いばら王子(嶋田まな海)/白泉社・花丸文庫


素行不良な新入生の航平は、寮の部屋割りの手違いにより、生徒会長で「青嵐 のプリンス」と呼ばれている伊東と同室になってしまう。神経質で高飛車な態 度を取る伊東にも腹が立つが、それ以上に、伊東の幼なじみであり冷酷で威圧 的な副会長の天野が気に食わない航平は、「俺と部屋を替わって欲しい」とい う天野の申し出を跳ね除けた。それ以来天野は裏で糸を引いて、航平を青嵐か ら追い出そうとする。(A)

天河未来

学園モノボーイズラブと言うとこっちまでアタマ悪くなりそうな話が多いん だが(←ちょっと偏見)、この話はわたしごのみのちょっと切なく甘酸っぱいラ ブストーリーだし、主役ふたりだけじゃなく航平のクラスメートや部活仲間達 脇キャラにもなかなか好感が持てる。あらーいいじゃない、好きだよこういう 話…と思っていたのだ、エンドマークの十数ページ前までは。…なんで、いきなりそこまで進んじゃうかなあああ。ものごとには段階ってものがあるでし ょ?それとも私の考えが古いのか??だいたい伊東、ちょっと前まで他人と接触 するのを怖がってたくせに、なんで突然そんなに大胆になるのよ。不自然でし ょ。それとも今までの反動なのか? あーあ、キス止まりだったら「この先の二人が気になるわ〜」と、続編に期待できたんだろうけど。途中まで気に入ってただけに、かなり残念。

★★☆


ファンシィラブ(青樹總)/ビブロス BE×BOY COMICS


人嫌いの香月は雨の日にペットを拾う。カワイイだけじゃなく 料理もセックスも最高なのだが、それは人間の男だった。 人を愛する事が苦手な香月だが、次第にペットである神谷に のめり込んでいく。(O)

俺様

薔薇シリーズの挿し絵でお馴染みの作家の単行本。 ビブロスからは初コミックスかな? つーか、ボーイズラブの 単行本じたい初めてかな? 前に出てるのはボーイズラブじゃないしな。 昔から同人誌を読んでいるので違和感なく読み進みます。 あー、はいはいこんな感じねと思いつつ、受攻が意外だったりするんだな。 読み切りばかりなんだけど、続き読みたいなーと思う作品多し。 特に表題作はその後がとても読みたい。世界観も色々あるのだが、 やはりコスプレものは絵とのマッチングもあり画面が華やかで良い。 パワープレイはそんなにない(話の展開はパワープレイかも)ので、 安心して勧められる本だと思うんだが、みんなはどうかな? 個人的には彼女のロリの世界が好きなんだけどね…。

★★★
じゃあな
 表題作、絵が巧すぎて普通にキャラを描くのがイヤになっちゃった人独特の、わざとデザインを崩して可愛くなくした感じのキャラなのだが、ちょ、ちょっと怖すぎ。香月は怪奇漫画の、しかも怖い方の役(ゾンビとかたたりちゃんとか)でも十分やっていけそうです。なのにこのオチって…。スネ毛を描く少女漫画家は久しぶりに見たなあと感心したのだが、なあ、尾籠な意見で申し訳ないが、12Pの構図、入ってないよな!どう見ても! ワイヤレス?!と、真剣に悩んだのであえてツッコんでおく。コスプレ二作は女の子が可愛いのお。
★★☆


ツメエリヒメ(吹山りこ)/新書館ディアプラスコミックス 1〜2巻


超かっこいい真山先輩にあこがれて撫子音楽学校への 入学を決めた雛圭太は、入学式の当日出会った脚本担当の 津守に気に入られ、新入生公演の姫役に抜擢される。(F)

フェネギー

宝塚の世界をちょこっとでもかじったことのある人だったら 思わず「くくっ」とか「ぷぷっ」とか「けけっ」とか口の片端を ニヤリと上げながら読んでしまうことだろう。誰もが考えながら も現実には描かなかった「ジャニーズで宝塚」を開き直って作った作者にはいっそ感心する。こんな男子校がこの世にあったら 私は文化祭に毎年通ってブロマイドを集めてまわろう。なんてっ たって容姿端麗じゃなきゃ入学できない男子校だぜぃ! 私の家の隣に建っててOKさ! 内容はまんま少女マンガで、受がみんな女くさくて鼻につくの だが、真山の元恋人・津守の今恋人の加賀樹だけはナイスだ。 多少なよっちくても素直じゃないわがままな性格は私好み。 そんな加賀にぞっこんの津守もいいね。しかし主人公の雛は いかん。なぜ憧れの真山に抱き上げられたぐらいで泣く? なぜ憧れの真山さんにキスされたからって津守に相談しに行く? 今時 女でも珍しい反応じゃないだろうか?男だったら 「やったー!憧れの真山先輩に抱き上げられちゃったぜー! キスされちゃったぜー!ラッキー!」と叫んで夕陽に向かって 走るくらいのことをしてほしい。そして雛、いつの間に津守に惚れたの?真山もそんな雛に理解を示して大きな心で待ってしまう ほど、いつの間に雛に本気で惚れていたのだ?雛に都合よく話が展開していくのは、やはり読者が雛に自分を投影するようにって いう作者の意志なんだろうか?ごめん、それは私には無理。 でも話は結構面白く展開していくので、3巻も次の機会には 読ませていただきます。

★★☆
茶右
好きな人の事を別の子に相談していて、いの間にかその子の方が好きになっていく…という少女マンガの王道を歩んでいる様なのだが、雛ったら 一途なフリして気が多いー。あんなに好き好き攻撃を受けていたのに、いつの間にやら心変わりされていた真山さんもさぞかしびっくりしたでしょ うに。でも待っててくれるなんて…。雛にはもったいない!! 雛にも横恋慕されるけど、私の好みもやっぱり津守。加賀が心底好きで何を置いてもまず加賀。雛に告白されても加賀以外見てませんとはっきり断 る。いいですねぇ。対する加賀も素直じゃなくてわがままで、でも津守大好きなのが可愛い。2人ともちゃんと気持ちを外に出して好き合っててい いです。真山さんだっていいぞ。ちゃんと雛のこと考えてくれてる。なのに雛だけがフラフラ。周りの3人がそれぞれ自分の気持ちにしっかりして いて、ちゃんと好きな人を見ている分、雛のどっちつかずの態度には腹が立ちます。加賀を大事に大切にする津守を見て、同じ様に大事にされたい と思っている雛だけど、それって津守じゃなくて、ただ誰かに大事に思われたいだけなんじゃ?と思いました。真山さんもきっと雛を大事にしてく れるよ。だからどうか雛、お願い。津守と加賀の邪魔をしないで。
★★★


時間ですよ(神谷 凪)/心交社・ショコラノベルズ


将来はミステリ作家になりたいという夢を持つライターの祐司は、深夜の銭湯でいつも出会う青年の存在が気になっていた。きれいな顔をしてどこか儚げな彼の体にはいつも青痣が絶えない。祐司は銭湯の息子から彼が果宿(かおる)という名で、クラブのピアノを弾きをしている事を聞き出す。(J)

じゃあな

 挿し絵は依田沙江美。勿論挿し絵マジック狙って購入。そしたら永田さんがステキで困っちゃった(そう言われましてもね)祐司と、彼が仕事をしている「ブーツ」編集部には、職場独特の空気があっていい。あそこからスリランカ人のオタクを探す物語になるのかと一瞬期待してしまったのだが、そんな事はなかった。ちっ。
  仕事も遊びもそこそこクールにこなしていそうなイマドキの若者群像の中で、ミステリ作家になる夢を地味に追い続けている祐司が爽やかである。弾まない、間の悪い会話にも妙にリアリティがある。バツの悪さがやけに巧い作家だ。 ボーイズラブというより、青春小説として読んだ方が風情があっていい。講談社文庫あたりで見つけていたら「うわあいいニアホモ見つけちゃった」と感激出来たかも知れないな。
 キャラクターとしては、祐司はいいのだが、果宿は何を考えておるのだろう。殴られたら、大人しく殴られてあげるんじゃなくて、爽やかに思い切り殴り返してやるのが男同士の友情というものではないのか。顎の骨を砕きあってこそ、友。何かにつけ後ろ向きな果宿の魅力はよくわからなかった。

★★☆



禽獣の系譜(花郎藤子)/白泉社・花丸ノベルズ 上下巻


北日本を支配する木賊組の組長が死んだ。一人息子の烈は争いごとを嫌う気弱で内向的な少年で、組の若頭である黒羽周次に特別な感情を抱いていた。跡目をめぐる権力抗争のうちに、烈は幹部の平山の慰み者にされる。(J)

じゃあな

 期待しすぎて壁に激突。そもそも烈が苦手なタイプだ。気弱で心優しい美少年が、父親の死後、めきめきと任侠の道に目覚めてトップにのしあがる話かと思ったら全然そんな事はなくって。渋谷戦争の時は「行け!烈!明日から任侠の星となれ!」と期待したものだったが、やっぱりそんな事はなくって。何でああ流されやすく騙されやすくカミングアウトしやすいのだろう。鵙目がフォローを入れる端から、自分で喋って回っているのではないだろうか。 一方周次の方は、モテモテで漢で兄貴でフェロモンで、まあ大変な事になっているらしいけど、実際問題「なんかした?この人」って気もする。そして鵙目。アタシの鵙目。こちらにも鵙目は出てくると聞いていたので期待していたのだが、パラレルとは知らなんだ。ずっと世界がつながっていると思っていたので、私ゃ斎彬は周次の従兄弟か何かだと信じていたよ。 夏ちゃん鵙目も素敵なんだけど、隆ちゃん鵙目が素敵すぎてちょっとね。周次は斎彬よりはまともな気もするが、でも青龍会をとりしきっているのが斎彬の方なら、烈はハーレムの一員として今よりは幸福だっただろう。
  私が花郎作品で一番好きなところは、孤独な他人同士の間にいつの間にかコミュニティが出来上がる点にある。鵙目(隆)家の団欒しかり、いずみ先生の個人塾しかりである。家族や学校など、本来正しいとされているところに自分の居場所を見つけられなかった孤独な人間達が、自分の居場所をようやく見つける、突き放した視線ながらもあったかい世界観が好きなのだが、本作にそれはない。烈はずっとそれを探し続けていて可哀想だった。烈が周次以外の存在に目を向ける余裕があれば、鵙目(夏)の側にも、尚の側にも、靫正の側にもそれを見つけられただろうに。もし、周次の片腕が隆ちゃん鵙目だったら「子供がいちいち人の顔色うかがうもんじゃない」と一喝して、いいもの食べさせてワガママも言わせてくれただろうになあ。




ベイビィ・アクション(坂本ミキ)/別冊エースファイブコミックス・松文館


高校卒業後、朋郎と雪は一緒に上京して同居する。 建築士を目指す朋郎を雪は家事全般をこなして支える。 ただ、貧乏がたまに傷で布団が一組しかないのが悩みのタネ? (O)

俺様

今回もかなりパワープレイ、つーかパワーボムくらった感じ? 何というか、ハードなエッチがウリですって感じなんですが、 (掲載誌がそうだからしょうがないのかな)どれもこれも妙なパワーがあります。何よりも陵辱教室の維と彬の出会いというか、 きっかけが載っているのですが、こちらも強烈パワーです。 とりあえず世紀末な日本のはずなのですがどうも普通な感じがします。 それともこの後世紀末が訪れるのでしょうか?そっちの方が怖いです。 って後書きよんだら二人のお初は中1ですか、ふーん…ってあんたーっ! どうみても高校生ぐらいなんですがー?中1でヤクザの女とセックスフレンドな彬はやっぱああいう死に方がお似合いって事なんですね。 ところで世紀末の日本でもやっぱ義務教育ってあるのかな? 同じ世紀末でも北斗の拳の方がいい世紀末だと思うのはなぜでしょう…。

じゃあな

 坂本ミキって絶対麗奴の表紙描いてる人だったのか…。そういやその絵だよな。何で気が付かなかったんだろう、私。あの表紙をあれだけ描いた人だと思うと、何だかとても偉大な気がする…。
 偉大な筆をもって描かれるわりには、ヤって、おしまい、なだけの、まるでドロンジョ様みたいな短編集(「お前達ッ、やっておしまいーっ」「アイアイサー!」)なのだが、とりあえず、恋人同士になる前から、寝ている時はちゃんと服着てるのに起きたら裸エプロンしている雪の奇妙さには、礼儀として一応ツッコんでおく。




緋色のフレイム(春原いずみ) /徳間書店・キャラ文庫


ストーカーに悩む広谷春海は、ある日アパートの隣人三輪貢史に出会う。元SPの私 立 探偵の三輪は広谷のボディガードを買って出が、広谷はそんな三輪を初めは鬱陶し がって いた。しかし次第に三輪に惹かれはじめていくのだが、ストーカーも三輪の存在に気づき、 段々と執拗になっていく。(K)

きみぱん

 探偵物は結構好きだけど、攻が格好良すぎ。ダメなのよ。なんかこういうか弱いお姫様を 颯爽と現れた格好良い王子様が助けるみたいな話は・・少女漫画でやってって感じ。 今時 少女漫画でもやらないか・・とにかく受け付けなかったな。 広谷が超能力を持っているの なら、接触テレパスなんてちんけな物にしないで貞子のようにしてしまえ。探偵、S F、ミステ リーどれも入ってるんだけど、どれも中途半端。ストーカーネタも悪くないんじゃないかと思う けど、ホモ漫画は何故かストーカーをはるかに越えるキャラばっかりで、街を歩いて る事自体犯罪という人物を見てきているのでインパクトも強くないしな。もう少しサスペンス色を加え るとか、これはまったくの私の趣味だけど三輪がへなちょこ探偵で広谷がめちゃく ちゃ我が儘で、勝手に動き回っては危ない目に会ってそんでもってせっかく助けに来た三輪に 「お前 がしっかりしてないから・・」だとか「来るのが遅い!」だとか散々罵声を浴びせる んだけど、 でも三輪はけなげに働くという・・なんか誰かさんと誰かさんにやらせたい話になってしまった。 すいません。誰かそーいう話を書いてくれないだろうか。そしたら5つ星あげる。

俺様
きみちゃんは偉いなぁ、俺達が放り出した本をちゃんと書いている。 主人公は接触テレパスな割りには人の気持ちをまるっきり読まないバカである。つーか、あんたがさっさと能力使ってストーカー探り出せば、 こんな騒動に発展しないんじゃないのか?と話自体の根底を覆すような事しか書けないよ。うじうじ悩むのは広谷の勝手だが、自分を可哀相 だと思うなら三輪を巻き込むな。男なら自分で解決しろやっ!ととても主人公に憤慨。三輪が良い男だけにもっと良い受とくっついて欲しい。



スティール・マイ・ハート(芹生はるか)/二見書房・シャレードノベルズ  1〜2巻


人気俳優の篝は、ドラマで共演する実力・美貌ともにナンバーワンの沖田に一目惚れしていた。篝の積極的なアプローチによって、親しい友人になりかけた矢先、沖田が何者かに誘拐される。篝は唯一事情を知る監督の靫とともに、必死で沖田の行方を探すのだが…。(J)

じゃあな

 愛の暴走列車・篝。いや愛の暴走自動車。その熱いパッションハートのあまり、愛する沖田さえも跳ね飛ばす男。「自分でも異常だと思うくらい」沖田の事を愛しているらしいが、大丈夫だ、ハタから見ていても君は十分におかしい。逆に、沖田は役者の割に言語障害気味であるな。第一巻などは読んでいるうちに「沖田!すらすら喋れー!」と苛ついたものだった。初夜の後、いきなりすらすら喋りだした沖田に「おおっ、篝の無限ボキャブラリーに粘膜感染して、沖田が喋る様になったぞ!」と感心したのだが、第二話になったらまた元の沖田の戻ってしまった。ただ単に、怒るとよく喋るタイプの人であったらしい。
 第一話で誘拐、監禁、薬物投与…と、派手な始まり方をしたわりに、沖田に惚れている篝と靫の両名が、何故か自分では動かずにジャーナリストの祥章に下駄を預けて遠くからやきもきと沖田の心配をしているのが焦れったい。男ならビシッとなぐり込みいれんかい。祥章の取り返し方もなあ…たまたまラッキーって言うか。しかし、私は、もし男同士の結婚が認められたとしても、その夫婦には確実に子供がいないわけだから、男二人で老後の介護が大変だろうなあと常々心配していたのだが、芹生はるかのところのカップルはいつ結婚してもいいぞ。私が認めよう。「シグナル・レッド」の二巻でも感心したが、下の世話までバッチリだ。
 愛、愛愛、ラブ〜、とおとぎの世界の愛に生きているかと思いきや、排泄から吐瀉物の面倒まで看たのだから、今更男同士である事など屁でもないと言い切る篝と、切ない思い出の中にメランコリックに生きているかと思いきや、力業で、愛してなかったらこんな事してませんよオラ、と逆ギレする沖田はいいカップルだと思う。愛の重苦しさ具合がピッタリお似合いって言うか。「降板る(おりる)」「凝視る(みつめる)」とか、意味はわかるけど妙な言葉遣いに全くルビがないのが気になった。

★☆
俺様

篝、突っ走り過ぎ。お前そんな奴だったっけ?沖田に起きる事件だけで かなり引っ張れるのに、どうしてそんなに詰め込むのか。誘拐、監禁、 薬物投与と派手に始まったわりに、喫茶店の世間話に振り回されて解放って何だよ。しかもあれだけパッショネス・ガリー(篝)&ユッギー が黙ってよく祥章に下駄を預けたよな。祥章もでかい口叩いたわり にはちゃちい手を使っていて、成功したからいいようなものの、 俺が野崎ならアシがつく前にとっとと沖田を東京湾に沈めるよ。 俺の心を締めたのは高師。暴走機関車だらけの登場人物の中、 彼の冷静さがとても好きなんだが、いくら親友の頼みとはいえ ジャンキー1ヶ月で治す医者っていないよ。それが沖田の精神力の強さがあったからというのがあるかもしれないが、あんなに精神的に弱い奴がなぜ麻薬にだけ強い?つーかずっと麻薬を注射されていたなら 皮膚移植でもしなきゃ消えない痕残るんじゃないのか?加えて弁護士 だったくせに野崎を追い詰めるような事自分で言ってどーすんだよ。 なんかな突込みどころ多すぎてお腹一杯です。ありえない事沢山ありすぎで、何をどう言ったらいいのか…。たぶん奴等の住んでいる日本は私の住んでいる日本より5度ぐらいずれた次元にあるらしい。 そんなわけで俺が気になるのは高師の今後なのだが、靫にしても 沖田にしても高師の事を親友として手放したくないって、それって 「お前が好きだアイラビューン」と言われるより鬱陶しい。 だって親友だったら自分がどう思っていようと、相手が親友って 思ってる限り一生付き合わなきゃいけないんだよっ!あんな暴走機関車達とっ! あんな言葉知らない元弁護士とっ!靫が柏木に手を出さなかったのは 構ってる暇がないからだという事もよく分かったが、「プライム・タイム」の 梶と柏木この話だと言葉少なくてすっげぇ仕事出来るように見えるよ。 ところで芹生はるかは昔「大空港」というドラマが本当にあった事を知っているのだろうか?ちょっと気になる。そもそも大空港というからには 成田が舞台で、成田空港は千葉県警管轄でドラマの設定としては いまいち盛り上がらないんじゃないのかな?それに空港が舞台なのに なんでカーチェイスとか爆破とか必要なのかわかんねー。これで俺がこの話おもしろいとか言っても誰も信じないだろうな。

フェネギー
ちょっとー、薬物中毒が1ヶ月で治る人が切れ痔で1週間近くも仕事を休んで寝てるってどういうことー?いったいどこまで裂けたの?いったい篝のナニは何で出来て るんだ?!(第一声でこんな下品なことを叫ばせないでくれよ芹生はるか。)篝も医 師免許持ってるなら愛しの沖田のためにも男とのやり方を研究しておいてくれればい いのに。クリーム使い出したのって何回目から? それにしても解せないのが誘拐の解決法で、あんな単純に終わるなら誘拐された翌日 に沖田は帰って来れたんじゃなかろうか。1ヶ月も放っておくとは、みんな呑気だ な。救出より看病に喜びを見いだす男、篝。平成のナイチンゲールか。しかも、あん な犯罪しでかした野崎への報復が仕事干すだけ?ぬるい。ぬるすぎるぜ。みんな本当 に沖田のこと愛してるの?事件が起きて大仰にみんな騒ぐ割にはすべてにおいてオチがちゃちい。だいたい篝のような馬鹿っぽい医者には診察されたくないし、沖田のよ うな後ろ向きで口下手な弁護士には相談料払いたくありません。肩書きを立派にすれ ばするほど二人のしょーもなさ加減に拍車がかかるような気がするのはなぜなんだ? 二人とも役者になって正解だったよ、世間様に迷惑はかけない職業だもんな。今一番 の疑問は、1ヶ月間着の身着のままで足には垂れ流した汚物が付いてて今にも死にそうな男をタクシーの運ちゃんは乗車拒否もせずに言われた通りに運んでくれるものだ ろうかということだ。私が運ちゃんだったら警察か救急車呼ぶよ。 そうそう、リバは良かったね、リバは。今回一番の名シーンはリバだな。作品全体と しては「なんじゃこりゃ」なのだが、読んでいる時はある意味最高に面白い。乗り物 酔いしやすい私が代々木から津田沼まで読みつづけてしまったのだからたいしたもの だ。これから3巻以降を読めるのかと思うと、楽しみでクラクラする。



スティール・マイ・ハート(芹生はるか)/二見書房・シャレードノベルズ  3巻


長身の篝のスタントに不自由していた靫監督は、情人の一人であるジャーナリストの祥章から、アメリカから来た神将之という美形のスタントマンを紹介される。惹かれ合う靫と神に、一方祥章は面白くない。荒れる祥章は、篝の親友の高師医師に八つ当たりをするのだが…。(J)

じゃあな

 あらあらユッギーお盛んだこと。「プライム・タイム」ではどうもホモらしいのに柏木に手を出さないからどういう事かしらと思っていたら、この様な事になっていたのですね。柏木がタイプじゃなかったって言うか、柏木まで手が回らなかったって言うか(沖田でも晃でも祥章でも神でもいいとは、ユッギーにタイプなぞないのかも知れない)気が付くとみんなホモになっているが、主人公の篝×沖田が相変わらず夜の夫婦生活の不一致を克服出来ないというのに、まわりはとっても楽しそうでムカつく。ユッギー!高師!親友ならあのヘタクソな篝に教えてやれ!!
 専属スタントマンから、専属医師までいて、映画もテレビも作って大道具も自作する靫プロダクション。門外漢なので自信はないが、ちょっと異色な業務内容な気がするのは私だけだろうか。気のせいかしら。教えて黒澤監督。どんどんバカになっていく篝には不安を覚える。梶と柏木は脇役で出てきている方が頭が良さそうでいい。ちなみに私は作中に犬が出てくるのは好きなのだが、それにしてもグレート・デンは容易く道端に落ちてはいないと思う…。

俺様
いやぁーっ!私の高師がホモにーっ!それも攻にーっ! いつか篝に向かって「もう龍司ったら」って言って欲しかったのに。 (無茶言うな俺)ノーマルもホモになるのかっ!環境って大事だわな 。祥章もキャラ変わっちゃうし。靫はおかしくなるし。やってきた スタントマンはホモだし。でかい男の側にはでかい男しか集まらないのか? 190cm以上のホモ。芹生はるかは190cmある男を見た事あるのだろうか? 想像してごらん、川合俊一が2人いてそれがホモなんだ。だって190cm以上 ある芸能人って浮かばないだろ?しかもその友達も川合俊一なんだ。 (考えたら気持ち悪くなってきた)どこの全日本バレーチームだよ。 はっ、ジャイアント馬場がイッパイ?そうか皆背が高すぎて空気が 薄いから頭おしくなるんだっ!そうに違いないっ!それにしても高師が 何で祥章ラブラブになるのかわかんない。祥章もいつの間に高師を好きに なったのやら…。強姦しちゃったら(されたら)好きになんなきゃいけないの? ホモってそういうもんなの?ところで沖田は絶対食が細いのではなく、 油物食いすぎで物が食えないんじゃないか?俺だってそれだけ食えば 胃が重いぞ。靫と神も篝と沖田と同じぐらい頭悪い暴走カップルで、 ちょっとお似合いねと思ってしまった。そしてグレート・デンは普通落ちてないよ。
フェネギー
あら、なんだか普通に楽しく読めたわ。もしかして私、芹生はるかの世界の水に慣れてきた? 報われない遊び人靫監督が落ち着くところに落ち着いたのでなんだか一安心な気分。 相手の神は私の好きなタイプかもしれない。始めは親友の死をいつまでも引きずって 生きていく情けない受なのかと思っていたらちゃんと前向きだし。うん、前向きに生きる人は好きだよ。しかし一方、唯一のまともな人だと思っていた高師医師がやはり 芹生はるかの世界の住人らしく変人であることが判明してしまってちょっとショッ ク。それに祥章、君はもっと男気のあるいかしたヤツじゃなかったのか?そんな普通 の受にならないでくれ。かわいい祥章なんて祥章じゃないやいっ! 今回一番の疑問はやはりグレートデン。グレートデン(成犬)をぽいと道端に捨てる人にもびっくりだが、野良となったグレートデン(成犬)が街中でウロウロしていても通報もせずに平気でいる周辺住民にもびっくりだ。みんな、グレートデン(成犬) だよ、体もでかいけど顔も恐いよ?私は犬は結構好きだが、もし道端でグレートデン (しつこいようだが成犬)が飼い主もいずに引き綱もなしに歩いていたらギョッとし て3歩は後ろにさがるよ。もしかして沖田のマンションのある街はゴーストタウンな のか?まさか沖田のマンションにも沖田以外の人は住んでいないなんて言うんじゃ・ ・・
★☆



スティール・マイ・ハート(芹生はるか)/二見書房・シャレードノベルズ  4巻


篝との関係にささやかな幸せを見いだす沖田であったが、そんな彼に弁護士時代の事件を恨んで、脅迫状が届けられる。少しずつ沖田との距離を縮める篝は、彼の異母兄の口からついに、秘められた出生の秘密を告げられる。全てを告白した沖田は、そして…。(J)

じゃあな

 コラ待て、ここまで引っ張った事件を一瞬で解決するのはやめてくれ。それだけかー、と思って終わった沖田恐喝事件の顛末であった。名前が出た当初から私が、根拠もなく「変形合体ロボットの脚の部分に乗っていそうな名前だ」と思いこんでいた靫大作氏の逸話がようやく登場。だから沖田、心配するなって。普通の人なら一ヶ月拉致監禁されて薬物投与されたら、その時点でおかしくなっています。禁断症状も容易く乗り越えた君の神経はナイロンザイル。エーベルバッハ少佐並だ。どんな将来も君がどうにかなる事はないだろう。
 むしろ私は、沖田に対しては超強気で愛愛ラブラブフォーエバーと迫ってくるくせに、靫相手には「沖田は本当に俺を愛しているのか…」といちいち愚痴る篝の方に精神的に不安定なものを感じるが。それともあれは、悩んでいるふりをして靫にあてつけているのだろうか。強姦で愛を伝えようとする無茶な攻には時々お目にかかるのでもう驚かないが、コミュニケーションが成立したのには驚いた。心って言葉にしなくても伝わる事があるのね。そして沖田兄。「おにいちゃん あなたの愛は おかしいよ」五・七・五でこの歌を君に捧げる。

俺様
だから詰め込み過ぎなんだってばー。やっと沖田の過去判明。 何かどこまでも逃げ道のない人生なんだね沖田。いいよそこまでいくのなら、 ずっと愛される事にウジウジしてても許してやろうって気になるよ。 でもあれだけ引っ張ったのに沖田が一人で独白して終わりって、 それでいいのかよ。あれだけ「ラビューンラビューンアイラビューン」 って言ってる篝に期待させるだけさせて、結局色んな事に立ち向かう事なく逃走。 そりゃないぜ沖田。どうしてお前達は気持ちのベクトルひん曲がってるの? 相手が野球のボール投げたなら、それに対してバスケットボール投げ返しちゃ ダメだって…。だいたいおかしくなる自分を見られたくないって、その前に 下の世話させた事を悩めよ。お前がおかしくなったぐらいで篝が諦めるわけないじゃ ん。 そうなったら手元において一生面倒見るに決まってるだろ。頭が良いはずの人達は 常人と悩む事の次元が違いすぎてついていけません。
フェネギー
私はついにおかしくなってしまったのか…今、猛烈に芹生はるかが面白い。いいぜー !楽しいぜ沖田ー!「血」に苦しむってのはやっぱり苦悩する受の基本よね〜。1巻 から薄々感じてはいたのだが、芹生はるかと私ってちょっと感性近い?同じ時代を生きてきた者同士?初恋は仮面ライダーかデビルマンじゃなかった?思わず作者に語り かけてしまうフェネギー。しかし前半の一大事件はまたしてもオチがちゃちだった。 大変、これからどうなるんだろう?ドキドキ!って時に「それから10日経って…」って何よ?数行で説明して解決しないでくれ!この行間をどう読めと?いつの間にか犯人は改心しているし、それなら事件起こすなよ。このたび弁護士時代の沖田の話を読んで、沖田の有能さがよくわかった。沖田に「離婚調停」を依頼しても離婚 の話は進まないらしい。依頼主と仲良くお話しているだけじゃダメだと思うんだけ ど…。相談料高いんだからしゃきしゃき仕事してくれ沖田よ。 しかし沖田は心広いなー、強姦されても全然平気なんだね。いくら相手が篝でも普通 怒らない?失神するくらいの乱暴をされても、気が付いたあとすぐにラブラブエッチ するなんて、1巻で1週間寝込んだ人とは思えない頑丈さだ。今回楽しさ倍増だった のは、やはり沖田がベッドシーンを積極的に演出してくれたおかげかな。今までは篝 が下手くそなのかと思っていたけど、沖田の心の問題だったのね。それにしても篝を ひとめ見て「沖田の恋人だ」とわかってしまったらしい沖田兄の眼力には恐れ入る。 沖田の心の傷も案外あっさり解決して、ハッピーなはずの二人だったのに… きゃーっ、5巻読まなきゃ!5巻!



スティール・マイ・ハート(芹生はるか)/二見書房・シャレードブックス  5巻


沖田の突然の失踪から一年。篝はアメリカで大ヒット中の映画のパンフレットに、謎の音楽プロデューサーとして映る沖田の姿を見つける。篝への思いを胸に秘めたまま苦悩する沖田は、映画監督のロバートの勧めで帰国する事になる。(J)

じゃあな

 マイトガイ・沖田。元弁護士で天才俳優で作曲家としての才能も見せるとは、アナタにのパーフェクトぶりはまさに100カラット。かねて加えてこのでたらめな体質。酔うと目の焦点が合うという妙な逸話が、ここへの伏線だったのかとも思ったが、結局直接の原因は角材アタックらしいし、まったくもってよくわからない190センチのバディであった。いきなり失踪されたかと思ったら、とんでもない再会を強いられ、私が篝だったら怒ってなじるところだが、さすが下の世話までバッチリな男は懐の広さが違う。今巻も特異体質の沖田相手にまた保父さんになっていたが、沖田ほどでたらめな体の持ち主には、この医師免許を持って介護精神に満ちあふれた190センチオーバー(だって小柄だったら長身の沖田の介助が出来ないからね)の男はまさに運命のベターハーフであろう。一生添い遂げるが良い。
  このラブラブな二人にそれを求めるのが間違っているかも知れないが、私は篝が最後まで沖田にライバル精神を持たないのが不満であった。みんなで沖田こそナンバーワンの役者だと言い切ってくれちゃっているが、篝にも頑張って貰いたかったなあ。私はやっぱり働いて切磋琢磨するホモが好き。沖田も頑張って復帰してね。
 それにしても私は芹生はるかの作品を読む度に、最初はクールに登場した受が、最後には「もう、○○(攻ファーストネーム)ったら」とラブラブめろめろに豹変してしまうのに注目していたので、一体いつ沖田が「もう、龍司ったら」と言ってくれるのか楽しみにしていたのに、篝が何を言っても「バカ…」としか言ってくれず、最後の20Pあたりでは焦りで心臓が爆発寸前。こらっ、沖田、もう終わっちゃうぞ。いつ言うんだ。言え、言うんだ。バカって言うな。バカって。「人にバカって言うお前がバカだー!!」と本を叱りつけてしまったが、夜中にそんな事を絶叫している私がバカだ。篝の「おはよう、お寝坊さん」だけで普通はお腹一杯の筈なのにどうにも不完全燃焼。例え完結編と言われても、俺の「スティール・マイ・ハート」はまだ終わらない。蘇ってこい沖田!「もう、龍司ったら」と言う為に!!

俺様
沖田お前一体何者なんだーっ!子供の時に習っていた事は大切という事なのか? つーか、何であんた日本戻って来んの?戻るの嫌がったわりに篝には会いたがるし。 やっぱバカだよ。沖田を手放したくないからって事でロバートが国籍用意すると思って たのに。ロバートぐらいの力があれば国籍の一つや二つ買って来るだろ。だって俺なら そうするよ。そんなもんだろ?手放したくないなら日本に帰さなきゃいいんだしさー。 沖田を手に入れたがる人達は中途半端に悪党でつまりません。篝みたいになりふり構わないのも問題ですけどね。分かってて知らないふりする篝と沖田の会話は薄ら寒 くて 怖かったです。40近い男の恋愛ってそういうもんなんですか?ラストの俺たちの新居にウェルカム幸せホモ軍団には参りました。俺はなんとなくゆりはとっくにみんなホモ なんだ なって知ってるような気がする。つーか、高師に好きって言われただけで泣くなよ祥章…。 そして泣きつかれて寝るなよ。おめぇ年いくつだ?幸せに終わればそれでいいっても ん じゃないような気もします。ところで人の髪とくに男性の髪の毛は一年でどれぐらい 伸びるもんなんでしょう。またちっぽけな疑問が残ってしまいました。
フェネギー
面白すぎるぞ沖田!なんてすばらしくドラマチックな人生だ。どこに行っても天才、 どこに行っても世界的な監督が君を偶然発見してくれる!どんなに生活能力なくて も、人生後ろ向きでも手を差し伸べてくれる人がいる。そして関わる人はすべて肩書きが立派なホモばかり。ブラボー沖田!なんだか君のおかげでとっても楽しい時間を 過ごせたよ。しかし作者は沖田を汚くするのが好きだね。1巻で汚物垂れ流しの刑、 5巻でホームレスの刑、綺麗な沖田と汚い沖田を使い分ける魔法のペン。私は普通のクールな沖田が好きだったのだが・・・5巻は読み進むほど沖田がオカマっ ぽくなっていってちょっと悲しかった。ラストもね・・・、「自分に心底惚れている素適な男性と結婚して仕事は辞めて専業主婦、しかもダンナさまは料理が得意でなん でも作ってくれるし我侭もきいてくれる、自分は毎日愛犬と戯れながらゴロゴロして いればいいの、そしてダンナの休日には友達招いてホームパーティーよ」だなんて、 女の見果てぬ夢を男の沖田にやらせるってのはどうかと思うが・・・・。40才近い男がそんなことでいいのか沖田?テレビの前の沖田仁光ファンと同様、君の俳優復帰を私は心から願っているよ。そして今度は40代の男たちによる「スティール・マイ・ ハート」をよろしく頼むぜ芹生はるか。




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