東京あまとりあ(鈴木あみ)/オークラ出版・アイスノベルズ上下巻 

18歳の少年・雫は、弟を学校に行かせてやる為に、死んだ伯爵令嬢・珠子の身代わりになるという依頼を受ける。ドレスを着て珠子そっくりの姿で乗り込んで行った伯爵家では、冷徹な跡取り息子の炯司と、天衣無縫な妾腹の子・夏威の兄弟がいた。雫の正体に気付いた夏威は、彼に「自分の玩具」になれ、と迫るのだが…。(J)

じゃあな
 絶対駄目な危険毒物書籍だと覚悟して読み始めたのに、意外と淡々と読んでしまった。女装、兄弟、美少年受…と何もかもアウトな要素が溢れているのにこの評価は一体。時代背景によっぽど騙されたのか、それともあまりにも都合良く進む物語がいっそ小気味良かったからか。伏線が見えるどころの騒ぎじゃない、ドミノ倒しの様だ。倒れるぞ、倒れるぞ、と思いながら見事倒れてくれた時のヨロコビ。18歳の男にここまで女装させるのは無理だとは思うがなあ。ミニスカートは如何なものかなあ。うーんファンタジー。
 しかし出てきた当初から今にもショックでくたばりそうだった伯爵は、娘が心中して息子が男と駆け落ちしたのだから、もはやこの世の人ではあるまい。合掌。そして予言しよう。名前も出てこなかったが伯爵家に引き取られた筈の雫の弟は必ずや炯司の餌食となるだろう。これもまたドミノか…禍福はあざなえる縄の如し。
     
★★
俺様
最初は挿し絵の蔵王大志の同人誌にキャラ設定が載っており なぜこんなに主人公は女装しているのかが気になった。 どうせどっかの娘の代わりに女装して云々と思っていたのだが、 まんまと思った通り。だが、まさか最初っからやりっぱなしとは。 身体が先だけど後から気持ちが繋がればいいの路線なんだろうが、 身体繋がり過ぎ。パターン的には嫌々ながらも少しずつ見えてくる 相手の気持ちに流されて、気付いたら本当に好きになっていたという 典型的な話ではある。「なんだ古典か」読みながらそう思っていたのだが 斬新だったのは佐伯家の息子(名前忘れた)に監禁された雫が彼にやられなかった事。普通そこでやるだろうっ!思わず突っ込んでいた。 誰もあんたの珠子への想いなんか聞いちゃいねー。 遂げられなかった想いを雫で晴らす、それが古典ではないのか? ついでに炯司にやられなかったのもなんだか納得行かない。 他の作品を読んでないのでわからんのだが、鈴木あみは カップリングは何があろうとも崩さないという事なのか? なんだか違う意味で奥深い作品だった。とりあえず2人が駆け落ちした豪華客船は勝手にタイタニックという事にして夏威と雫には海の藻くずとなって頂こうかな。その方が幸せってもんだ。



囚われの身(直野儚羅)/竹書房・BAMBOO COMICS  

七年ぶりに伊織の前に現れたのは、弟の様に可愛がっていた直貴。伊織を監禁し、陵辱する直貴の真意は、悪戯に関係をもった伊織への復讐なのか、それとも…。表題作含む短編七本収録の作者初コミックス。(J)


じゃあな

 例によって、設定紹介、やっておしまい、というだけの短編集なのだが、私がカップリングに不満ばかり持っていたコミックス「微笑みの日常」よりはまだ納得がいく。しかし…私は尚更直野儚羅がわからなくなったよ…。この本に収録されている「NAIVE GESPENST」なんだこりゃ?しばらくぶりに帰ってきた恋人は急に優しくなってるし、薄着になるし、顔色悪いしご飯食べないし。実は恋人、もう死んでるんです…ってそこまではまだいいよ!そこまでは許すよ!だけどSEXしてる最中にボキボキ手足が折れたり内蔵飛び散らせたりするなよ!!「身体は気合いで保持してる」できません!! そして最後は「でも幸せ」ぎゃーっ、幸せじゃないーッ!そんな幸福って一体全体ー?!

★★
俺様
ありゃりゃ、これもまた分かり合えないのー。 短編集ってのはどっかに一つぐらいは「おおっ!」と思わせてくれる ような作品があるのだが・・・。違う意味で斬新だと思ったのはじゃあなちゃん 同様「NAIVE GESPENST」恋人がゾンビになって戻ってくるのは別にいいんだが SEXしている最中に内臓飛び出るのはどうかな?腕も取れるのだがそれを付け直そうと グイグイ押し込むのもねぇ。しかし、この話をしていて天河の何気ない一言が波紋を 呼んでしまった。肝心な部分はどうして平気なのだろう?メコッと取れたりしたら お話自体続かないからなのか?とりあえず直野、探偵物以外書くな。(今の所)
★☆



男が男を愛する時(新田祐克)/芳文社・花音コミックス  

新宿のホストクラブ「シュナップス」の売れっ子ホスト・鷹秋は、妹を誑かした「タカアキを出せ」と乗り込んできた会社員の漆崎に出逢う。妹に営業が出来なくなるなら「あんたが俺を買ってくれ」と迫る鷹秋に漆崎は…。(J)


じゃあな

 新田祐克初コミックス。昔は…普通の人だったんだ…。何が君を変えたんだい、新田祐克。でもいいんだ、今の君が素敵だよ。おおアマン。
 と、いうわけで、あれほど私を夢中にさせた「ラスト・ワルツ」のシリーズ第一弾だというので鼻息も荒く定価購入しましたが、拍子抜けする程普通でした。ダメとも言います。ただのホモ漫画でした。ちぇっ、もっと危険激毒書物を期待していたのに。
  ただ、途中でニヤリとしたのだが、鷹秋にインタビューしてるのって佐和さんでしょ。あたしゃついにそんなマニアな楽しみ方をする様になりましたよ。

★★
俺様
新田祐克にしては普通というか、最初からおかしい人はいないという事だな。 「ラスト・ワルツ」よりも後に読んでいるためインパクトは薄い。だが、最初に これを読んだら読んだで衝撃なんじゃないかな? ただ、普通のホモマンガなのでそうなってくると漆崎の性癖はどうしたものだろうか ? ああそうか、それこそ新田祐克なのか。俺は漆崎よりも新川を勧めるよ鷹秋。 ところで佐和さんは鷹秋へのインタービューからどんな話を書いたのかな? そっちが気になるな。はっ、まさか・・・。
フェネギー
さすが初コミックス。顔がまだ出来てない。でもさ、でもさ、最初の話からして 普通 じゃないよ。じゃあなさんと俺様は「普通のホモマンガ」と評しているけれど、 私に は新田祐克的な不思議な魅力満載のガンガンパワーホモにみえる。だって鷹秋、 どう してネクタイ触られるのが嫌いだってだけで、漆崎が首絞められるのが大好きな変態 だってわかるの?もしかしたら超能力ホモなんじゃ・・・。後半岩城ご登場から がぜん 面白くなってくる。私が鷹秋に惚れたのは159ページの下の段、三つ揃いスー ツ。 あら、素敵鷹秋、うっとり。昔から三つ揃いの男には弱かった。「太陽にほえ ろ!」 なら殿下やスコッチ。う〜む、さすがナンバー1が惚れてるほどのナンバー2ホ スト。 君がいるなら新宿歌舞伎町に通っちゃってもいいかも。
きみぱん
もともとホストクラブに行った事もなければ、誘われた事もないので 足蹴に通うお姉ちゃん達の気持ちはわからなかった。それに過去、 高島兄がNo1ホスト役で、東山が受というとんでもないドラマが あり、1回しか見なかったがかなりぶっ飛んだおかげで、私の苦手 意識は頂点に登りつめたものだった。でも自分のお気に入りのホスト がホモで、しかも美形の男の客がいてその上店のNo1ホストがそい つに入れあげてると知っちゃ、孫の代まで借金してても通うかも・・ とちょっとお姉ちゃん達の気持ちが判った気がする。岩城とか新川 とかすっげー奴等に愛されながら、鷹秋が漆崎に惹かれるのかわかんない。でもやはり後の「ラスト・ワルツ」じゃ忘却の彼方に 葬り去られるがな・・漆崎、哀れ。絞首プレイが好きだっただけか・・



DOUBLE CALL(緋色れーいち)/桜桃書房・GUST COMIC1〜5巻

プロ野球オリオールズの投手・堀田は、ライバル球団メッツの秋吉の前では意識しすぎて実力を発揮出来ないという弱点を持っていた。キャッチャーの塔馬はそんな堀田の為に一計を案じる。一方、そんな塔馬に対してチームメイトの千堂は複雑な思いを抱いていて…。(J)


じゃあな

 なんか「DOUBLE CALL」という作品があったとして、その同人誌を読んでいる様な感じ。画面は綺麗なのだが、ストーリーはその程度である。野球、してないしな。クールビューティーな千堂はいいのだが…。
 …と、これが二巻までの感想。ここまで書いてから、三巻以降を読みました。星増やしました。千堂の為だけに。 凄いです千堂。いまだかつて、ここまでガッツをもって迫ってくる受がいたでしょうか。ナイスファイト!千堂!東大卒で元不良で今野球選手でホモで名家の令息です。なんか、じゃんがらラーメン全部盛りって感じのキャラクターです。これ以上トッピングはつけられない程です。これががむしゃら迫ってくるんです。塔馬じゃなくたって堕ちます。って言うか、千堂に本気でかかってこられたら、私までホモになれそうです。千堂の爆裂フェロモンパワーの前には、堀田も秋吉もどこかへ飛んでいきました。さようなら。そのうち塔馬まで飛んで行きそうです。千堂の前に道はない。進め、千堂。どこまでも。

★★★
俺様
野球好きとして言っておくが、こんな普通の体格の野球選手はいません。 それはさておき、野球シーンの殆どないマンガである。秋吉×堀田という 置いてけぼり主人公カップルよりも、塔馬×千堂の方がよっぽど活躍中。 (活躍といっても野球ではない)千堂はとても好みのクールビューティなのだが、 塔馬といるとバカップルになるのはなぜだろう。塔馬は初恋の相手との 悲恋により、自分が大事だと思った人を絶対守り切る事にしているのは 別に構わない。構わないが、ならばどーして野外でカーセックスをする? 全然守れてないじゃんっ! 2巻の後書きで3巻は千堂の話と作者が書いているのを見て、 「嘘、今までだって塔馬と千堂の話じゃん」と驚いた。 とりあえずまんだらけに3巻探しに行く。千堂のためだけに。
フェネギー
なかなか楽しく読めるホモ。やはりメインは塔馬×千堂。いい受だ千堂。なぜに千堂ほどの受が塔馬ごとき攻にそんなにぞっこんなんだ?いや、塔馬もいい男だ けどさ。 しかし堀田より千堂が後輩というのがピンとこない。堀田に敬語使っている千堂 を 見ると「いいよ堀田にはタメ口で」とつっこみを入れたくなる。どうして秋吉は 堀田を好きなんだ?実はショタなのか?そして塔馬は秋吉に惚れていた過去があるが、 万が一想いが叶っていたらどっちが受やるつもりだったんだ?こわい・・・こわいぞ。
★★★



DOUBLE CALL(緋色れーいち)/桜桃書房・GUST COMIC 6巻

デッドボールを頭に受けての昏睡状態から、ようやく意識を取り戻した塔馬。秋吉の声に反応して目を開けたという事実に複雑なものを感じるが、まずは恋人の覚醒に安堵する千堂であったが、そんな彼にホームラン王の犬崎は執拗に誘いをかけてくる。(J)


じゃあな
 表紙から追い出されたばかりか、犬崎にその座を奪われた堀田。哀れ。塔馬と千堂の間で、すっかり「千堂ちゃん、塔馬くんの事好きなんだって」「塔馬くん、結構脈ありって感じだよ」と、仲をとりもつのに奔走する女子高生の如きである。ボーイズラブ界ナンバーワンのがむしゃら迫り受・千堂であるが、これまでのパワープレイの疲れが出たのか本巻では大人しいご様子。「求め続ける事に少し疲れた」というモノローグに「あれだけやりゃあな」と深く頷いてしまう私がいた。少しお疲れ気味の千堂の隙をついて、精力的に迫ってくるワン崎はいい感じなのだが、もし千堂がワン崎に本気になった場合、ハッスル迫り攻とがむしゃら迫り受の対決となり、どちらも引かずに押し続ける、闘牛(しかも牛と牛が戦う)の様な様相を呈するだろうと思うと、やはり塔馬に頑張って貰いたいところである。世の中の凸と凹は必ずや噛み合う様に出来ている筈なのだから…。
★★★



DOUBLE CALL(緋色れーいち)/桜桃書房・GUST COMIC 7巻


塔馬と秋吉のキスシーンを見て、衝撃を受けた千堂はついに犬崎に身を任せる。記憶の混濁と、父に対する母親からの刷り込みで混乱する塔馬はようやく千堂への気持ちを思い知るのだが…。(J)

じゃあな

 前略、ワン崎刀哉さま。人間の脳は思考をする為にあり、肛門で考えろと言われてもそれでは右脳と左脳が困ってしまうのです。さて、何だか後書きで「"放物線の彼方"の章が長くなった」というコメントを見るたびに「あれ、DOUBLE CALLって元からこういう話じゃなかったっけ」と思うほど、塔馬は役に立たないまま混乱し続けているわけだが、彼の名前が「巽」というのは今回初めて知ったな。「やあ巽君おはよう」って誰の事かと思った。
 ようやく真実を知ったらしき風祭オーナーは、読者全員が思っていた事を見事代弁してくれた。そーなんだよなー。塔馬って何だか調子いいんだよなー。それに比べるとワン崎は強引に一生懸命に頑張っていて、このまま当て馬で終わらせるには惜しいキャラだ。その割に影が薄いが。とりあえずパツキンと三白眼というところで個性を出しているらしいが、ちょっと弱い。これで顔に傷でもあったら、ワン崎の一発逆転ホームランも有り得…ないだろうけど、読者の支持はもっと上がったに違いない。
 新田祐克とは違う意味で「トーンってたくさんの種類があるんだな」と思わせてくれる作者であるが、多分手書き(…じゃないかな)と思われる、野球マンガらしいド根性おどろ線が妙に微笑ましい今巻であった。

★★★
俺様
主役はすっかりおいてけぼりになっているのだが、 全くもって塔馬は迷惑な男である。風祭オーナーも 友達とはいえなぜこんな奴を獲得してしまったのだ? 兄を殺され自チームの主力である千堂は寝取られた上に、 勝手に試合を休むような選手はクビにしても誰も怒りませんよ。 だいたいチームはあなたの物じゃないですか。あなたの決断一つですべては丸くおさまるぞ。OK、世間が許さなくても きっとプロ野球機構と俺はお前の味方。GO風祭! 塔馬は塔馬で自分のトラウマ克服だーいっ!ひゃっほー 千堂お待たせ!とばかりにいけしゃあしゃあと4番に返り咲いたのは良いが、それまで細腕繁盛記のごとく頑張ってきた千堂の立場は?そりゃもうあんたなんかいらないって思いますわよね 奥様? そうざます。と主婦の井戸端会議だって千堂の味方だ。 ワン崎はかなりお前の事を一途に愛してくれてるじゃないか、 飛び込め千堂。お前にはその権利はあるぞーっ! ところで「放物線の彼方」がカタつかないと、本来の主役達の 話は進まないようですが、そこまで行けるのでしょうか? なんとなくこの章が終わったら作者も読者も力尽きてそうですが…。
★★☆
茶右
 千堂のあまりの迫りっぷりに、「なぜ千堂はそんなに塔馬が…?」ということに目をつむって来たと思うの ですが、今巻を見る限り、ほほう、犬崎いいんじゃないですか?「結構本気なんだぜ」なんて一生懸命さを 見せられたら、あら犬崎頑張って!あなたの当て馬良くってよ、とめずらしく当て馬を応援してしまいそうな 私でした。なんだか心ですったもんだしている塔馬より懷広く千堂を大事にしてくれそうですし。  それにしても迷惑な男よ塔馬め。塔馬が秋吉と絡むと、おまえを好きな千堂もショックを受けるが、 すっかり主役の座を奪われているのに甲斐甲斐しく千堂を励ましてくれる堀田も苦しめるんじゃー。 当て馬になるんじゃないなら余計な波は立てないでよぅ。  6巻までを読んだのがずいぶん前だったので、「全然話についていけなかったらどうしようかな…」と ちょっと心配でしたが、読み始めたら思い出しました思い出しました。さらっと読み流していたはずが、 しっかり脳裏に刻み込まれていたようです。おそるべしDOUBLE CALL。
★★★



DOUBLE CALL(緋色れーいち)/桜桃書房・GUST COMIC 8巻


犬崎と塔馬のホームラン王争いも佳境にさしかかり、風祭オーナーに自分の気持ちを問いただされた千堂はついに正直な気持ちを吐露する。優勝と、プライド、千堂を懸けた試合の行方は…? 「放物線の彼方」最終章!(J)

じゃあな

 ナイスガッツ、犬崎。君の男気は忘れない。読者も作者も(たぶん千堂も)「どう塔馬が勝つんだろ」と思っていた勝負だが、キミのねばり強さはボクのMVP。スター珍プレー好プレーでは、君の稀代の名台詞「まぶしいぜ、千堂」にぜひ大賞を与えたい。
 そんなワン崎のナイスさに対して、塔馬はどーもな。今巻では頑張っていたのだが、これまでの甲斐性なしさがどうしても忘れられず応援する気になれない。ホームラン王争いも、いっそ秋吉がとってくれたら面 白いのにと思ったのは私だけではあるまい。毎回こんな事言ってて申し訳ないが、打順が回ってきたとき、オリオールズのファンにさえ「歓声」ではなく「物凄い喚声」で迎えられたあたり「塔馬…嫌われてるんじゃ…」と思った。
 そして「こーしてあーして、ここで打てば塔馬さんまで打順が回って来ますね。はい、カキーン」と計算通 りにカッキンカッキン飛ばしていた千堂は、ホームラン王ならずとも、最終的には凄い打率になっていたかも知れないな。
 「放物線の彼方」が終了して、「DOUBLE CALL」自体が最終回かと思った読者も多かろうが、まだまだ続くらしい。国東とか結構どうでもいいし、堀田と秋吉もあれ以上進展してくれなくても別 段構わないので、次は薬丸×ワン崎でワン崎華麗なる再デビューを飾ってみてはどうだろうか。いや、目の細い攻って好きなんだよ。 

★★★
俺様
ナイスファイト犬崎。お前の男気に俺様初めて男にこの言葉を贈るぜ。 「大丈夫、あんたには良い彼氏出来るからっ!」ふい〜俺様の感想これで 終了。ってわけにはいかんのだが、主人公ではない人達の話が延々続いた わけですが、まあムチャにまとめましたという感じですか。いや、それで こそ緋色マジックなのでしょう。
途中犬崎と塔馬がホームラン王争いを 繰り広げている時に、秋吉が「忘れて貰っちゃ困るぜ!」と叫んでいたが、 ごめん本当に忘れてた…。だいたい名前をちゃんと言っているのにも かかわらにず「あんた誰ですか?」と画面に問い掛けてしまいました…。 そういえばあなた達主役でしたね…。どんどん若返る秋吉にあなたは 受攻どっちですか?と問い詰めたくなりました。
優勝が決まった瞬間の グランドでは野郎二人が呑気にラブラブ抱き合うような状況には なりえないし、そしてそれはテレビで中継されたうえにスポーツニュースで 何度も繰り返し流され、翌日のスポーツ新聞の一面を堂々と飾ってしまうのですよっ ! そんなカミングアウトの仕方ってどうなんでしょう…。ビールかけだって ずっとテレビが中継しているのに優勝の立役者でもあるホームラン王を テレビが見逃すわきゃないのに、なぜお前達はそういつも無防備に エッチをするのですかっ!そんなにプロ野球界のおしどり夫婦と言われたいのかっ! そんなのはあの二人だけで十分でしょ!(出版社が違うからジパング軸も違うのか ?)
次の9巻は番外編を集めるそうですが、そこから新しい物語が生まれるかも しれないんですよね。10巻からの新章が始まるそうですが、誰の話と言ってないところが少し不安です。
★★★
フェネギー
うーん、なんだか今回ぼんやり読んでしまった。心踊るシーンがなかったなぁ。千堂 何もしてないね。二人の男対決を見守る明子姉ちゃんって感じだった。エロ好きの誘い受が売りの千堂なのだから、勝負を見守っていないでどかんと一発押し倒して おこうよ。あ、だめ?ストーリー的に無理?
★★☆



TOKYOジャンク(ひちわゆか)/青磁ビブロス・ビーボーイノベルズ

財閥の跡取り候補である柾は、叔父であり恋人である貴之と二人で暮らしている。勘違いから男専門のデートクラブにアルバイトに行ってしまった柾は、それをきっかけに麻薬取引がらみの犯罪に巻き込まれる。一癖も二癖もありそうなフリールポライターの草薙とともに、事件の真相に迫る柾だが…。書き下ろしは柾と貴之の出会いを描いた番外編。(J)


じゃあな

 この本を買ってしまったきっかけは後ろの粗筋です。別に私好みに「クールビューティーなエリートサラリーマンの受がモッテモテ!」とはどこにも書いていなかったのだが、「大好評のハイパーミステリー、番外編を加えてついにテイクオフ!」とあったのだ。テイクオフ!、テイクオフ!か…。ここはひとつ私もテイクオフ!…そんな気持ちでレジに持って行ってしまったわけだな。担当編集者に座布団をやってくれ。
 で、テイクオフ!した本作であるが、別に墜落もしなかった。ストーリーはちゃんとしてるし。ミステリーと言うよりは冒険小説みたいだったがな。ただ、ぶつぶつと寒い言葉を呟いているだけの貴之より草薙の方がどうも魅力的なのは問題があるかも知れないが。私なら草薙。ホモの気持ちはよくわからない。

★★☆
俺様
読み始め「貴之が本当は事件の黒幕で、柾は草薙とくっついて 事件を解決するのね」と思っていた。そして読み進むうち、 それがとんでもない誤解だとわかり、「えーっ?!」となった。 同級生の死によりある事件に巻き込まれる柾。もっとハラハラ ドキドキする事件かと思いきや、何ともあっさり解決してしまう。 つーか、事件の背景丸っきりなしってのでもミステリーとして 成立するんだと妙な感心を抱きました。最後までミステリー だったのは皆美が心中するぐらい矢島を愛していた事ぐらい だろうか。柾は草薙とHしておくべきだったな。



秘密のナゾテン(鹿住槙)/角川文庫・ティーンズルビー文庫

転校生の三木はハンサムだが、クラスの仲間と一言も口をきこうとしない変わり者。ついについたあだ名が「ナゾテン(謎の転校生)」。ナゾテンが気になる純也は、彼がクラスにとけ込める様にとあれこれ画策するが、実は三木には秘密があって…。(J)


じゃあな

 そうねちゃんがしきりと「鹿住はダメだ〜鹿住はダメだ〜」と呪文の様に唱えていたので、そうか、駄目なのか、と成り上がりシリーズ以外手を出さないでいたのだが、里中守の挿し絵につられて、ついふらふらと購入してしまった。
 だめ?そう?面白いよ。 かなり挿し絵マジック入ってるけど。多分これで七瀬かいが挿し絵だったりしたら「ぐはー」とか言ってるかも知れないけど。
ティーンズルビーという事で、Hは控えめだが、サクサク読める可愛い話。娘が生まれたらまずはこんなホモから始めさせたい(読ませるのか?!)
 
ところで何をされても一向に堪えていない当て馬の小枝先輩は、林先輩の親戚か何かだろうか。

★★☆
俺様
サクサクと読めた。エッチもあまりなく激しさを求める人には 向かないかもしれないが、ボーイズラブの最初の一歩には 向いているかも。しかし、どうしてこうも私好みではないのか。 学園物は好きなのだが、なんだかわかんないけど人気のある主人公というのにどうも魅力を感じない。 単に俺好みでないだけなのだろうが、どうも金八のドラマは 好きでも金八は嫌いなようなものだろうか?(どんなたとえだ?) 心の竪琴を弾く指ですら動かしたくないというのが正直な感想。 ところで私はずっとナゾテンをナゾデンと思っており、 転校生になぞらえているのにどうして「デン」なのか悩んでいた。 なので星は挿し絵と勘違い御祝儀も入れての評価です。
フェネギー
さーて読んだぞ、感想書こう、どれどれ誰が今までに書いていたのかな?と思って見 てみたらなんとPage1の中に埋もれてしまうくらい昔に回覧されたものだった。ごめ ん、私がいままで止めていました。さて、感想としてはですね、まあ面白くなくもな いけれど大人が読む物ではなかったって感じですか。中学生当時の自分に読ませた かった。攻の三木がちゃんと節度を保って無理強いしない所に好感が持てる。俗に言 う耽美系「真夜中の天使(栗本薫)」とか大人の男ライバル系「エロイカより愛をこ めて(青池保子)」ではなく、こういうまっすぐに明るいホモを読んで育てば私もも う少し健全で前向きな大人になれたのかもしれない…などとふと思ってしまった。 (でもホモ好きってところでもう違っちゃってる気がするが…)
★★



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