来て白石に惚れたのか?それとも東大秘蔵ビデオを見たから なのか?女もOKなのになぜじゃ?今回も東大は広き門だったなぁ…。 やっぱボーイズ界なら俺も東大生かのぉ。ところで私は寺岡先生の ネクタイの柄でとても笑わせてもらいました。先生そのネクタイどこで 買ったのか教えてくだされ〜。 |
★☆
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瞳は海の色(CJ Michalski)/ビブロス・SBBC |
| 小さい頃に海外旅行に行った先で迷子になり、外人恐怖症になった高校生の秀一のクラスに転校生がやって来た。外人コンプレックスを刺激するド金髪のアレクは、やたらと秀一に接近し、家にまで押し掛けてくるのだが、実はアレクの正体は某国の王子様だった!(J) |
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この作者の場合、私は決定的に受の好みが合わないので、ただもうひたすらギャグを読む為に買っている。読んでいてもラブもエッチもそっちのけで「もっと飛ばしてー、笑かしてー」とそればかりにうずうず。なので表題作よりも偏食の大富豪と専属シェフになっちゃった青年の二篇の方が気に入ってしまった。超人的な肉体を持つ(人じゃねーよホントに)小田桐氏もいい味出してくれたが、何より執事の沼田さんが素敵なので…。ボーイズラブ界の執事は、カップリングに参戦していなければいないだけ辛い思いを強いられるが、沼田さんは幸福そうだ。しかし「風のない湖水の瑪瑙のような」舌触りって…わからん…。 |
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俺様
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素直に一言。アレクとカイはいくつなんだ?高校生で良い年なのか? 表紙みたかぎりではシュウがあんなにお子ちゃまだとは思わなかったのでね。 シュウのかあちゃんはとてもおのんきさんで、ああやはりボーイズラブの母は 強しなのだなと感じる。展開はやっぱり〜という感じだった。カイのアレクに対する心無い突っ込みはナイスだった。小田桐氏の恐怖の肉体には驚かされたが、 執事の沼田さんがナイスキャラなのでチャラにしよう。ところで沼田さんその髪の毛 は どこの美容室で…。気のきく執事で良かったな小田桐よ。 |
★☆
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ディフェンスライン(青海信濃)/ビブロス・SBBC |
| ボディガード派遣会社「バックラー・シークレット・セーバーズ」の腕利き所員・三条は、警視庁警護課時代の同僚である吾妻と今でも親しくつきあっている。不正献金がらみで起きた銃撃事件で吾妻が狙われ、三条はそのボディガード役をかってでるのだが…。(J) |
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青海信濃、古くさいって言って悪かった。本コミックス表題作シリーズに関してはオールオッケーだ。この通
り手をついて謝ろう(見えないって)。表題作の前に収録されている、BSSの別
の所員が活躍する「ラブ・ターゲット」は「まあこんなもんでしょ」と読み流したが、表題作の三条&吾妻コンビはいいぞ。三条はカッコイイし、吾妻もやる時はやってくれる感じ。この二人はもっと見てみたいし、所長と皆川氏のエピソードも気になる。この二人がデキてるのか? 別
々に物語があるのか? そもそも所長は受攻どっちなんだ? (俺的には無論ディフェンスライン希望だ)プリーズ続編。ビブロス編集部よろしくメカドック。 |
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俺様
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よし、よ〜しっ!三条×吾妻オッケーでーすっ!ラブ・ターゲットの時から 三条にしか注目してなかったんだけど、いいね〜って思ったら全部書き下ろしか い…。 気になるのは皆川と所長。二人とも別々に話があるのか、この二人でなのか。 所長はいったいどっちなの?どっちでもいいけど出来れば受希望。どっちでもよくないんじゃん…。所長は何でも出来るようだが、正体がかなり気になる。 表題作が書き下ろしなのだ。今度も書き下ろしで所長と皆川頼むよっ! 巻末に収録されている作品だが、サムよその下着はどうなのだろう…。 そんないかにも「俺、ホモッす」と身をもって表さなくてもいいんじゃないかと 思うのだった。しかし、故人の物を勝手に持ち出すのは外人でもよくないぞ。 |
★★
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| ディフェンスライン アゲイン(青海信濃)/ビブロス・SBBC |
| 身辺に不審なものを感じるという芸能プロの女社長の警護を引き受けた三条と吾妻。ただの有名人目当てのストーカーかと思われたが、彼女の身辺調査を引き受けたという探偵が現れてから事件はきなくさい方向へ。探偵の佐久良は警察時代から吾妻のことがお気に入りで、三条はそっちの方にも神経を尖らせる。(J) |
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大好きなシリーズ最新作。突然80年代歌謡曲みたいな詩から始まり、真剣に「あれ、この歌知ってる。なんだっけ」と考え込んでしまったが、まるっきり作者の創作であった。騙されたくらいそれっぽいところは見事、新しい才能、と言えるのだが、それでも80年代なところがやっぱり青海信濃なのだった。 |
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