たぶん好き、きっと好き(遠野春日)/リーフ出版・リーフノベルズ


男子校のプリンセス・理央は、最上級生になってうるさい先輩達の「不可侵条約」から解放されて、自分好みの後輩の美少年を好き勝手に可愛がる気ままな毎日を満喫していた。一方、母親の再婚で出来た可愛い義弟が理央に弄ばれたことを知った敦史は、理央に復讐してやろうと誓うが…。(J)

じゃあな

 遠野春日再評価中で「イケるか?!」と楽しみに読み始めた本作。理央のキャラクターのとぼけ具合と、敦史が理央を嫌いながらも惹かれていく様は結構楽しかったのだが、やっぱり男子校のプリンセスはちょっと気持ち悪いっす。敦史の弟のアンテぶりがまたイヤンな感じ。大好きな先輩が家に遊びに来るからって「お茶を煎れてあげたい!」と言う男子高校生はつらい。そんな弟きつい。理央だってデートに誘うにあたって「僕がおいしい生ジュースを出す店に案内するよ」だもんなあ。乱れた性道徳の割に、変なところ健全だよな…。
 私の好みでいけば、これは、本筋はいいのだ。しかしおまけホモ、おまけ美少年、おまけライバルが多すぎやしないだろうか。もっと自信をもって理央と敦史だけで勝負してくれればいいのに、装飾過多から枝葉でお腹いっぱいになってしまう。そして主役二人もジリジリと距離を縮めた割には、終盤があっけなかった。エッチの真っ最中で終わって、見開きの片ページから後書きが始まるそんな構成って…俺のあさひじゃないんだから。あー惜しい。俺的キャッチャーミットど真ん中ハズした感じで、次作に期待。

★☆



白雪王子(大槻はぢめ)/リーフ出版・リーフノベルズ


俺の名前は根本晃司、恋人のジークと一緒に俺の部屋で 勉強していたら、俺が異世界に行った時と同じように絵本が 光りだしたんだ。ちょっと不安はあるけれど、エスター達に 何かあったのかもしれない!俺とジークが絵本を開くと…。 (今回もリーフ風にしてみました) (O)

俺様

大槻先生ありがとう。私に新しいあらすじの書き方を開眼 させてくれて。リーフ風ってのは楽でいいやね。「王子のキスは〜」 で、この本の存在を知りトンチキお伽話シリーズファン(本当は童話 シリーズだよね?)としては読むのが当然とばかりに色々と本屋を 回ったのだが、まさか「青い鳥は自分の家にいたんだ」だったとは…。 コミックステーションで発見。すいません何かの意図を感じるのは私だけでしょう か…。 そんなわけで、晃司とジークはふたたびすっとこどっこいな世界に 戻って行ったのですが、ふと思えばもしやジーク×エスターなの? そうなの?だってジークが「私のじゃじゃ馬王子」って言ってるじゃん。 じゃじゃ馬って女のたとえに使う言葉だよね?。私そっちの方が 好みじゃんっ!!ジーク×エスター、いいねーっ!!それだったら 無理してジークも異世界なんか行かなくていいし、エスターもレオンが ギルジィの第一王子である事に悩まなくてもいいんだしさー。 ところで相変わらずナギの魔法使いとしての位置がよくわかりません。 大魔法使いなのに、力の及ばない場所だからって、あんたも一緒に 行けばすぐさま解決するじゃろーっ!!だいたい力の及ばない場所が ある魔法使いって何ですかー?おかげで晃司はジークに抱き締められると 剣でサクっと刺しちゃうぞ、えへっ!って魔法かけられたままじゃないっすか! それに異世界でかけられた魔法は晃司の世界に戻った時でも有効なんでしょうか? そこんとこちゃんと教えて下さいよー。ジークは晃司に「お前の剣など避けられる」 と 宣言していましたが、そんな余裕あるのか?あ、でも抱き締められてから剣を探すか ら 避ける余裕は確かにあるかと妙な納得もしました。そしてジークはやはり晃司の 世界でもジークフリードと名乗っているのですが、それは当然どっか外国の戸籍を 買ったんだよね?まさかラモスのように帰化した名前があるのか?治幾不理井戸 とかなのか?

★★
じゃあな

 前作でも「エスター王子に横恋慕した昔なじみの女魔法使いが王子の恋人に害をなす」という設定が「花冠の竜の国」の「舞踏海の歌人」に似ているなあと思っていたが、本作の「恋人に抱きしめられるとぷすっと刺したくなっちゃう呪い」というのもまんま「舞踏海〜」であった。しかし、入力されたデータが何であれ、出力された結果 がこれほどかけ離れたところに来てしまっているんだから、別にどうでもいいやと思っていたのだが、エスターの姉がファリフィンというのには口に含んだお茶を噴き出しそうになった。おいおい、エスターは現実にもある名前だから、汎用として使えるかも知れないけど、ファリフィンはまずいんじゃ…。借りた本だからと押しとどめた結果 鼻に逆流したが、いやあ減肥茶って意外としみるもんですね。
 そのファリフィンさんの墓(しかも墓か。死んだか)を、晃司は墓碑銘から見つけていたが、一体この世界の言葉は何語で書いてあるのだろう。まさかカタカナで「ファリフィン」と書いてあったわけではあるまいが…まあそこらへんは「見たこともない文字だけど何故か読む事が出来た」というファンタジーにありがちな逃げ道で回避出来るかも知れないが、畏まった召使いの女の子が王子に命令されて「かしこりました、エスター王子」と言ったのはどう解決すればいいのだろう。 私は早く鼻火王国のキレ者王&宰相の話が読みたいです。




指先の恋(直野儚羅)/ビブロス・SBBC


私立探偵の舞鶴元彌は腕利きだが接触恐怖症の上に対人恐怖症。しかし親友だという刑事の山下にだけは平気で接する為、助手の那珂川は面 白くない。しかも舞鶴は、那珂川に触れられる事を特に拒んでいる節があるのだが…?(J)

じゃあな

 おお、直野儚羅を諸手をあげて誉められる日が来たか。私はこの日を待っていたよ。友達に勧めたくても単行本化されてるのがゾンビとカッパではちょっと二の足踏みっシング。しかし本作はいいぞ。誰にお勧めしても後ろめたい事はない。ヌードになると妙に線が増えるため、ちょっと粘土っぽいなと私はいつも頭の隅で思っているのだが、そんなのは些細なことだ。親父受の舞鶴さんは可愛いし、年下攻の那珂川君もカッコイイではないか。山下刑事は私の「三人目は当て馬」の法則を裏切って幸せな家庭を築いている事が判明してちょっとブロークンハートだが(「俺が十何年かかっても超えられなかったハードルをやすやすと乗り越えやがって」とかそういう展開になって欲しかったのに…)お嬢ちゃんたちもかわいいね。 家を飛び出した実の弟を連れ戻す為に、暴行を加えるお姉ちゃんはちょっとスゴイなと思わないでもないが。
 ビブにしては珍しく、カバー裏のおまけも嬉しい。書き下ろしもちょこちょこあってお買い得。舞鶴さんはとても32には見えないと思っていたら、なるほど本当はもうちょっとお年だったのですね。ホッとしました。全国の32歳の皆さんも、ちょっと安心しているかも知れません。しかし五話すべてほとんど体位 が違うって、那珂川君たらチャレンジャー。

★★★★
俺様
初めて読んだ作品がこの第二話なのだから、最初っから 何かに期待してもしょうがないじゃないですかっ!ゾンビや カッパを読みたかったわけじゃないんすよ。このシリーズを 最初から読みたかったんです。そんなわけで待ちに待っていたのだが、 口絵を見て「那珂川、あなたまるで誘拐犯です」と思った。 舞鶴子供すぎます…。山下刑事と年一緒には見えません…。 そして山下刑事が舞鶴の力の事を知っているという事も含めて、 とてつもない隠れコマンドを持っているかと思ったのですが、 ただのカワイイ奥さんと子供持ちなのはがっかりだ。それにしても子供が カワイイ…。それはさておき、那珂川くんの満ち溢れる愛情を なかなか受け入れられなかった舞鶴ですが、一旦受け入れたら 無茶なプレイもカモンオッケーですか…。那珂川くん、相手は おっさんなのであまり無茶しないように…。しかし那珂川姉は すごいっすね。弟に言う事きかせるためならリンチオッケー。 実権握ればヘナチョコ婚約者を追い出し、有無を言わせず 本当に好きな男と結婚。そりゃあんな姉がいれば那珂川も 家を逃げ出すさね。最近マンガのカバーをつい外してしまうのが 癖になりつつあるが、今回はビブには珍しくおまけ付きです。 とりあえず、直野先生これからも人類愛でお願いします。
★★★



振り向くだけでアナタ罪な男(寿たらこ)/BBC・ビブロス


目覚めた時駒崎には昨夜の記憶がなかった。 だが、身体は男に犯されている事がありありとしていた。 それから、駒崎はフェロモン男浅見一郎に告白され、男にモテはじめてしまう。 (O)

俺様

浅見兄弟はそろいもそろってクズじゃの…。はじめに「浅見」と 出て来たので「浅見麻美と何か関係あるのか?」と思っていたのだが、 兄じゃったとはね。それにしても一郎は何とも自分に正直にイケイケ GOGOで、あれだけ押しが強くしかもイイ男とくれば駒崎も落ちて しまってもしょうがないのだろうが…。私には一郎の魅力が 全くわからないのだよ…。一郎が駒崎に告白した時に駒崎は バナナの皮で滑っていた。思わず最近観た芝居のネタを思い出し、 違う意味で大笑いしてしまった私は原始人のお笑いなのかもしれない。 一郎のケツの上にあるウッドストックの刺青…。やっぱ黄色なのかなぁ…。 そしてAV男優もやっているという事なので、きっと奴の通 り名は 「ウッドストック浅見」だろう。どうしてそんな余計な事ばかり考えてしまうのだろ う。
浅見は思った事の半分も駒崎に伝えず、本能のままに身体で伝えようとするから 話が進まないのだろうな。しかし、駒崎もあまりホモである事に躊躇が見られない のは気のせいではないだろう。大人のキャラクターは非常に良いのだから、 もっと受攻ともに年齢層が高めの話をいつも期待しているのだが、私と寿たらこは あまりどころか全くもって心が合わないのだった。早くZEROで描いてたアメリカ の警官 ものが単行本になって欲しいものです。

★★☆
じゃあな
 さすが七色のペン先を持つ女・寿たらこ。気づいたらまた違う絵になっていた。マヤ、恐ろしい子…。今回は浅見兄あたりに小林智美が入っていた様な気もするが、影響や出典を考える必要もなく、きっと次に見る時はあずまきよひこぐらいかけ離れた絵に成っていることだろう。 表題作シリーズ二作(+書き下ろし)、前後編中編一本、短編二本と読み応えアリのコミックス。なんかHがハードでしたが、これSBBCじゃないんですね。あんまり境界ないんでしょうか。
 ほぼ性欲の事しか考えていない浅見兄弟は、親御さんの教育はさして間違っていない様なのに二人揃ってあのていたらくというのは、何か遺伝子のハイブリット上に大きな問題があったのでしょうか。ナスルーラのクロスなのでしょうか。いや、兄に一郎、弟に苗字と同じ名前をつけるんだから、十分妙ちきりんな両親なのか…。
 しかし何事も極めれば芸。ゲイも極めれば芸。マコリンの感情の起伏を、分泌されるフェロモンの量 で察知出来る域にまで達している浅見兄はいっそ立派か。ヤクザの坊ちゃんと流されやすい先生の話は、先生どこまで流されていくの、そっちは沖よ〜…って感じだったが、まあカップリングが逆じゃないからいいんだ。チェリーとパパはもう少し何とかならんもんかね。パパ押し弱すぎです。顔濃いのに。
★★★



エレとタカラ(水野透子)/松文館・ダイヤモンドコミックス


10歳になったばかりの狼族の少年・エレが狙うはじめての獲物は、やさしい黒耳うさぎのタカラ。大好きなタカラをつかまえたくて頑張るエレだが、タカラにはそんなエレが可愛くて仕方がない。(J)

じゃあな

 ロリだと思って読めばショタも楽しいのではないか。南野ましろでその読書法に開眼した為に、無理を承知で本作に挑んでみたが、無理を通 しても道理はひっこまないという事を身を以て知った。エレは狼だそうだが、象の間違いではないのだろうか。あの足なあ…ショタ系ではいつも不思議なのだが、普段は膝も関節もない様なとてーっとした体なのに、どうしてエッチシーンになるとちゃんとあちこち曲がるんだろう。そしていくら発情期だからって、ウエストとほとんど同じ太さのものは体のどこにも入らないと思うのだが…(いいのか、象だから…)。
 苦い薬を飲んで我慢したエレへのご褒美に、タカラは自分が作ったと言ってこんぺいとうをあげていたが、なにっ、機械を使わずにこんぺいとうを作るのは大変な根気と技術がいるのだぞ?! 昔はこんぺいとう職人は大変珍重されて、鍋ひとつ持ってどこででも生きていけたのだ(と、美味しんぼに書いてあったぞ)。何となく、翻訳とか執筆とかしているのだろうかと思わせるタカラの「仕事」だが、本当はこんぺいとう職人なのかも知れんな。
 巻末に出てきたエレのじいちゃんに、すげえ生物がいるなと喜ばせて貰ったが、その後のタカラの耳の秘密に愕然。悲鳴。まさにどうぶつ奇想天外。これにはみのもんたもびっくりである。

俺様
じゃあなちゃんは無理を承知で買ったそうだが、無理なものは どうあがいても無理だという事を、私達はいい加減勉強しなくては いけないかもしれない。私もロリ呪文を唱えてみたのだが、 やっぱり無理です。表紙を見た時エレの耳を見て「そうかこれはロボットか」 と勝手な事を思っていました。だって狼に見えないんだもんよぉっ! CLAMPのちょびっツ立読みした後だから、そう思っても仕方ないじゃんよっ! そんな事言ったらタカラのウサギもどうかなぁって事だけど、 狼は10歳になったらどころか、生れた時からウサギよりでかいと思うんだが…。 タカラは一体どんなウサギなのだろうと思っていたら、耳の秘密に ビックリ仰天。世界ふしぎ発見って感じ?タカラの耳の秘密には スーパーひとしくんを賭けても良いだろう。黒柳徹子でも正解は出来ないだろうがな。意外と野々村が正解するかも…。



Fortune・Fortune(水城隼)/ムービック・ダリアコミックス


敏腕若社長で知られる光志郎の誕生日に祖父から贈られたのは不思議な招き猫。猫耳少年に変身して、光志郎の願いを叶えようと張り切る彼を「タマ」と名付けて、とりあえず屋敷に居候させる事にしたのだが…。(J)

じゃあな

 一コマ目のビルを見たとき「ああこれはもう駄目だ」と思ったのだが、思ったより面 白かった。私はネコミミ・しっぽはフェティシズムの範疇外なのだが、タマはネコミミ美少年というよりはまんま「猫」で、猫じゃらしに夢中になったり、知らない人には興味津々だけど怖がったりするのが結構可愛かったりした。
 しかし「疲れてるのかな…」と思わず自分の過労を疑うほど、万華鏡の様にデジャヴュを感じさせる絵だ。光志郎が出てきたときは「七瀬かい系かな」と思ったが、それから美輝妖、史堂櫂、なると真樹、門井あや、とどこまでも。水縞とおるも少々ブレンド。ロールシャッハテストの様に、見る人の数だけ「あ、あの人に似てる」と感じさせるミラクルな絵柄である。
 各話はそれぞれ短いのだが、その分軽く読めていい。光志郎の親友の晋が、二人に何やらしてくれたらしいのは説明不足でよくわからなかったが(花火か? ライトアップか? 蛍でもいたのか?)あちこち今後に使えそうな伏線が残っているので続きも少々気になるところ。しかしデフォルメタマは友人の漫画家が描く自画像にそっくりな為、読んでいて背中がむずむずした…。

★★
俺様
ああ、この人とは昔どこかで出会っているなぁ。そんな 郷愁を感じてしまった。しかし、その出会いが何であった かはもう覚えていない…。そんな昔なんかい…。 一話がそんなに長くないのでテンポは良いのだが、 話ごとに絵が変わって行くため、キャラクターが 定まらない。特に光志郎は「おおバリ攻だ」と思いきや 「う、受っすか?」と変幻自在。男とは試した事がないからと タマで試してみる光志郎だが、それは男以前の問題があるのではないだろうか…。そしてあんな変な存在である タマを受け入れている屋敷の人々の心の広さに感心する。せっちゃん、おいたをする猫は叩いていいぞ。



HAPPY PLACE(天羽宥貴)/ムービック・ダリアコミックス


大学生でモデルの孝知が一目惚れしたのは、毎朝犬を連れてランニングている高校生の蒼。男を受け入れてくれるとは思えないけれど、駄 目で元々…と果敢にアタックしてみるが、武骨で無愛想な蒼の反応は淡々としたもの。一緒に走ってせっせと距離を縮めようと頑張る孝知だったが、ある朝突然現れなくなって…。(J)

じゃあな

 表紙の犬からして「どこに脳が入っているのだろう」と疑問を持たせてくれるのだが、絵の古さととんでもなさ、話のありがちさの割には、結構楽しく読めた。少なくとも同作者の「Melty Lips」よりはずっといい。孝知がカマトト受ではなく自覚してるバイで、明るくオープンに迫ってくるのでテンポがいいのだ。美少年受が寒い方にはこっちの方がまだしもオススメ。
 しかし、ランニングで汗を流すよりベッドで汗を流した方がいい、という提案が受け入れられて、毎朝毎朝なさっていたのに、ちょっとグラついたらすぐ「SEXしたらイコール好きって思っちゃっていた」
が、それは自分の勘違いだった、と言って身を引こうとするのは…。恋は盲目とは言え、確かに肉体関係と恋愛感情は等式ではないのかも知れないが、毎朝やっといてそりゃないだろう。毎朝だよ、毎朝。いいからスーちゃんの散歩をしてやれよ…。

俺様
犬…犬だよなぁ?表紙からして主人公より犬に疑問を持って しまうのはなぜだ…。ちゃんとした出会いが女装だったので、 自分が男である事を告白するのはかまわないのだが、 いきなり告白そしてキスってどうなのよ?孝知に興味なさそう だった蒼なのだが、一人で盛り上がっていた孝知と比べると何の 反応もなかったのに、蒼の中では勝手に恋愛過程を消化して いたからいきなりエッチをする事になったのだろうか? そして病人に対して誘っているのかとは何事かっ!! 同じ汗を流すならという事でランニングよりもエッチする事になる 二人なのだが、毎朝学校に行く前に何をしているのかね君達は。 ほんのちょっとした事で二人の間というか、各自一方的に グラつくのは良いのだが、やる事やってんだから一人で悩む前に 打ち明けろっ!他の事は開けっぴろげなのによー。 後書きで二巻が出ると書いてあり、思わず「そりゃ何かの間違いですよね?」と本気で突っ込んでしまった。スーちゃんが可哀相 なのでちゃんと散歩させてやりなよ。



HAPPY PLACE(天羽宥貴)/ムービック・ダリアコミックス 2巻


大学生の蒼とモデルの孝知は恋人同士。ラブラブの二人だが、蒼のバスケの試合の為にデートはしばらくお預けに。我慢出来ない孝知は、あの手この手で蒼に会おうとするのだが…。 (J)

じゃあな

 「眠れないのか?」って、眠れないよそりゃあ。こんなスゴイ頭の長さの生物が横に寝ていたらな…。と、初手から本とコミュニケーション。天羽先生の漫画はいつも孤独を忘れさせてくれます。
 相変わらず古くさいセンスと危険なペンタッチで、まさに俺の島あさひと東西横綱という感じ。大したもんだよ天羽先生。しかし一巻がもはや手元にないので確認出来ないのだが、確かこの孝知は凄く背が高いんじゃなかっただろうか。メンズモデルなんだから180cmぐらいはあるのだろう。それが女装して町中を歩き回る事のファンタジックさにはもはや目をつぶるが、その孝知と腕を組んで歩く蒼と、頭半分〜ひとつぐらいの身長差があるのはどうしてなんだろう…(もちろん蒼の方が背が高い)。お前何メートルあるんだ、蒼…。
 マークと孝知のワンポイント英会話は、マークという名前の平凡さと会話の単純さに思わず噴き出してしまった。私にも理解出来て良かったなあと。何故か孝知は女装している時の方が顔が崩れていないように見えた。

俺様

おかしいな、かなり注目物件のはずなのになぜかサラリと読みきってしまった。2巻なのだが何で2巻なんだ?と、とてもお悩みなうえに3巻に続くと知って驚愕。
あの、
回りを顧みず自分達の世界だけで生きている二人に、一体どんな事が起きるというのですか?もういいじゃないですか…。体のバランスが変だとか顔が崩れているとか話が変だって事には慣れっこになってしまいました。トンチキも麻薬と同じで常用すると麻痺してしまうって事ですか…。そうか、最近トンチキな物を読んでもさらりと流れていくのは、常習性があるからなんですねっ!やばいぞっ!俺様はトンチキジャンキーなのか?!
そんな中で私の心をときめかせたのは、ステキなワンポイント英会話。私にでも理解可能な激烈単純会話に笑いが止まりませんでした。夜中に笑いをありがとう…。とりあえずマークは日本をかなり誤解して帰国してくれそうですね…。




HAPPY PLACE(天羽宥貴)/ムービック・ダリアコミックス 3巻


撮影でアメリカに行く事になった孝知。恋人の蒼と離れるのは寂しいけれど、孝知にはもうひとつの目的があった。実は孝知の両親はとうに亡くなって、育て親の祖母もすでに鬼籍の人なのだが、アメリカ人の祖父だけが生きているらしいのだ。たった一人の肉親に会えるかも知れないと旅だった孝知だが、彼の乗った飛行機に思わぬ事故が。(J)

じゃあな

 落書きのくせに複雑な過去を持ってんだな、と呟いた自分がとてもひどい人に思えたので、自主反省として壁に二回頭を打ち付けたので許して下さい。スケールはやや壮大になったが、怪生物スーちゃんに続き、宇宙生物メアリーも登場して、読み応えありの第三巻(どんな読み応えだ)。孝知はいっぱしのモデルの筈なのに、何でマネージャーと社長がファーストクラスでモデルがエコノミーなのかとか(社長はともかく、マネージャーって…。しかも孝知は180cmだか190cmだかの長身でエコノミーの席じゃ体をもてあましそうなのに)代々伝わるロザリオならあんなペンダントみたいなのじゃなくて、ちゃんとビーズとメダイも付いているんじゃないか…とか、小さい事が気になったけど、ブラックホールの前で針穴を気にしている程度の事なのかも知れない。
 てっきりあの家族が孝知の生き別れの親族なんだとばっかり思っていたので何となく納得していたが、赤の他人だったとなると、見ず知らずの行き倒れの成人男性をあれだけ歓待するあのファミリーのおおらかさはただごとではない。さすが大陸。食うに困ったらみんなアメリカに渡れ。
 同時収録の同人誌発表作短編は、当時のワープロ打ちのネームに写植がかぶっているのがご愛敬だ。落書きっぽく見えてもプロの作品なんだから、みんなちゃんと確認してやってくれ。カラー口絵の百合は、ハイテクを駆使したコンピュウタアグラフィックって事でよろしいか。

俺様
やっと終わった…。孝知の以外な過去っていうか、そういえば家族いないなって思ってたけど、そんな事は全く関係ないような事ばかり起きていたしね…。スーちゃんは孝知が事故にあったニュースを聞いてオンオン吠えていたが、真夜中に近所迷惑な犬だ…。そしてスーちゃんにタイマンを挑むかのような生物兵器メアリー登場。犬?犬だよな?と思っていたらもっと凄い生物ワニ亀のフィーが現れた!大変!大変!ガメラは本当にいたんだよっ!すごいぞガメラ!強いぞガメラ!って錯乱しちゃってもしょうがないよね…。あれ絶対ワシントン条約引っかかるとかそういう問題以前の亀だよな…。
ところでアメリカでは怪我をしている人が海に流れ着いたらおんぶして自分の家に連れて行く習慣があるのでしょうか?お国がちがってもそこは普通救急車だろ?そして身元もわからない男を引き取りたくてしょうがないファミリーってどうよ?私はてっきりあの家族が孝知の家族だと思っていたのだが、赤の他人と知った時は驚いた。書き下ろしで武政家の双子の行く末をちょっと心配しながらも、何が驚いたってスーちゃんをはらませた犬はどんな生物だって事だ。



さみしい夜のひみつ(水野透子)/松文館・ダイアモンドコミックス


イトコのおにいちゃんが大好きな雪。パパとママが外国に行っている間、二人きりで暮らしているのだが、おにいちゃんは最近毎晩帰りが遅い。ひとりぼっちで寂しい夜を過ごす雪の秘密とは…。(J)

じゃあな

 一作のうちに獣姦とひとりエッチを入れろという編集は、最終的にはどの様な作品が出来上がると想定していたのだろう(それもショタで)。実にスケールの大きな人物だ。是非会ってみたい。松文館もやる気にあふれた人材を確保している様で何よりだ。
 で、本コミックス。…すみません、何もかもがどうでもいいです。やっぱりショタはファンタスティックな生命体。だってこのサイズにこのサイズじゃ絶対無理だと思うもん。女児でも無理でしょう。ましてや男の子では…。きっと彼らは愛らしいおにぎりの妖精さん(なんかおにぎりっぽいんだよ、全身が…)。男の子でも女の子でもない、少年期の一瞬だけのきらめきを残した、おにぎりエルフたちなのでしょう。でも私ホモが読みたかったんで、別 におにぎりを強姦して欲しかったわけじゃなかったんだよな…。
 巻末に珍しく大学生モノが入っていたが(中学生くらいにしか見えなかったが)、屋外でその体位 はゴイスと思いました。首ムチウチになるで。マジで。


 



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