空中庭園(佐藤ラカン)/オークラ出版・アイスノベルズ


悪友の沖田に騙されて、ドラマの原作を手がける事になった少女小説家の鳴海。ドラマの主演をつとめる16歳の人気絶頂アイドル・竹井八知にパーティー会場で介抱された事から二人の関係は始まった。(J)

じゃあな

 あら、なんか新しい粗筋のスタイル。いつも「なんとかかんとか、だったのだが…」のパターンが多いので。と、そんな事に喜んでいる場合ではなく、どういう事なのラカンさん。駄目ですこれは。シャレード文庫ではあれだけ私の心を掴んでくれたというのに、期待に胸ときめかせて掴んだこのノベルズは鬼ハズレ。麻生玲子における「キスしたあとの唇」みたい。地味ながらも奥行きのあるキャラクターを描いてくれるのが魅力の作者なのに、どうしてこういう薄っぺらなキャラクターを書くかな。出てくる人全員、まだまだコドモって感じよ。
 シャレード文庫の作品のキャラクターはみんな、本文以外のところでも「生きている」気がするが、本作は駄目だ。書かれている通りの背景しかない。アイドルとか少女小説家とか、ずいぶん突飛な設定で来てるのに、そもそもそれに関する説明はろくにない。いきなり大人気少女小説家で大人気アイドルだ。終わり方にしても、登場人物全員をむりやり清算して終わるこういう形はあまり好きではないなあ。


 

屋上の暇人ども(菅野彰)/新書館・ウィングス文庫


飲酒喫煙強姦殺人強盗、無法の限りを尽くしているとの噂で学校中から恐れられている鑑別所帰りの鴫と夏女。強面の二人が厭がらせに入部した天文部では、走れなくなった元スポーツ特待生の譲と、その幼なじみの未来がいた。(J)


じゃあな

 ホモっつーかボーイズラブっつーか、どっちかって言うと普通の爽やかな青春小説。ま、書き下ろしがそれっぽかったので一応こちらに入れておきましょう。さすがに巧いぜ菅野彰。だがこちらも貪欲になっていくので、鴫と夏女にもうワンパンチ欲しいところ。自分には感情がない、人の気持ちがわからないと言って、全ての情緒を鴫に準拠させている夏女には、ボーイズラブ的には鴫とラブラブにでもなってくれればいいのだろうが、菅野彰の筆ならば彼に新しい一歩を踏み出させてくれる事を望む。譲に頼るのでも、鴫に頼るのでもなく、夏女には夏女自身の力で変わっていって頂きたい。ただし未来ちゃんならアリ(ないだろうがな…)
 展開は先が読みやすいのだが、キャラクターがいじらしく会話のテンポも相変わらずお見事。顔つきあわせては怒鳴りあってケンカし続けてるんだけど、下手な作家がやったら目もあてられないが、菅野彰はそれさえも楽しい。って言うか、私は男どもの葛藤よりも未来ちゃん絶叫シリーズが一番面白かった(新入部員勧誘のところとか…)
 子供達の事情とは別のところで、鬼瓦刑事の言う事も、橋本先生の言う事も、いちいち趣深い。天沼先生も好きだなあ(この人が一番神経太いって説も)湘南とサザンという青春キーワードを巧みに使って「匂い」のする高校生活が描かれている。吹奏楽部が遠くで練習している放課後の校舎が、不意に懐かしいおばちゃんなのでした。

★★★


一九九八年十一月十八日未明、晴れ。-屋上の暇人ども 2-(菅野彰)/新書館・ウィングス文庫


見向きもされないのに夏女に高価なプレゼントを貢ぎ続けている女子高生・西原。プレゼント代の出所が援助交際の元締めだと知って激怒した未来たち天文部の四人は、売春の上納金を強奪して天体望遠鏡を購入しようと計画を練り上げる。(J)


じゃあな

 どうもこのシリーズを「ホモ」ミシュランに入れてしまったのがオーミステイクなんであるが(せめてニアにしておけば)、もしかしたらこの後天沼先生が魔性のゲイとして大活躍するかも知れないからとりあえずこのままにしておこう。
  さて、もうひたすら未来ちゃんラブで読み終わった第二巻。「赤くなるほど愛されても困るわよ」に座布団五枚。デフォルトの鴫&夏女、未来ちゃん&譲コンビもいいが、鴫&未来ちゃん、譲&夏女の組み合わせなんかもいい感じで、寄せ集めの天文部がライトスタッフになってきたなあとホクホク。だからこういうね、寄せ集めの落ちこぼれ集団みたいなの大好きなのねワタクシ。
  鴫と夏女は、未来ちゃんではないが、相変わらず見ているとイライライライラするのだが…鴫と夏女は、世界は四角くて綺麗なものだと思いこんでいるんだろうなあ。そこからはみ出た自分たちは「悪」くて「汚」いとでも思っているのかも知れないが、なーに世界は綺麗でも四角くもない。彼らが思っている様な最大公約数的な「世間」があるかどうかもあやしいものだ。自分達は残念ながらそれにあてはまらないが、世界とはこうあらねばならない、と夢を見ている君たちの方がよっぽど綺麗で純情だとおばちゃんは思う。血中金八濃度のあがる一冊であった。

★★★★


いちごが好きでもあかならとまれ。(雁須磨子)/ソニーマガジンズ・バーズコミックスデラックス


家が隣同士で幼なじみの千紘と明美。子供の頃のままなのか、明美の部屋に入り浸っては同衾していく千紘に、明美は奇妙な戸惑いを覚えるのだが…。(J)

じゃあな

 名作の誉れ高かった本著が新装丁で再版されたので喜んで購入した。なるほど、確かに面白いね。キャラが、とか、ストーリーが、とか、どこがどうズバ抜けているわけではないのだが、ぼんやりと動いていく登場人物の心情が愛しい。サイズがいいのか、絵柄も作者にしてはずいぶん読みやすい。私は方言で喋るボーイズ物は妙に好きだ(女っぽくならないからだろうか)からそこもポイント高い。いちいちしょーもない千紘と明美。最終話の顛末には、大久保くんも多分笑い死ぬと思います。私が笑い死にそうになりましたから。

★★★☆
俺様

何がいいのかは相変わらずわからない。ただ、牧歌的な雰囲気の中、 ギャグあり涙ありで、高校生の「ちょっと性別は間違ったけど」正しい恋愛の進め方って感じが良かった。だんだんムキになって恋愛をしようとする明美が、 ティーン雑誌等に躍らされその通りの恋愛をしようとムキになる男子高校生そのもので面白い。(相手は男だけど)またそれをわかっていて、ジラし、 罠を仕掛ける千紘の以外な計算高さもグー。 そして大久保くんのような友達を持った二人は幸せだと思う。

★★☆


目眩(谷崎泉)/二見書房・シャレード文庫


あまりの美貌ゆえにいつも執拗に同性の性的欲望の対象とされてきた光一。過去をふりきって就職した会社でも、同期には刃傷沙汰を起こされ、上司には狙われる。社員旅行に行けば昔の男と出くわしてしまい、そしてついに「あの男」が光一の居所をつきとめた…。(J)


じゃあな

 いくら私が「君が好きなのさ」でどうして浅井がつぐみを好きなのかわからない、と言い続けていたからって、こんなに明確にモテモテの理由を作って下さらずとも…。主人公・光一氏。凄いです。美しくて美しくてモテてモテてたまらないそうです。男といれば狙われるから、常に女性グループに入って行動する様に心がけ、つきまとう男にはとりあえず一度やらせて、その最中に思いっきり傷つける様な事を言うと、引き下がってくれる…そんなしょーもないノウハウを身につけてまで真っ当に生きようとするのに、次から次へと男が群がってくる。バッタバッタと振り捨てながら、可愛いお嫁さんを貰って幸せな老後を夢見る姿には思わずナミダ…。
 少々色事に流されやすいとは言え、まともに生きようと努力しているのに、ヤクザの愛人にされて家族を人質にとられて逃げ場なし。どうして僕は…とくらくらされても、こちらとしても肩をポンと叩いて「悪いけどどうしてあげる事も出来ないよ」と呟くしか出来ない。しかしそんな彼が首席で卒業できる東京大学法学部って一体…。私も東大入れば良かった。すげーよ、これまでの卒業生。「DOUBLE CALL」の千堂とか「茅島氏〜」の庭師とか。「疵〜スキャンダル〜」のどっちかも東大じゃなかったか(どっちもか?)もしかして誰でも入れるんじゃないのか、東大って。

★★☆
俺様
読後本当に目眩がした。きっとタイトルは読者のために つけられたに違いない…。過去色んなジパングを冒険してきたが ここにも新たなジパング発見。大陸はいったいいくつあるのだろう…。 きっと無限大。主人公のモテっぷりはまるで歩くフェロモン芳香剤。 自分を自覚しているのはいいのだが、痛いのが嫌だからって 体開かなくても…。その方が痛いと思うけどな。思った事を 口にする前に勝手に色んな事をシュミレーションして諦めてしまうので かなり流されて生きているが、貴様、それでも東大法学部主席卒業かーっ! たぶんボーイズラブ界で東大はとても広き門なのでこんな俺でも入れるかもしれな い。 とにかく自分の回りの男関係のおかしさに飛び降りを考えたのはいいが、 「痛いぞ」の一言で回避してどうする。そこで飛び降りれば全てが 解決するのに。


目眩2(谷崎泉)/二見書房・シャレード文庫


遠峰の愛人として香港まで連れてこられた光一は、屋敷の中での軟禁生活を強いられて鬱屈した日々を送っている。語学の家庭教師にと遠峰が連れてきた学生・エリックとうち解けて、次第に明るさを取り戻していく光一だが、一方で香港での遠峰をとりまく状況は危険な方向に傾いていって…、(J)


じゃあな

 何で光一はこんなに無気力なのに東大法学部を首席で卒業出来たのだろう。私なんて気力に満ちあふれてるけど三流大学カンニングで卒業したぜ(おい…)色々な事を考えかけては途中でやめてしまっているが、何で結論を出さないのだろう。気にならないのだろうか。そしてやばいと思ってもどうして回避しないのだろうか。まるでアニメで、わざわざ色の違う岩を掴んで崖から転げ落ちる人みたいだ。その岩、色違うじゃん。わかるじゃん。んもう法学部ったら。いしいひさいちの漫画で、地球には、地球人の下に地底人がいて、その下に「最低人」という最低アホの生物が住んでいる…というのがあったが、光一は最低人に似ている。最低人は「お、おまー (間) アホやろー」(間)「… ワ、ワイは (間) アホと ちゃうでー」と、相互の意志疎通に大変な時間がかかるのだ。しっかりしてよ法学部。
 前巻から引き続いて、遠峰の気持ちを直視したがらない(遠峰に対する自分の気持ちではなく、遠峰が自分をどう思っているか、について)くだりは結構切なくて好きである。ラストはもうちょっとそれから篇をじっくり書いて欲しかった。そしたらもしかして私の中で光一が最低人から「カッコイイやり手の受」になったかも知れなかったのに。しかし遠峰も矢沢さんも、エリックについても素性を完全には把握していなかったらしいが、李に至ってはバリバリ本名を提示しているのにそれでもわからんか。いくら相手が謎に包まれてるからって、向こうはこっちのベッドの中まで先刻ご承知だってのに、話にならん。君たちの情報収集能力も最低人レベルなのか。

★★
俺様
前回もわからなかったが、今回もわからない…。光一の魅力って何なんですか? 誰か教えて? 前回同様今回も言わせて頂こう。 お前は歩くフェロモン芳香剤じゃー。挙句に遠峰の拠点が香港に変わってくれたおかげで登場人物の名前が覚えられやしねーよっ! 光一に欲望をたぎらせた男達の行動はまだわかるのだが、老爺子は 一体何の目的があって光一に近づいたのだろう? そして相変わらず 東大卒業の頭脳を持っている光一は何も考えていなかった。現実的に 命がかかって初めて頭がスロー回転…。遠峰に対する思いに気付く 過程は良いのだが、それって今ごろ気付く事なのだろうか?と疑問に 思ってしまう。遠峰の秘書矢沢はあそこまで社長LOVEなのに、なぜ受では ないのだろう。それだけが残念だ。そして光一よ、もう、眩暈はしないって… 俺が眩暈起こすわーっ!!
★☆


いのせんと・わ〜るど(かわいゆみこ)/講談社X文庫・ホワイトハート


大阪地検に異勤となった野々宮は、大学時代の先輩・伊能と再会する。伊能は大学時代に野々宮を可愛がってくれた、渡瀬という男の親友。誰からも好かれた渡瀬だったが、旅行先で事故死を遂げてしまう。再会した伊能には、渡瀬を欠いた不安定さが見え隠れしていて…。(J)


じゃあな

 挿し絵よーし、キャラよーし、設定もストーリーもしっかりしてる。伊能が渡瀬を失ってからの痛々しさも、野々宮が伊能に惹かれていく様子も、野々宮の検事としての仕事ぶりも実に丁寧に描かれていて無理がない。渡瀬の死に関しては切ないまでの描写 力で、私も思わず死んだ友達の事を思いだして悲しくなってしまった程だ。それなのに。嗚呼それなのに。なんなんだこのタイトル。どうして誰もとめなかったんだ、編集者!!
 清潔感のある美形で、大学時代は神父とあだ名されたストイックな伊能が、許されない恋に身を焦がしている姿は非常に倒錯的で、思わず「燃えろ〜燃えろ〜」と放火魔の如く呟いてしまった。年下攻の特権をフルに生かした野々宮は、強引さと甘えという飴と鞭を巧みに使い分けていて、大変将来に期待が持てる。挿し絵もカッコイイしねえ。うっとり。石原理のスーツだけでこの本には定価以上の価値が…(構図は平凡だが…)
 まあいいお話だったこと…と、半ば読み終えた気分になってから、ボコボコ事件が勃発するので「な、なんだ?」と思ったら、この話続くんですね。そう言われてみれば気になるところがあちこちございますね。原口もこれだけじゃ何しに出てきたんだかよくわかんないしな。 続刊ではタイトルが変わる事を熱烈希望。

★★★★
俺様
挿絵、キャラ、設定、ストーリーとOKをかなり出せる。 渡瀬を失ってからの伊能の苦悩や悲しみに対する表現や、 野々宮が渡瀬との思いでの端々で伊能を意識している所とかはなかなかの絶妙さをみせるのだが、なぜ突然 「アイラビュ〜ン」と突っ走るのか…。そして伊能も突然男に目覚めるのもなぁ…。いきなりホモを認めるのはなんとなく納得いかないなぁ。話の終わり間際に事件が 色々深まって行くのでこのページ数で解決するのか? 無駄に話し広げてない?と思ったら続いていた。無駄って 言ってゴメン…。ただ、事件の取っ掛かりだけを見て私は とても事件性に期待しているので、それが尻つぼみな結末さえ迎えなければ、伊能と野々宮がくっつかなくても 全然OK。むしろ先輩検事と伊能がくっついてくれる事を 願っている。(挿絵で判断)とりあえず飲み屋に誘った時に あらあらくどくのねと思ったのだが、嫁を呼ぶとは…。 「ダメじゃんっ!」と怒鳴る俺がいた。しかし、またもや ホモ界に登場する働く女性は男前だった。
★★★

いのせんと・わ〜るど-深海魚達の眠り-(かわいゆみこ)/講談社X文庫・ホワイトハート


大阪地検に異勤となった野々宮は、大学時代の先輩・伊能と再会する。伊能は大学時代に野々宮を可愛がってくれた、渡瀬という男の親友。誰からも好かれた渡瀬だったが、旅行先で事故死を遂げてしまう。再会した伊能には、渡瀬を欠いた不安定さが見え隠れしていて…。(J)


俺様

さて、ここで問題です。俺様はこの話に何を求めているでしょう。 答え・広がり過ぎた事件の解決。言っておきますがもうホモな 部分はどうでもいいです。はいはいあんた達エリートも人の子 だから精神的に弱い部分があるのね。そんでその弱い所に つけこんでラブラブしちゃえって思うのも、そりゃ人間弱いものだから人恋しくなっちゃうのもしょうがないよね。 はいはい。そんな事はわしはどうだってええんじゃ、プーンと匂わせているばかりで、本来のおかずが全く読めない事件ですが、 特捜まで出してきたんです。こうも引っ張るのならハンパな 解決じゃ納得しません!ちなみに関西、そしてやーさんが 出てくるからと言ってやーさんと大手ゼネコンによる政治家贈収賄とか、 実はその事件に野々宮の父ちゃんが関わっていたとか、 そういうちんけな背景の事件じゃないですよね? 期待していいですか?っていうか、期待させて〜。

★★☆


お願い!!魔神様(くるみぎ☆くるみ)/BAMBOO COMICS・竹書房


梛と茉莉は双子の巫子。隣国の侵略から国を救うため 巫子の力で魔神様を召還するが、願いを叶える代わりに 色んな事を要求される。敵から国を取り戻すため、 梛と茉莉は魔神様と神馬様と力を合わせ立ち向かう。(O)


俺様

巣田祐里子、なぜここまでする…。とはいえ描いている事は 知っていたんだが、どーしてショタなのぉー。おかげで単行本に なるまで我慢するしかなかったのよー。(結局欲しいんじゃん) ってなわけで解説なんだが何をどう書けと…。 私としては神馬と茉莉の組み合わせの方が好きなんだが、 力を使うと子供に戻る神馬ってのもねぇ…。 ガキんちょの頃の神馬は思いっきり受じゃねーか。そうなると 魔神様×神馬?それはちょっと…。茉莉とイイ感じじゃーんと 思ったのは中ぐらいの大きさの神馬かな。魔神と梛はどうでも いいやー。(オイ主役)王璃はでかい方が好きだったんだが まさか、受とは…。出てくる大人誰もがショタなのか?って 事は北斗様もショタ?北斗様の好みはどっちなのかしら? 茉莉?茉莉よね?茉莉でしょ?茉莉に決まりよね。(勝手に決めました)話的には超ラブストーリー?でも過程に問題が山積み。 やはり本編よりも番外編の方が面白いってのは問題あるでしょう。 とりあえず巣田祐里子よ、永遠に…。解説不能でした…。

じゃあな
 誰か嘘だと言ってくれ。俺の心のサンクチュアリ、滅びる。ショタでHなのはまだいいが、良くても四頭身半くらいしかない彼女のキャラでは色々な事が難しいのか、暴行シーンの殆どの相手が謎のぬらぬらモンスターっていうのも…。ねえ何?それって一体何で出来てるの?何かはわからなかったが、もし目の前に現れたらめちゃくちゃ気持ち悪いと思うので、そんなもの体に入れられただけで私はショック死するでしょう。梛も茉莉も意外とタフだな。
 とりあえずカップリング的には神馬様と茉莉しか見ていないって言うか、梛サヨウナラ立派な攻に成長して茉莉を狙ってねって言うか(ショックを受けているわりには私も言う事がしょーもないな)でもデザインが似ているので「GO!WEST」の剣士×三蔵みたいでそれはそれで想い出が切なさにセンチメンタルでした。何言ってるかよくわかりません。さよなら美しかったあの季節よ。


VIP席の住人(二宮悦巳)/GENEROUS COMICS・桜桃書房


同じ日々を繰り返すだけの勇太に変化が起きた。 毎日同じ時間の電車で勇太の隣に座る男。 自分の肩を枕代わりに眠る男を勇太は気にし始める。 (O)


俺様

ボーイズラブにおける電車での出会いの典型ベスト1に 輝く、相手の肩にもたれて寝ているうちにお互い気に なりだしたパターンですね。短編ばっかりで感想を何書いていいのやら…。 表紙見た時に「おおっ!」と思ったんですが、思っただけでした。 絵はとても好みなんですが、展開がパターン的で先が読めてしまうのがなんとも。最後に入っていた「家族の肖像」は里見の成長に期待大。ちゅーか、どうしてこの続編がないんだよー。 惜しい一作。

★☆
じゃあな

 関西弁の登場人物はかわいかったのですが、勇太の肩にもたれて眠るリーマンが、目覚めたら攻だったというのが私と周波数が違うって言うか。ずっと寝ていろって言うか。やっぱり学生とリーマンのカップルならリーマンが受じゃないと、ホラ(なにが「ホラ」)絵柄はかわいいのだが内容にインパクトがなく、読み終わると「…なんだっけ?」と全て忘れてしまう。記憶消去マシーンの様な漫画だ。


フェアトラーク寓話(沖麻実也)/ビブロス・ゼロコミックス


祖父の死んだ夜、七歳の少年ラルフは、悪魔ヴァラファールと出会う。ヴァラを天使と呼んで慕うラルフは、彼と永久に生きる為の契約を交わす。ひとつは12歳まで人間界で暮らす事、もう一つは…。12歳になったラルフの前に、再びヴァラの執事・ベルタが現れる。(J)


じゃあな

 いえ、星の数は全てベルタに。私最近、沖麻実也の描くロン毛の受なら誰でもいいんじゃないかっていう自分に気付き始めています。たーいへん。ヴァラファールの忠実な執事のベルタちゃんは官能的な容姿にストイックな性格(きゃっ)、ワタクシ基本的に従×主が好きなんですけど、従者側がかなり年下で、主人以外からもモテモテなんだけど、本人はご主人様一筋っていう場合は逆もアリなんですね。アスタロトにも可愛い可愛いともてはやされながら、女々しくなく献身的にヴァラに尽くす姿に俺の心の星が輝く。
 こういうファンタジーにありがちな設定の乱れもなく、世界観はしっかりしている様なので、続編にも期待が持てる。ただ、作者の細かい画面構成に、更にルビが入りまくった独特のネームは、入り込むのに一手間かかるかも知れない。ラルフは一号も二号もどうでもいいです。寄宿舎で毎日悪魔召還してる金髪美少年って一体…。ともかくヴァラはもっとベルタを大事にしなさい。

★★★
俺様
ベルタ、猫の方が可愛くて好き。アレルギー持ちですが猫好きです。 はっ、これで全てが終わってしまう。で、これのどこをどう頑張れば ホモなのでしょうか?はっ、ベルタの存在?しかし、なぜにヴァラは ラルフに拘るのだ?ジジイになっても勧誘(?)しに来るとは、ラルフ専? じゃあベルタはどうなるのよ。あんなに尽くしているのに。 もっと大事にしてくれよ。成長したレイスはかなり好みでした。 とはいえ、何だかきらびやかな画面にちょっと目が痛いかも…。
★☆

この夜が明けさえすれば(芹生はるか)/二見書房・シャレードブックス


研修医の和宏は血友病の小学生を担当するが、その父親である由井に暴行を受ける。プライドを傷つけられて由井を憎む一方で、冷徹な実業家である彼に惹かれていく自分に戸惑いを覚える。(J)


じゃあな

 あー、誰にも薦めないけど面白かったー。芹生はるかの小説を読んでいると、ポテトにマヨネーズをかけるかかけないかで激昂してライフル持ち出して市街戦をはじめるアメリカ人のケンカを見ている様で(物凄い偏見)たまらなく楽しいんだが、もしかしたらこれは私だけかも知れないな。相変わらず大の男が色事で大騒ぎ。「シグナル・レッド」で中出しする、しないで泣きながら大騒ぎしているのを見たときもとても楽しかったが、今回も一緒にイク、イカないでやっぱり泣きながら大騒ぎさ(すみません今回表現が直接的で)とっても楽しかったけどこんな人に医師免許を渡すくらいならブラックジャック先生にくれてやれよ、なあ医師協会。
 それにしても何の罪もないのに重い病気を持って生まれてきてしまったいたいけな少年が、自分が病気だからお父さんとお母さんは仲が悪いのだと思いこみ、挙げ句自分の出生の秘密を知って小さな胸を傷めているというのに、その彼に「ううん、お父さんはお金目当てで結婚したのよ、しかもお父さんはホモで、あなたが今一緒に暮らしてるお兄さんはお父さんの愛人。お母さんは男にお父さんを寝取られて、死んでも離婚しないって言ってたよ」とは…誰も彼に真実を言う事は出来まいな…。
 粗筋で全然触れてませんが、由井の秘書の高梁さんとその恋人の美少年の話も一話収録。二組のゲイカップルに振り回された気の毒な芸能人・篝には心から同情する。

★☆
俺様
同じ事を何度も何度も何度も何度もウジウジ悩んでんじゃねーっ! 和宏あんた大人だろーっ!そして医者なんだろ?つーか、あんたも 由井も、登場人物全てが言葉少なすぎなうえに聞く耳持ってません。 お互いの声も聞こえてないってのは問題でしょう…。 一人で想っているのは構いませんが人の気持ち勝手に決めてクルクル回ってる場合じゃないよ。おかげで俊幸の純粋さに 逃げようとしたら、あんまりにもボケ純粋なので誰にも助けを 求められません。俺が和宏ならあまりの純粋さに恥ずかしくなって、 夜中に俊幸の首締めるかもしんないよ。社長とトップ秘書がホモの会社ってやっぱ社内同性愛OKって事なんでしょうか?気になるのは高師と篝ですが、高師は友人が男に犯された後を始末して くれただけではなく、何も説明されていないのに察してくれて、 男と逢い引きするために当直まで代わってくれるとてもいい人なので幸せになって欲しいです。篝も人事だからあんなに大きな人でいられるのかなぁ…。そして一番気になるのは 篝のマネージャー正美ちゃんです。なぜ出てこない…。
★☆



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