ウォータークラウン(火崎勇)/徳間AM・キャラ文庫

旅行会社で働く真海は、小さい頃からずっと海が好きだった。後輩社員の海藤はそんなに彼を好きだと言い、真海の好きな海グッズをプレゼントしては真海の気を惹こうとする。優しくて気の合う海藤に真海も友情以上のものを感じるのだが、どうしても言い出す事が出来なくて…。(J)

じゃあな

 これ、葉芝真己がイラスト書いてたら、まんま「幸せはこんなカタチでやってくる」番外編か。まああちらのキャラが常套過ぎるのだが。丁寧語で接しながらも、礼儀魔人になっていない(時々いるんだ、丁寧語が暴走しすぎて礼儀魔人になっちゃってる寒いキャラ。慇懃無礼を超えた様な人)海藤と、悩みがちな割には俺様度を失わない真海はキャラ的にもなかなか。しかし「外見なんて、あと二十年もすれば男も女も関係ありませんよ」…あなた達、でもまだ二十代でしょ?五十前でもう関係なくなっちゃうの?ええっ。な、なんと大きな男だ海藤郁也。メガスケールなアナタに星半分オマケ。

★★
俺様
最初は珍しく常識人なホモ?と思っていたら プールとか海とか、病気になりそうな所でやるな。 いくら循環されているからといってもだな、後から使う身にもなれ。 そして海にパンツ捨てるな。しかし男のくせに自分は人魚だったかも しれないって、笑わずに聞ける方がおかしいぞ渡瀬。 やはり海藤の「外見なんて、あと二十年もすれば男も女も関係ありませんよ」と いうセリフは彼の男の大きさを感じるのだが、あと二十年たっても 日本政府は男同士の婚姻は認めないような気がするよ。



Crazy Love(大槻はぢめ)/白泉社・花丸文庫

恋人の渡瀬に突然別れを告げられて衝撃を受けた上月は、雨の中知らない男に身を任せる。行きずりの相手だと思ったその男は、実は新入社員の阿川。内心の動揺をよそに、上月は阿川の新人研修を任される事になってしまう。(J)


じゃあな

 いい物件です。久しぶりにパンチのあるバカホモに巡り会いました。出てくる男みんなホモ。そして全てのHが見学OK。って言うか、みんな鍵かけようよ。しかも何故か…大槻はぢめって全部こうなのかな…Hシーンが空手の試合みたいなんだ。普通「あ…」「く…っ」とか書くところを、「あっ!」「くっ!」「はっ!」なんだ。なんか瓦割れそうよ。もしくはマンボ。まさにこれはマンボ。そういう点でも非常に面白かった。ああなんかこの本、全面的にくだらなくていいなあと思って喜んで、ふと表紙を見たら¥100のシール。そうだ、これ、まんだらけで100円で買ったんだ。いい買い物したなあ。労働して得たお金ってこういう風に使わないと駄目だよなあ。ああーあ満足だーあ。と、いうわけで100円で見つけたら絶対買い。

★★
俺様
えーっと、タイトルそのまんまやんけ。激烈バカホモなおかげでとんでもない勢いで本と対話しました。出て来る男はホモばかり。 そしてそれぞれ性癖に問題があります。出会うべくして出会った攻と受 なのは構いませんが、いつでもどこでもやり始めてしまうため お腹一杯状態です。しかし、こんなにHシーン満載なのに いやらしさを感じないのは、受の感じ方の表現に問題が あるからでしょう。



神仙愛人〜中国から来ました〜(みなみ恵夢)/ 角川書店 ASUKA COMICX DX 全2巻

普通の高校生山口弘は、いきなり道端に湧いて出た方士の闘いに巻き込まれ、 ついでに新しい弟子として中国の泰山に連れていかれる。男ばかりの泰山で 望みもしない厳しい修行が始まった。(F)


フェネギー

パンダが・・・パンダが踊るんだぁ!パンダが不思議な踊りをやりだした瞬間に 「よっしゃ、星3つだ!」と思いました。パンダが出てくるのは2話目だけ なんだけど・・・。お気軽に楽しめるホモコメディです。弘を連れて行った呂と 龍はホモ。二人とももちろん美形。呂が弘になにくれと世話をやくものだから 龍が嫉妬してこりゃ大変。そして毎回出てくる変な敵がまたホモだったりして、 いや、実に楽しい。楽しく笑えるホモをご所望の時には是非。

★★★



解体(石原理)/青磁ビブロス・ゼロコミックスZD

生体アンドロイドの廃棄解体業をこなすレオンの元に、ある日一体のマネキンが持ち込まれる。レオンの記憶にある「あの男」にそっくりなそのマネキンは、機能停止していたにも関わらず再び動き始める。彼の秘密を探るレオンが辿り着いた恐るべき真相とは…?(J)


じゃあな

 石原理初期コミックス。初期だけに手放しで絶賛はしないけど、さすがに非凡の才を感じさせる。相変わらずレオンは男前である。ウィリアムとの関係も気になるところだ。どう考えてもウィリアムの事を憎んでいて然るべきなのにシャッカを見た瞬間「俺の友人にそっくりだ」と言ったのか興味深い。「知人」じゃないのね。深読みしたくなるなあ。謎のマネキンちゃん・シャッカもなかなか可愛い。この頃の石原理の絵だったらウィリアムだろうと誰だろうと殆ど同じ顔なのだから、ラストまであのままでいて欲しかったものだ。そこだけちょっと残念。

★★★
俺様
簡単な事を難しくこねくり回しているような気になる。 ようはみんなレオンにラブラブって事なんだろ? こう書くととっても頭悪いが、俺の理解力にはピッタリかもしれない。 自意識を持たない者をどう育てるかは、 教育者次第というシャッカの精神成長がとても切なかった。 ウィリアムもシャッカのように素直にレオンLOVEとか 言ってれば良かったんだよ。
★★
フェネギー
どうしてこれが絶版なんだろう。再版してくれよ、ビブロス〜ぅ! すっかり石原理ファンになった私は、人から借りて読むだけじゃ飽き足らなくな っている。私のホモコレクション飾り棚に石原理をズラリと並べたい!我が手に石原理を!カリスマ」も再版してくれ! さてこの「解体」だが、初期作品とはいえ、ふとした弾みにぐぐっと心をつかん でくれる。亡くなった恋人を挟んでのレオンとウィリアムの愛憎劇もいいが、や はり私はマネキンのシャッカがイチオシ。クールな大人顔でいながら小首をかし げてみたり(かわいいぜっ!)泣いてみたり(いい顔だぜっ!)あえいでみたり (たまらんぜっ!)実に私好みな表情をする。どう考えたってウィリアムとはま ったく別人だ。それだけにラストのシャッカは納得がいかない。本当にそれで良かったのか?そうなのか?まつ毛似合わないぞ!
★★★☆



17才(菅野彰)/新書館・ディアプラス文庫

17才の夏、八隅は受験勉強の為ほかの生徒同様に陸上部を引退する。一方、陸上で大学推薦が決まった司馬はまだ走り続けている。傲慢な天才肌の司馬は時に危うく見え、八隅を不安にさせる。二人はお互いの関係が変わりはじめた事を感じながら、夏の終わりの海を目指す。(J)


じゃあな

 …なんか、気が触れてたんだろうな、私は。菅野彰!挿し絵が坂井久仁江!タイトルが17才!胸が痛くなるほど切ない物語に違いない!!…って、まったくもってそうなんだけど、よく考えたらそれを私が読んでどうするのだ。私はこの切な痛いタイプの話が駄目なんだった。ボーイズラブというよりは純文学に近い、掘り下げられたジュヴナイルで、これを心のバイブルとする諸氏も多かろう。否定出来ない完成度を誇るが、好きか好きでないかで言えば、私は苦手。そもそも私が学園物を好まないのは、底辺にこの作品に流れている様な不安定さがあるからだ。永遠に続くものはない、一瞬のきらめきを大事にしたい、という気持ちも勿論わからないではないのだが、不幸な事の多い男同士だったら、お話でもいいからいつまでも一緒にいさせてあげたかったりするのだ。それでも、一瞬しかないものほど綺麗だったりするんだよね。

★★☆
フェネギー
じわりじわりと心にしみ入るいい話だ。登場人物たちの会話が心と心のキャッチボールになっている。お互いにタイプが違いすぎて理解できないのに、その距離 を少しでも縮めようと歩み寄る姿が切なく哀しく美しい。2編が収録されている が、両方ともラストはちゃんと前向きに終わるので好感が持てるし、じんわりとした感動が残る。菅野彰、いい作家だね。ホモ作家って小説家という肩書きを付 けられないような人が多いけれど、この人はちゃんと小説家。作品の登場人物は わりと普通の人ばかり。普通の人ってみんなこんなに色々深く考えてお互いの気 持ちを慮って生きているのだろうか。私のような人の話を聞かないタイプは一生 この人の作品には登場できないことだろう。そこが何だか遠い理想の世界を眺め ているようでかえって心地よかった。
★★★★



ダブル・バランス(北川とも)/白泉社・花丸文庫

SEの彰は、出向先の桧山係長にセクハラめいた言動と行動でからかわれるのがしょっ中だった。桧山の会社にはかつての恋人・宏美も在籍していて、今度は友人同士としてかつてのつきあいが復活しつつある。そんな中で、放蕩生活を続ける親友の雨宮がまた彰の部屋に転がりこんできて、彰の身辺はにわかに慌ただしくなっていく。(J)


じゃあな

 花丸らしく、相応のクォリテイを維持した作品。桧山・彰ともに、仕事が出来るのがいいですね。色事におたおたしてても殆どおろそかにならないし。心理描写に無理がないので「あ、なんかこういのってアリかも」と思わせてしまう説得力がある。雨宮と彰の関係などはなかなか秀逸。挿し絵マジックもかなり有効。パンチもポンチもないが、じっくり読ませてくれる佳作。

★★☆



キスしたあとの唇(麻生玲子)/ビブロス・ビーボーイノベルズ

美貌の高校生・尚樹は、親友の兄でチンピラの隆宏に、出会った瞬間惹かれている自分を感じていた。誘われるままにホテルに行ってしまった尚樹だが…。(J)


じゃあな

 あらら。誰が書いたのコレ。麻生玲子の魅力と言えば、現実感ある骨太なキャラクターと繊細な感情描写だと思っていたが、この話に関してはそれが一切ない。いきなり問答無用で美形の高校生がバーンと出てきて、ホテルに連れ込まれてよっしゃOKと応じてしまう。世間のニーズには合っているのかも知れないが、作者のカラーが何一つ生かされていない残念な作品。同時収録の読み切りの方がまだ作者らしい。今WebBで連載中の作品がいつもの作風だからまだいいが、そうでなかったら今頃がっくりして「麻生玲子は終わった」ぐらい言っていそうだ。

俺様
ガーーーーッ!!!なんじゃこりゃあっ! こんな内容ならもっとバカバカしいお話でいいのでは? とすら思った。なまじ文章力のある人だけに悲しいのぉ。 俺には出て来る人の気持ちが何一つ理解出来ない。 何よりも理解できないのは克宏の気持ち。なぜ兄と親友が 付合っている事を理解出来るのか、懐の広い男なのか? それともただのバカなのか…。読み切りの方が話しの 進み方に無理がなく読みやすかった。期待していただけに 悲しい結果になってしまった。
無星



Punch drunk babies(緋色れーいち)/ビブロス・BE BOY COMICS

ボクシングのプロテスト合格のため減量中だった恭平は、耐え切れずに入った 寿司屋で板前の裕也に殴られる。クビになって行き場を失った裕也を無理矢理 自宅へ連れ帰った恭平は、裕也の作る減量メニューとトレーニングでめきめき 上達していく。(F)


フェネギー
緋色れーいちってどうしていつも主人公より脇役の方がいいんだろう?今回も恭平のライバルの南がいい。社長×南、そしてマネージャーの村椿。「あの事」 って なぁに?「お仕置き」ってなぁに?南の胸のサソリの意味は?教えて村椿〜! これって続きあるよね?2巻以降に続いて南がもっと出てくれば絶対面白くな る! 1巻で終わりなら星2つかな。
★★
じゃあな
買ったのは私だが、実はまともに読んでいない。主役カップルがいかんなあ、タイプじゃないなあ、と思ったが最後流し読み。南の胸のタトゥーを見て、入れ墨のあるプロボクサーって駄 目なんじゃないの?と思った記憶しかない。回覧から戻ってきたらもう一度真面 目に読んでみるとするか。
俺様
緋色れーいちはスポーツ物を描いてはいけない。 描くのならもっとちゃんと勉強しろっ! もうあんた達パンチドランカーですーっ!! ドクターストップかけましょう。 主人公カップルはどうでもいいです。(またかい) 気になるのはライバルボクサーと社長です。 つーか、試合を控えているボクサーをやってしまう 社長は失格なのでは…。とりあえずその刺青は あのジムのボクサー全員にあるのか気になる所です。



Punch drunk babies(緋色れーいち)/ビブロス・BE BOY COMICS 2巻

眉村の祖父によりボクシングを教えられた桧山南は、 ジムのオーナーである城島聖斗に絶対的権力で支配されていた。 桧山を「赤い天使」だと信じている城島は彼の胸に刻んだ サソリの刺青にかけ、桧山を世界チャンピオンにしようと 考えていた。 (O)


俺様
主人公達どこですか…。緋色先生はどうして主人公直球勝負を避けていくのですか?てなわけで1巻と全く違う話になってしまい こりゃ1巻から読まないとわからないのか?とブックオフで立読みしたんですけどねぇ。わからないままでしたよ。1巻から間が1年以上あいていると先生本人も言ってますが、 主人公が変わってしまったので間があけばあくほど、読者はわけわかんなくなって良いのかもしれません。南のすごい色香(こうしか言いようがねーよ…)にみんな惑わされているかと思いきや、 何時の間にかこの巻の中でも主人公が入れ替わっているではないですか…。 緋色先生はきっと描きたい事を小出しにしてファンをジレジレさせる よりも、自分の欲望のままにとりあえず浮かんだ事全部描いてしまえ〜 って事なんでしょうか…。みなさん自分の想いの迷路でかなり迷子に なっています。そして出口が見つかれば急速にラブラブ…。樹と村椿はバカですかっ!とはいえ俺様も先生の作る迷路にウロウロ迷子ってます…。 そしてここの巻でまだちゃんとくっついていないカップルもあり、先生的にトリを取らせたいカップルもあるようです。その前に本当の主人公達も 描いてやって下さい。出口はとても遠方に見えているのに、それは迷路内の蜃気楼なのかもしれません…。
★★★


Punch drunk babies(緋色れーいち)/ビブロス・BE BOY COMICS 3巻

聖斗は試合を見に来ず、南は精神的に追い込まれ負けてしまう。だが負けた事により聖斗を求めていた事に気付く南。そして聖斗は全てを捨てて南を迎えに行く。三年後帰国した南は恭平とタイトルを賭けて戦う事に。(O)


俺様
主人公は何だかすっかりつけたしのようですね。やはり目立つのは聖斗と南…。北斗とミナミ?何だかゴロが似ているねぇ。それはさておき、結局最後まで主人公はほったらかしだったうえに、いいとこはまるでなかった。そしていきなり記憶を取り戻してもそれぐらいのインパクトは、腹を刺されて(自分で刺して)重傷なのにスーツ着てリングサイドに現れる男のインパクトにはかないません。つーか足元にも及びません。
最後の最後に本当に目立ってもいないのにバカップルしている眉村と隼人が描き下ろしってどうだろう?と思ったのですが、あとがきで試合シーンをもっと描きたかったとあったため、バカップル描き下ろしで充分っすよ先生!試合シーンなんて先生そん無茶しちゃダメですっ!私の愛情は決して先生に届く事のない愛情だという事はわかっていますが、一ファンとして止める時は止めます!
★★



射程範囲(東里桐子)/ビブロス・SUPER BBC

万引きがばれて追いかけられていた緋色は通りすがりの静に助けられた。 助けたついでに緋色のヴァージンちゅーと万引きしたMDを持って行った静は 翌日緋色の高校に転入してきた。(F)


フェネギー
ガンガン突っ走るエロホモ。あまり説得力はないが無理矢理持っていくエッチが かえって面白い。毛皮のコートを着たおじさんが笑えていいな〜。しかも教師だよ、 この人。こんな教師雇う学校もたいしたもんだ。教室で、屋上で、トイレで、 保健室でエッチしまくる主人公たちがツワモノ。それを日常茶飯事に見守る同級 生たちはもっとツワモノだ。
★★
じゃあな
この学校もジパングだ。衆人環視の中Bは凄いですね。教室でいきなりHってのは、ビブロス史に残るんじゃないのか。静と緋色の級友が気の毒で、そこが一番面白いかも知れない。しかし、表題シリーズはまだしも、いきなり別人の様な絵の過去作がかなり詐欺。一体どこで落雷に打たれて東里桐子の絵はこんなに変わったのだろう。今の絵柄の方が好きなので、もう一度彼女に雷が落ちない事を祈る。

 


子供の領分シリーズ(吉原理恵子)/角川書店・ルビー文庫1〜4巻

元気いっぱいの高校生・茅野広海は、その歯に衣着せぬ言動と、本能の赴くままの行動で学校ではいっぱしの有名人。しかし家では、超絶美形の兄・洋一と、体育会系の弟・大地の間で翻弄される日々で…。(J)


じゃあな

 許せ、関口。私は君との十年来の友情を失う事になっても、ホモ本に対する正義の天秤を違える事は出来ない。…と、言う事で、借り物にここまで言うのもなんだがやっぱり言おう。ともかく最初の一巻を読んでいる時の正直な感想は「何コレ?小説?」である。これ、散文詩?酔っぱらいの寝言?私は「間の楔」というのを読んだことがないのだが、吉原理恵子というのはベテランではなかったのか。それともこれは私が間違えて西原理恵子の書いたホモ小説を読んでいるのか?(斬新だ…)四巻目だけはまだしも小説としての体裁が、ほんの少しばかり整っているが、あとの三冊は噴飯物である。俺ならこのシリーズ四冊を、100P以内に全てまとめて見せる。いや、50Pでもイケるかも知れない。角川出版は原稿量を原稿用紙一枚にいくらではなく、その原稿の文学的完成度に対して支払う事にしたらどうだ。ひとつの事をいつまでもうだうだと回りくどく説明し続けて…いやこれはこれでいっそ高度な日本語かも知れないな。少なくとも、どんなに優秀でネイティブ顔負けで「ここがヘンだよ日本人」に出演出来るくらいの語学力を持ったエリート留学生でも、この本を理解する事は不可能だ。テキストとして提出しろ。これがわかったら日本国籍をやる。
 そして難攻不落の描写力の彼方にある本筋と言えば、実にどうでもいい話である。男なら弁当ぐらいでガタガタ言うな。誰とでも食え、気にせずに。なんとちっぽけな野郎どもだ。こんな奴が日本男児と呼べるのか。ギニアから来た留学生のタンザン君(仮名)に日本国籍をあげて名誉国民になって貰った方がよっぽどマシだ。私がこのシリーズを読んで一番面白かったのは、堤のお母さんと広海の電話。ああ、変な敬語や丁寧語使ってなくて、子供の話し方巧いじゃん。それだけは感心した。以上、感想。追伸。薫ちゃんこれからも仲良くしてください(コラ)




ブラッド・エクスタシー(前田栄)/新書館・ディアプラス文庫

普段はクールなのに、血を見ると目の輝きが変わってしまう産婦人科医の水島に、麻酔科医の瀧野は興味を覚える。強引に身体の関係を持った瀧野は、水島の異常とも言える性癖と、そして彼自身に深い興味を覚えるのだが…。(J)

じゃあな

 またじゃあなさん友情のピンチ。いやコレ、自分で買ったんだよ。裏表紙の粗筋見て、イッちゃってる医師が産婦人科医ってのが外してて面白いよなあ、とか思って。で、読み始めたら結構面白い。水島の異常性癖はニヤニヤしながら「こわい〜」なんて言ってたんだが、読み進むにつれてちゃんと意味があるのがわかってくる。瀧野も挿し絵マジック手伝って(挿し絵は真東砂波。でも時間がなかったんだかなんだか、書き下ろし分はえらく雑だ)なかなか男前。医療現場の知識もしっかりしてるし、こりゃいいや、この作家他のも読んでみるかな、さてもう一本の収録作品は…とページをめくったら、血が凍った。これは、この作品は、確か天河が雑誌掲載時に「物凄くくだらない医者物が巻頭でページ数をとってて」「本当にひどいのよ、美衣ちゃん読んでみて」と激怒していた話ではないか。本当にひど…え、でも冒頭とか結構いい感じ…あ、確かにちょっと復讐とかってゴーイン?…最後の展開もじたばたしてるけど…でも、でも結構ドキドキ…あの、私これ結構面白いんだけど…。
 真剣に人間関係の危機を案じて、姉に相談したところ「群れ集えど人は皆ひとり」との御訓辞を賜った。ので、俺は容赦なくホモジャスティスの剣をここに震わん。

★★

 



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